息子の卒業式が終わり,取り分けあわただしかった今年の春は一段落のはずだったのですが気になる出来事が起きてしまいました. 高校入学以来30年余り付き合いの続く同級生の友人が,くも膜下出血で入院してしまったのです.手術後そろそろ2週間が経過しますがいまだに意識が回復しません.彼は根っからのスポーツマンで日常生活の端々から楽しみを見つけるのが本能的にうまく,友人の多い男です.生来の運動オンチで理屈好きのワタシとは落語「長短」のありように似た気の合いかたで,何年かぶりに会っても昨日のつづきのように会話を交わせる,ワタシにとって数少ない人物です.共通の友人たちと会うと「なんであいつが・・・」という思いを交し合うのが最近の合言葉のようになってしまいました.年齢相応にいろいろと見聞きしているので,この状況から派生する困難はある程度想像がつきます.こと健康に関することは親しさの程度でどうなるものでなく,つまるところ本人や家族で立ち向かっていかざるを得ません.なんとか全快してくれることを祈るばかりです.
ここ何年か,身近な人物が成人性の疾病に倒れる経験を続けてしています.
社内の先輩の頚動脈瘤破裂による急逝,年少のPTA仲間の急性脳梗塞による長期入院.いずれも平穏な日常からの突然の暗転でした.これらの疾病は生活習慣による発症頻度の多寡はあるにせよ100パーセント回避はできない病です.事実,件の同級生も飲酒とは無縁の下戸でした.かくなるうえは折り返し点をかなり過ぎた残りの人生,いつ何時倒れても悔いなきよう日々生きるしかない・・・もっとも,そう言いながら怠惰に流され不本意な毎日を過ごすのがこれまた人の常. そんなことを百も承知でこんな文でも掲げておきましょうか.
一、至誠に悖るなかりしか
一、言行に恥づるなかりしか
一、気力に欠くるなかりしか
一、努力に憾みなかりしか
一、不精に亘るなかりしか
本当にそう思うのであれば、身辺整理をしておく必要があるのではないでしょうか・・・?
第二の人生(おまけの人生)をどう過ごすか。
心残りのない、やりたい事は何なのか・・・
少しずつ見つけてみなければ・・・
うーん,耳が痛い.今でも身の回りの(他人様から見れば)ガラクタはドンドンたまる一方だもんねぇ. 中学生の頃やりたくても小遣いがなくて出来なかったことを今になってやっている感じの趣味ですから.。. 他にもやりたいこといっぱいでドンドン複雑化進行中です.(^^ゞ
島に住んでるとあまり人間関係は複雑化しないのでそちらはあまり気にかけなくても良いし内地の知り合いとは自然と縁遠くなっていくのでそちらはいくらかラクかな.
国語系のインテリの人たちからは論語のパクリであると指摘されていますが,なかなか味わい深い言葉だと思うので掲げておきました.
現実は現実として如何ありたいか,果たせぬながら目標を置くのも良いかと・・・