増えたり減ったり…大和・山田五郎・キリ・ラン・リル・ぷー子
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昨日外へ出たのは朝のゴミ出しのみ



1日自宅に引き籠り



溜まりに溜まった事務仕事をこなしながら



いろいろ考えた すず でございます。





  





治療の甲斐あってナオの目はほぼ元通り



よーく見るとまだ若干色が違うけど



超元気なやんちゃ姫に戻った。





ところが

ババが亡くなったあたりから

恐れていたことが…





腎臓からお腹に出した2本の尿管のうち

一方から尿が出ていない。





元々もう一方に比べ

半分ほどの量しか出ていなかった。





獣医師から

「出なくなったら手術かな」

そう言われていた。





正直

こんなに早く、しかもこのタイミングで

その日が来るとは思っていなかった。





4日の受診で獣医師は

「本来なら即手術だけど」

「ナオちゃんすごく元気だよね」





そう…

ナオは超元気だ。





麻酔をかけてお腹を開き

また暫く入院生活





保護時の内臓のダメージを考えると

健康な猫のように長生きはできない子。





そのナオにまた

入院生活を強いることがいいのか悪いのか…





獣医師もためらっている様子だったし

私もすぐに返答することはできなかった。





ねぇねぇ、ナオ。

アナタはどうしたい?





ちゃんと話聞いてる?







パソコンは食べることできんよ

しかもそれ、仕事用の大事なパソコンだし







いやいや!

そっちのパソコンもダメですよ





明日の診察でもう一度

獣医師とよく相談してみよう。





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ババが死んだ翌日

その日は朝から雨が降り続いていた。





お客様宅で猫の世話を終え

車を置いたコインパーキングへ向かう途中

かすかに子猫の声が聞こえた。



探すとマンションのベランダの下に白いタオルが敷かれ

小さな子猫が1匹動いていた。

明らかに人間による遺棄だ



柵に囲まれて容易に入ることはできない



該当の部屋と両隣のチャイムを鳴らしたが

どこも留守だった。



仕方ない



柵をよじ登り子猫を取り上げると

「ぴーっ!ぴーっ!」

元気だ!



生後10日から2週間ほど

目が開いたばかりの子猫





まだまだゴールデンウィーク前半

乳飲み子の面倒をみる時間はない

無理をしたらこの子を死なせてしまう



まず愛護センターへ電話

事情を説明しGW明けに引取るからと約束し

遺棄猫として管轄の警察署へ連絡



生後2週間の子猫が遺棄されていると言うと

「そういった場合の対応を確認して連絡します」

「生後2ヶ月の子猫ですねー」

こちらの名前を聞くこともなく

まったくやる気がない



※以下、心の声



2ヶ月ちゃうわ!2週間じゃ!

こっちは次の仕事に行かないかんのじゃ!

早くミルク飲ませてやらんと!

早よせーや!



イライラしながら待つこと15分



電話をしてきたのは愛護センターの職員だった。

普段接する職員さんがいる愛護館ではなく

管理棟の番号からだった。



警察から連絡を受け

私がボランティア登録している人物だとは知らずに…



母猫が近くにいるかもしれない

1日そのままで様子をみてください




はぁ!?

母猫が地面にタオルを敷き

動かないよう言い聞かせて置いて行ったとでも?



これは明らかに人間による遺棄だ!

こんな雨の中生後2週間の子猫を放っておいたら死んでしまう!

そんなことぐらいわかるよね!




すると返ってきた言葉は



でもマニュアルが…



ブチッ!




もういい!あんたなんかには頼まん!



そう言って電話を切った

やる気のない公務員とやりとりする時間などない



いざとなったらミルクを持ち子猫を連れて動く覚悟で

とりあえず自宅へ向かった



自宅に到着する直前

こんどは警察の生活安全課から電話がかかってきた

先ほどの人物とは違い親切な対応だ



が、早くミルクを飲ませたいし仕事も忙しい

既に遺棄現場を離れてしまったし戻る時間もない

そう説明すると近くの交番から警官を差し向けてくれた





いろいろと文句を言いまくったが

結果、子猫は警察を介してセンターに収容された。





GW最終日の6日夕方

子猫を迎えに行った。





私が保護した子猫





1匹だったはずが





3匹になって帰ってきた



1匹でも3匹でも手間はそんなに変わらんでね。。。



子猫はいつ急変してもおかしくない

今まで嫌というほど思い知らされてきた。

また恐怖の日々の始まりだ。





しっかし腹が立つのは!

最初警察に電話したとき対応した人物

そして私に電話してきたセンターの職員

こんな奴らがいるから

『お役所仕事』という言葉がなくらんのだ!

一生懸命仕事している人もいるのに

子猫の命を助けようと必死になっている相手に

「マニュアルが」なんて言葉を発するな





子猫を迎えに行ったとき確認したら

該当の職員は移動でセンターへ来たばかりらしい



「雪が降る日でも同じこと言える?」

そう伝えてもらうよう愛護館の方に話してきた。



子猫を死なせる気か





  





良くないことは続けて起こる



ナオがこんどは…





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10日間のゴールデンウィークは

ほぼ仕事ばかりで終わった。



その間

いろんなことが起こって



気分は沈んだままの すず でございます。





  





4月29日の昼



ババが亡くなった。







ナオのオムツ交換のため

帰宅したわずかな間に

ババは何度か痙攣を起こし

病院へ行こうと思う間もなく

私の腕の中で息を引取った。



人間の勝手な解釈かもしれないが

私を待っていてくれたのだと思っている。



ババの亡骸の上に乗って動かないキリ





夜になってもババの上にいた





ババ…重くないかい?



毎日薬を飲むのは嫌だったよな。

毎日の点滴も嫌だったよな。

よく頑張ったね。

楽になったね。



お疲れさん。

ウチに来てくれてありがとう。





そしてその翌日



私の前にこの子が現れた。





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