新しい三本の矢

これまでの矢。

「金融緩和」＝財界への大盤振る舞い。国民生活無視。

「財政出動」＝異次元。

「成長戦略」＝これまた大企業のみが成長する戦略。

 

今回の三本。

「希望を生み出す強い経済」：大企業が希望を生み出す強い経済。

「夢をつむぐ子育て支援」：ポツダム宣言も詳らかに読んでない人間に言われたくない。

「安心につながる社会保障」：年金を削り、消費税の更なる増税。どこかの政党のキャッチフレーズのパクリ。

 

「誰もが家庭で職場で地域でもっと活躍できる１億総活躍社会」を作る。

誰もがの「誰」って一般の国民のことか？相変わらず主語が無い。

「１億総活躍社会」担当大臣を置く。主語も無いのに何する？

主語は大企業か？

---

 

今まで、何かというと「全国津々浦々」と言ってきたフレーズはどうした。

何が、どう、「全国津々浦々」になったのか？

云えることは、国じゅうで「死ぬまで派遣」社員でこき使われるようにしたこと。

更にいうなら、三年で正社員の僅かな希望の芽を非情に摘み取った悪辣さ。

 

「地方創生」は？

どの地方が創生の恩恵によくした？

震災復興は一向にはかどらず、災害が次々起こっても手を打とうとしない。

すべて財界が大儲けするための政治。

 

新しい三本？

１億総活躍社会？戦時中に云われた言葉。「１億火の玉となって戦争に勝つ」

「１億総活躍社会」担当大臣。何する？

 

耳障りのいい言葉を列挙し、そのウラでとんでもないことをやろうと企んでいる。

自衛隊を海外で戦わせ、いなくなった後釜に仕事の無い青年を送り出す構図。

「経済的徴兵制」ピッタリの言葉だ。

 

記者会見

適当なことばかりの記者会見。

手前味噌もいいところ。中谷は国会で野党の追及に耐えたで留任。

しどろもどろで留任か？たいしたことないな。

国連総会後に党人事と内閣改造。

まあ、仲良しグループでやってくれ。1500日でもめざして。

 

二階が、真っ先に総裁選支持を言ったら優遇される。

早い者勝ちか？とどまれる自信のあるやつは関係ないってな。

 

公明は相変わらず「軽減」で鬼の首とったように嬉々としているが？

はてさて・・・。

 

 

避難指示解除

豪雨による堤防決壊で避難している住民に対し、堤防の仮復旧が終えたので避難指示を解除した。

しかし、自宅に戻ったとて不自由ながらも寝起きするには程遠いのでは？

長期間水に浸かったままの住宅。跡片付けもさることながら、衛生面でどうなのか。

避難場所で掛かる経費を減らすため？

 

茨城県は、公営住宅を2年間無償で提供すると。

住宅ローンの支払い中の人が、2年間で新たなローンを組んで新居に住むことが可能か？

どれだけの人にそれが可能か？

ニュースの短いコメントでは詳細は見えないが・・・。

 

福島の原発被害の避難区域も解除された区域がある。

話によると避難に対する援助額の削減が目的とか。

実際、元の町が事故前の状態に戻っていないことは誰しもが判っていること。

周りに人気の無い街に戻っても安全な生活ができるか、夜ともなると不安が広がる。

 

台風の影響で汚染され除去した土砂が流され海へと。

汚染は低いものだから心配ないと。

はたしてそのまま信じられるか？

今までの態度から到底鵜呑みには決してできない。

 

 

 

今朝のニュース

安倍内閣がアベノミクスの実を結ぶ時期だとか。

子育て支援、福祉の充実など。

 

内閣誕生から1000日。今まで何やっていたのか。

戦争法案に血道をあげて。雇用が増えたといいながら実態はすべて非正規ばかり。

さらに「死ぬまで非正規」の法律を強行成立。

いまだに待機児童はそのまま。

どこまでも対米従属・財界いいなり。

哲学的にいえば「アメリカ帝国主義と日本独占資本」に忠実な下僕。

それが「自民党政治」の本性。

 

いくらきれいごとを並べてもアベノミクスは破綻済み。

と、多くの経済学者は見ている。

 

戦前・戦中の物言えぬ国。それが「取り戻す」といっている「日本」

一刻も早く打倒して真の「民主主義国」を作らねば。

焦ることなく、息長く、歩を止めずに、いつか必ず、今、目覚め、歩き出した国民の力。

甘く見ている連中に怒りの拳をふりおろそう。

 

 

作家のことば

最近の世相について語ったことば、二点。

一点は、日本特有の無責任体質。二点目は歴史認識の問題。

 

「原発事故のような、大変なことを起こしても誰も責任をとらない。

そういう社会は本当に気持ちが悪い。

にほんでは、大きなことほど責任が問われない。

太平洋戦争からずっとそうです。

戦争中の特攻作戦での犠牲や、憲兵による拷問、

戦後になって獄死した哲学者の例などを見ても、誰も責任をとっていない。

海外からは、日本は本当に不思議な国に見えると思います。

 

「教科書や学校教育への政府の圧力が強まっています。

本当の歴史を若い人に伝えていかなければ、日本は世界から取り残されてしまいます。

グローバル化といいながら、今になって東京裁判を否定するような教科書が

広がってしまうようでは、しようがない」

 

これらは、今、安倍政権が具現化しようとしている事柄である。

先にも紹介したが、経済的「徴兵制」もしかり。