長らく履いたホーキンスのトレッキングシューズだいぶへたってきたのでキャラバンの型落ちC1を安く買ったけれどなかなかおろすチャンスがありませんでした.
たまたま来週伊豆大島ジオパーク研究会(ジオ研)の三原山フィールド活動があるので事前の足慣らしを兼ねて昨日軽く歩いてきました.今回行ったところは三原山のカルデラが形成(約1700年前)される前の側噴火によってできた愛宕山と三峰山です.愛宕山は山腹に京都の愛宕神社の分社である愛宕神社があり,迦具土神(かぐつちのかみ)が祀神です.我々にはおなじみの秋葉神と同様の火防の神だそうですが,古事記では生まれるとき全身炎に包まれており,その折の火傷がもとで母であるイザナミは死んだと記されているなんとも剣呑な神様です.
前年モデルのキャラバンC1-SP.これだけ目立てば遭難時見つけてもらいやすい??
母校越しに見える丘が愛宕山.1700年ほど前に一回の噴火でできたスコリア丘です.
登山道入り口 天気予報は時々雨でしたが短い行程なのでブーニーハットにしました.長時間にわたる道程が見込まれるときはゴアテックス製のレインハットを被ります.
防空陣地に最適な地形だったので山体にはWW2時の防空壕や散兵壕が多数残っているそうです.記録はありませんが山頂には対艦砲か高射砲がほぼ確実に設置されていたことでしょう.
200段ほどありました.
質素な祠ですが銅板葺きです.
最近手入れされた様子はないですが木陰の登山路は雑草が生えないようです.
頂上の日の差す場所は雑草だらけ.
大島空港は2002年にジェット化に対応するため滑走路延長工事が施されました.その際山体の制限表面に掛かる部分をそぎ落としました.このため滑走路側は現在も大木がなく視界が開けています.
下山はもう一本のルートを使いました.木陰が少ないため雑草が多いです.9月の声を聞くとジョロウクモの巣が突然多くなります.彼女たちも真夏の暑さは苦手なのでしょうか.
山頂に設置されている航空標識灯へのケーブルが見えます.
登り口に着きました.
時間があったので近くにあるもうひとつのスコリア丘,三峰神社にも登ってみました.案内板によると愛宕山よりは古い年代にできた側火山だそうです.
道路わきの小高い丘の神社なので火山に登るというような趣はまったくありません.
往古に海岸に流れ着いた地蔵像を付近にまつっていたようですが祠をこの丘に遷したときには神社になっていたようです.平成16年に新たに穂穂手見命(ホホデノミコト)を合祀したそうです.穂穂手見命は富士山の神体「木花咲耶姫」の子供で別名は山幸彦.
神社の木立の間から先ほど登った愛宕山が見えます.制限表面確保のために施した工事の跡が見えます.
今回登った愛宕山は海抜120m,三峰にいたっては60mほどで登山と呼ぶのははばかられる高さですが,この島に生まれて50余年,初めて登りました.どちらもかつて短時間のうちに三原山の側噴火で形成されたスコリア丘です.表面こそ黒土で雑木林や,針葉樹林ですがちょっと掘れば玄武岩組成の赤ジャリの山です.往時を想像するととても興味深いです.三原山を囲むようにいくつも存在するこれらの寄生火山のレポートを機会があればまたしてみたいと思いします.
たまたま来週伊豆大島ジオパーク研究会(ジオ研)の三原山フィールド活動があるので事前の足慣らしを兼ねて昨日軽く歩いてきました.今回行ったところは三原山のカルデラが形成(約1700年前)される前の側噴火によってできた愛宕山と三峰山です.愛宕山は山腹に京都の愛宕神社の分社である愛宕神社があり,迦具土神(かぐつちのかみ)が祀神です.我々にはおなじみの秋葉神と同様の火防の神だそうですが,古事記では生まれるとき全身炎に包まれており,その折の火傷がもとで母であるイザナミは死んだと記されているなんとも剣呑な神様です.
前年モデルのキャラバンC1-SP.これだけ目立てば遭難時見つけてもらいやすい??
母校越しに見える丘が愛宕山.1700年ほど前に一回の噴火でできたスコリア丘です.
登山道入り口 天気予報は時々雨でしたが短い行程なのでブーニーハットにしました.長時間にわたる道程が見込まれるときはゴアテックス製のレインハットを被ります.
防空陣地に最適な地形だったので山体にはWW2時の防空壕や散兵壕が多数残っているそうです.記録はありませんが山頂には対艦砲か高射砲がほぼ確実に設置されていたことでしょう.
200段ほどありました.
質素な祠ですが銅板葺きです.
最近手入れされた様子はないですが木陰の登山路は雑草が生えないようです.
頂上の日の差す場所は雑草だらけ.
大島空港は2002年にジェット化に対応するため滑走路延長工事が施されました.その際山体の制限表面に掛かる部分をそぎ落としました.このため滑走路側は現在も大木がなく視界が開けています.
下山はもう一本のルートを使いました.木陰が少ないため雑草が多いです.9月の声を聞くとジョロウクモの巣が突然多くなります.彼女たちも真夏の暑さは苦手なのでしょうか.
山頂に設置されている航空標識灯へのケーブルが見えます.
登り口に着きました.
時間があったので近くにあるもうひとつのスコリア丘,三峰神社にも登ってみました.案内板によると愛宕山よりは古い年代にできた側火山だそうです.
道路わきの小高い丘の神社なので火山に登るというような趣はまったくありません.
往古に海岸に流れ着いた地蔵像を付近にまつっていたようですが祠をこの丘に遷したときには神社になっていたようです.平成16年に新たに穂穂手見命(ホホデノミコト)を合祀したそうです.穂穂手見命は富士山の神体「木花咲耶姫」の子供で別名は山幸彦.
神社の木立の間から先ほど登った愛宕山が見えます.制限表面確保のために施した工事の跡が見えます.
今回登った愛宕山は海抜120m,三峰にいたっては60mほどで登山と呼ぶのははばかられる高さですが,この島に生まれて50余年,初めて登りました.どちらもかつて短時間のうちに三原山の側噴火で形成されたスコリア丘です.表面こそ黒土で雑木林や,針葉樹林ですがちょっと掘れば玄武岩組成の赤ジャリの山です.往時を想像するととても興味深いです.三原山を囲むようにいくつも存在するこれらの寄生火山のレポートを機会があればまたしてみたいと思いします.
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