ニャン氏の事件簿 松尾由美 著 創元推理文庫
この作品は推理小説ですが
非現実的なファンタジー要素が入った面白い作品です。
数々の難事件や不思議な出来事を、解決に導くのは
実業家の「アロイシャス・ニャン氏」
趣味として執筆活動もしているペンネームは
「ミーミ・ニャン吉♂」
はて?どこかで聞いたことのある、ネーミングですよね~ww
名前が示す通り彼は、人間ではなく「ねこ」なのです。
ですから、話す言葉は人間の秘書が通訳する、といった流れとなります。
初めは、猫が話している態で、秘書が自分の考えを述べてるのかな~と
思ったのですが、話が進むにつれ、どうしても
アロイシャス・ニャン氏が、指示していると思わされる場面が多々あり
猫好きには、面白いストーリーです
(ネコの言葉がわかるって、とてつもなく羨ましいです)
他には
「ニャン氏の童心」「ニャン氏のクリスマス」が
文庫本として出版されています。
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