増えたり減ったり…大和・山田五郎・キリ・ラン・リル・ぷー子
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ババが死んだ翌日

その日は朝から雨が降り続いていた。





お客様宅で猫の世話を終え

車を置いたコインパーキングへ向かう途中

かすかに子猫の声が聞こえた。



探すとマンションのベランダの下に白いタオルが敷かれ

小さな子猫が1匹動いていた。

明らかに人間による遺棄だ



柵に囲まれて容易に入ることはできない



該当の部屋と両隣のチャイムを鳴らしたが

どこも留守だった。



仕方ない



柵をよじ登り子猫を取り上げると

「ぴーっ!ぴーっ!」

元気だ!



生後10日から2週間ほど

目が開いたばかりの子猫





まだまだゴールデンウィーク前半

乳飲み子の面倒をみる時間はない

無理をしたらこの子を死なせてしまう



まず愛護センターへ電話

事情を説明しGW明けに引取るからと約束し

遺棄猫として管轄の警察署へ連絡



生後2週間の子猫が遺棄されていると言うと

「そういった場合の対応を確認して連絡します」

「生後2ヶ月の子猫ですねー」

こちらの名前を聞くこともなく

まったくやる気がない



※以下、心の声



2ヶ月ちゃうわ!2週間じゃ!

こっちは次の仕事に行かないかんのじゃ!

早くミルク飲ませてやらんと!

早よせーや!



イライラしながら待つこと15分



電話をしてきたのは愛護センターの職員だった。

普段接する職員さんがいる愛護館ではなく

管理棟の番号からだった。



警察から連絡を受け

私がボランティア登録している人物だとは知らずに…



母猫が近くにいるかもしれない

1日そのままで様子をみてください




はぁ!?

母猫が地面にタオルを敷き

動かないよう言い聞かせて置いて行ったとでも?



これは明らかに人間による遺棄だ!

こんな雨の中生後2週間の子猫を放っておいたら死んでしまう!

そんなことぐらいわかるよね!




すると返ってきた言葉は



でもマニュアルが…



ブチッ!




もういい!あんたなんかには頼まん!



そう言って電話を切った

やる気のない公務員とやりとりする時間などない



いざとなったらミルクを持ち子猫を連れて動く覚悟で

とりあえず自宅へ向かった



自宅に到着する直前

こんどは警察の生活安全課から電話がかかってきた

先ほどの人物とは違い親切な対応だ



が、早くミルクを飲ませたいし仕事も忙しい

既に遺棄現場を離れてしまったし戻る時間もない

そう説明すると近くの交番から警官を差し向けてくれた





いろいろと文句を言いまくったが

結果、子猫は警察を介してセンターに収容された。





GW最終日の6日夕方

子猫を迎えに行った。





私が保護した子猫





1匹だったはずが





3匹になって帰ってきた



1匹でも3匹でも手間はそんなに変わらんでね。。。



子猫はいつ急変してもおかしくない

今まで嫌というほど思い知らされてきた。

また恐怖の日々の始まりだ。





しっかし腹が立つのは!

最初警察に電話したとき対応した人物

そして私に電話してきたセンターの職員

こんな奴らがいるから

『お役所仕事』という言葉がなくらんのだ!

一生懸命仕事している人もいるのに

子猫の命を助けようと必死になっている相手に

「マニュアルが」なんて言葉を発するな





子猫を迎えに行ったとき確認したら

該当の職員は移動でセンターへ来たばかりらしい



「雪が降る日でも同じこと言える?」

そう伝えてもらうよう愛護館の方に話してきた。



子猫を死なせる気か





  





良くないことは続けて起こる



ナオがこんどは…





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