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クマの話

2010年12月16日 | 思うこと
このところ、「クマ出没」のニュースを聞かなくなり、ほっとしています。
無事、冬眠の準備はできたのでしょうか・・・。
クマによる被害が、しばしば報道されていた頃、とても胸を痛めていました。
被害に遭われた方は、ほんとうにお気の毒。
でも、クマだって、好きで里に降りてきているわけではないし、
不幸な出会い方さえしなければ、クマは決して人を襲わないのです。
そんな時、「日本熊森協会(←クリックするとHPにリンクします)」という団体が出している冊子を、
友人からいただきました。
そして、私も、協会にお願いして、冊子が今日、50冊届きました。
おともだちのみなさま、この冊子差しあげます。
ぜひ、読んでください。



クマの生息数は、朝日新聞の調査によると、全国で、1万6千頭~2万6千頭。
ツキノワグマは、九州では、もう、絶滅していると言われており、生息数が少ない16都府県では、
「絶滅危惧種」に指定されています。
でも、今年度、すでに、3千頭が、捕殺されているのだそうです。
日本の奥山の広大な部分が、スギやヒノキの人工林に変わっていて、そもそも、動物たちの、
住みか、食べ物が、少なくなっているのです。
なんとか、動物たちが住むことのできる森を、取り戻したい・・・。
森について書かれているところを、抜粋して記します。

私たちの祖先が、残してくれていた広葉樹の自然の森・・・この森からは1年中、大量の水が
こんこんと湧き出ていました。広葉樹の大量の落ち葉をくぐって森の中にいったんしみこんだ雨水は、
何十年後かに湧き水として出て来ます。その時は、もはや元の雨水ではなく滋養たっぷりの水になっており、
この水を使って農業をすると農作物がよく育ちます。清らかなこの水は都市の水源となり、
工業用水となって日本の工業を支え、海に流れていっては藻を育てて豊かな漁場を作り、
魚介類を増やしていったのです。
もし、日本の奥地を、今のように行き過ぎた開発と人工林で荒らしたまま放っておけば、近い将来、
次々と森は崩壊し始め、かって森を失った文明が全て滅びたように、湧き水を失って全産業が衰退し、
日本文明が滅びてしまう・・・
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
冊子、読みますよ! (kiddymama)
2010-12-17 10:44:49
動物も植物も絶滅に追いやる人間の営みって何だろうと思います。自分には何もできないと思わずに、せめて関心を持ち続けることが大事なんですね。さかなクンの快挙もありました。
嬉しいニュースです。
返信する
kiddymamaさま (jodiemama)
2010-12-17 23:51:00
冊子、月曜日に、夫に持って行ってもらいますね。
ほんとうに、自分に何ができるか分からないけど、
いろんなことに、アンテナは、張っていたいですね。
返信する

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