人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

おつかい氏のマミさん 1 所見

2019-10-01 05:01:40 | MUGEN

 巴マミといえばGeros氏のものがとかく大会でとりあげられやすい。カラーでの性能強化がわかりやすいし、処刑用BGMつきの一撃必殺技も持ってるので動画映えしやすい(確率で自分がKOされることも含めて)。そして単純に勝負強いのでAI戦をやっても結構いいところまで行く。しかし結構前からヤッテヤルデスや美樹さやかでおなじみのおつかい氏が巴マミをリリースしているのはあまり動画で出てこない。なのでおつかい氏の巴マミについて語ろうと思う。

 おつかい氏の巴マミは、

 単純にかわいい
 へちょ化の他に勝利ポーズでコスプレのバリエーションも富んでる。なにより髪飾りと同じ形の花模様が、ジャンプや走っている時などにふわふわ出てくるのが実にファンシーだ。まどマギキャラとの掛け合いも緻密に設定されているので対戦相手になった時・タッグパートナーになった時など専用のセリフがある。AIもある程度タッグ用に設定(後ろで牽制の射撃を多くするなど)されている。

 大ダメージをとれる
 弱Pからのターゲットコンボ「ホーリーカデンツァ」が高ダメージのほか、ジャンプキャンセルができるのでエリアルコンボも強い。当て身のミラッジオで相手の攻撃に差し込みできるし、空中技のロンディーネはバージルの円陣幻影剣のようにコンボパーツとしてのつなぎや牽制にかなり使える。ブーキャン「マギアブート」もあるので何か刺さって追撃が厳しくても走って追いかけることが出来る。

 ゲージ技が強い
 1ゲージ技の設置技メテオリーテは範囲が広くディレイもかけられるので揺さぶりを掛けられるし、テンペスタは画面端などで当てれば立ち弱Kで拾ってエリアルコンボまで持って行ける。
 3ゲージのティロフィナーレは一撃必殺スイッチを1にしていれば大ダメージになるし、0のままでも基礎ダメージ460なのでコンボ補正がきつくなってもダメージリソースに変わりはない。
 ティロフィナーレスイッチをONにして数値を上げればさらにバリエーションのあるティロフィナーレを撃てる。2ゲージのソル・レヴァンテ(東の太陽)は発生36Fの激遅だがダメージは3ゲージTFと一緒くらいで、4ゲージのキャロ・ディ・ルナと5ゲージのガラッシアは試合を決める大技だ。

 空中での機動力が高い
 といってもGGのジャスティスみたいなのを求めてはいけない。空中ダッシュ・空中バックダッシュがある他、ジャンプ・ハイジャンプに空中ジャンプが1回可能で、その際に前後と直上に跳び分けができるので端に追い詰められてもハイジャンプから空中ダッシュで相手の上から逃亡することが出来る。
 通常のダッシュが若干遅く、バックステップはNA(通常打撃)に対して無敵が1Fあるものの根本的に移動距離を稼げないので、さながらGGの如く696や474入力で低空を最速で空中ダッシュするなどして動けるようになれば地上立ち回りにも強みが出る。

 防御性能が厳しい。
 ガード反撃がガーキャン攻撃しかない。ダウン受け身・前転・後転・避け、のほかブロッキング・チャンスメイクといった受け流し系統のシステム、サイクバースト・メタ反論という喰らい抜けもない。623で入力するような対空技もないので地対空の切り返しがほぼない。そして頼みのガーキャン攻撃は密着状態だと当たらないこともある。
 無敵も基本1Fで、ティロフィナーレの各種に最大24F入るくらい。その無敵も打撃のみなので飛び道具・投げは素通しするのでそれらが来たら避けるかガードするしかない。そしてそのガードもアドバンスガードのようにplayerpushしたりジャストディフェンスのようにちょっと回復するとかそういうのもない普通のガードなので、ゲージがなければガーキャンで脱出できず、したとしても避けられたりすぐ突っ込まれたりすると無駄打ちになってしまう。

  リボンに喰らい判定がある。
 必殺技のレガーレは地上立ち・しゃがみの相手にヒットしたら70F拘束するリボンを放つ技で、強入力だとp2bodydist240くらいまで届く拘束技だが、ビリーカーンの三節棍のごとく喰らい判定があるので、場合によっては素振りに殴られることもある。

  ゲージ依存が高い。
 ゲージ回復をある程度行うスイッチがあるものの、それを踏まえてもガードキャンセル攻撃・マギアブートで1ゲージ使うほか、TFスイッチが高いほど大技に対してのリソース(最大5ゲージ)を割かないといけないのでゲージ管理がとても重要。
 その上で必殺技は牽制射撃「ティロ・ヴォレー」の地上・空中、当て身の「ティロ・ミラッジオ」、円陣幻影剣の「ティロ・ロンディーネ」と直接打撃につながる技がなく、「ホーリーカデンツァ」は始動の弱Pが発生14Fと生当てはほぼ無理なので結局ノーゲージでは地上コンボ→JC→レガーレ→空中コンボに終始する。
 マギアブートもただキャンセルして攻めに使うだけでなく、必殺技の硬直を外すときに使う機会も多い。
 というのも、まず「ティロ・ヴォレー」は地上空中共に静止時間が長めで、特に地上版は見てからハイジャンプみたいなので飛んで攻撃とかされると普通に負ける。結果敵が飛んで攻撃したら、体力と攻撃力の関係を考えて1ゲージ使って逃げるということも勝つ為に必要になる。
 当て身の「ティロ・ミラッジオ」も当て身としては特殊で、通常打撃・通常飛び道具・必殺飛び道具を捕る。つまり波動拳は取れるが昇竜拳は捕れない。この当て身もtimerfreezeを使いながらスローを再現しているので、例えば移動しながら飛び道具を撃つとかだと返し技の部分が避けられてしまうこともある。当然投げに対して無防備なのでミラッジオをやってしまったら喰らうしかない。これを解除して逃げるためにブートの必要性ができたりする。
 またマミさんの前移動速度が一番速いのがこの前入れマギアブート。走って追いかけるのは最も遅く、空中ダッシュがその次、ハイジャンプ前が普通は一番早い。がジャンプの高度も高いので山なりの軌道でのけぞる敵を追いかけるというのはとても厄介。その点マギアブートなら綺麗に平行に9/F移動するので一番早く近づくならゲージを払う必要がある。つまり必殺技とりわけミラッジオは何も出さないのでこういう移動に向いているので、<ミラッジオ→メテオリーテとかロンディーネとか銃が当たって敵がのけぞる→走ればのけぞり終了>という状況で体力差がゲージを払っても着実にとどめをさしたい場合には選択肢として太くなる。とにかくマミさんの防御性能が貧弱なので、ゲージを抱え落ちさせるなら攻め手の機会を待つだけでなく逃げたり打撃で追撃したりするときも1ゲージけちらないことが重要。そうでなければラウンドを取れない。

  

 攻めてコンボ完走すれば強く、受けに回ると弱いという難しさがある。それでもおつかい氏のマミさんはとても魅力的なのでちゃんと使えば強いですよ。”ちゃんと使えば”っていうのは適切な対戦相手と戦わせればという意味でも。



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