マツヨイグサ |
俳画 今日の花「マツヨイグサ」。花言葉「移り気」
題字「移気」
題字「移気」

アカバナ科。多年草。
原産地は、南アメリカ・チリ。
日本への渡来は、幕末のころとされています。
その後、昭和のはじめごろには、
日本各地の河原などで繁殖するようになった「帰化植物」です。
高さは、50~90センチ。
花期は、7~8月。
昼間は開かない花は、直径5センチほどの黄色。
月明かりによく栄える姿です。
しぼむと赤っぽくなるのが特徴。
一回り大きな花を咲かせる「オオマツヨイグサ」との違いは、
しぼんだ時の色、なんですね。
「大松」・・・ならぬ「オオマツ」は、
しぼんでも赤くなりません。
竹久夢二や太宰治が愛でた花は、
「オオマツヨイグサ」であっただろうとされています。
ちなみに、こちらは北アメリカが原産。
なお、「ツキミソウ」の名で呼ばれることもありますが、
正確には、白い花を咲かせる別種。
他にも、
「コ(小)マツヨイグサ」
「メ(女)マツヨイグサ」
「アレチ(荒れ地)マツヨイグサ」
「ヒルザキツキミソウ」
・・・などなど、類似品、じゃなかった、ご親戚がたっくさん!
見分け方云々は色々あるようですが、
「いいじゃないの、美しければ。
どれにしようかな~」・・・なんて、
ついつい「移り気」にも、なってしまいますです。
「文章協力:中村クーミン メールマガジン
『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』