かねがね思っていたことだが。
世の中の乗用車の9割方MTからATに変わってしまった。
昨日、パーキング場から出ようとした車がゲートを壊し縁石を乗り越え公園の砂場で遊んでいた保育園児の中へ突っ込んだ。
園児を咄嗟にかばった保育士が骨折した。
死者は出なかった。
駐車場から出ようとした車の運転手はブレーキを踏んだら勢いよく走りだしたといっているようだ。
自分ではブレーキのつもりがアクセルだったのだろう。
たまに有料駐車場で見かける。
かつては友人であったがいまはほとんど無人だ。
料金を入れてバーを上げてもらい出庫する。
その料金収納機と車の間隔をうまくとれないのがいる。中途半端な位置で止めて手は届かない。
かといってドアを開けて車外に出るほどの隙間もない。
後続車がいなければバックしてということもできるが何台もつながっていれば手ごわい。
実際はどうであったか知らないが推測するにそんなことではないかと。
少し体を伸ばしたひょうしに足がブレーキペダルからアクセルに移った。
ただ、分からないのは料金の支払いが終わっていないことだろう。
収納されたら寸時を置かずバーが上がるはずだから。
本人もよく覚えていないだろう。
そこでだ。
AT車になってからこの手の事故が多い。
MTだと止まるためにクラッチでニュートラルにしなければならない。
この状態でいくらアクセルを踏みこんでも車は発進しない。
専門家はATでもパーキングに入れるかニュートラルにしブレーキを踏むことが必要といっていた。
でも料金所を出るのにそこまでするものは皆無だろう。
AT車特有のクリーピング現象について詳細を知っているものはいないだろう。
免許を取る時にそこまで詳しく教えないだろう。
私は、冬は交差点近く或いは停止の場合にゅうとらるにするようにしている。
ブレーキング時でもクリーピングで前へ押し出す力が働いているから。
ニュートラルにしたらともかくスピードは間違いなく落ちる。