出だし「恒例」のネタで恐縮ですが、岸田さん、臨時国会に大臣など「特別職(国家公務員)」の給与を引き上げる法案を出して、ネットで大顰蹙をかってるみたいですけど、これ、何というのか、いかにもタイミングが悪いですよね。一緒に自衛官や国会職員の給料が上がるんだから、個人的にはまあいいのでは……とも思いますが、さすがに後ろめたいのか、総理大臣職の分の3割は国庫に返納するとか言い出す始末。そう言えば、マイナカードの混乱の責任をとって(これも閣僚分の)給料3ヶ月分を自主返納するとか言ってた所轄大臣もいましたけど、彼らにとっては、こんなの微々たる額なんでしょう。競馬で当たればすぐだもん……。ねえ、岸田さん(笑)。
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今日は土曜の京都GⅢファンタジーSを検討してみます。12月のGⅠ阪神JFの前哨戦ですが、距離が1400と本番より少し短いこともあってか、一昨年のナムラクレアやママコチャのような後にマイル以下でGⅠを狙える馬が出てくるような印象のレースです。岸田さんの返納分くらいの好配当になるかどうか(笑)、早速見ていきましょう。
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KBS京都賞ファンタジーステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年11月4日京都11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
昨日と同じく2歳戦ですので、まず、持ち時計からです。
1)持ち時計
過去10年はすべて良馬場ですが、2020~22年の3年間は阪神で施行されています。まあ、大差ないとみなして、この3年を含めた過去10年のデータをもとにすると、勝ち時計の平均は1分21秒44、上がり脚の平均が34.33秒です。一番速い年は、メイケイエールが勝った2020年で時計は1分20秒1(上がり34.5)、これに次ぐのが、2019年、レシステンシアの1分20秒7(同34.9)です。今回が同程度のメンバーであれば、1分20秒台、上がり34秒台前半くらいの時計が出るかもしれません。今回の出走馬の前走の時計と上がり脚を並べてみます(〇数字は人気順)。
・イツモニコニコ 23/09/17阪神 良 未勝利 ⑤1着 1分21秒2 35.8
・カルチャーデイ 23/09/02小倉 稍 新馬 ④1着 1分10秒1 35.9
・キャプテンネキ 23/10/09京都 重 りんどう賞 ⑤1着 1分22秒9 35.5
・キャンシーエンゼル 23/09/03小倉 良 小倉2歳S ④3着 1分08秒9 35.2
・クイックバイオ 23/09/16阪神 良 ききょうS ②1着 1分21秒5 34.4
・クリノハレルヤ 23/07/01中京 重 新馬 ①1着 1分10秒5 34.5
・シカゴスティング 23/08/13小倉 良 フェニックス①1着 1分10秒3 34.6
・シュークリーム 23/10/15京都 重 新馬 ⑤1着 1分10秒0 33.8
・セントメモリーズ 23/09/16阪神 良 ききょうS ③2着 1分21秒6 34.1 *京王杯も登録
・テラメリタ 23/08/20札幌 稍 クローバー ①4着 1分33秒4 37.1
・ドナベティ 23/09/03札幌 良 すずらん賞 ②1着 1分10秒4 35.1
・バロン 23/08/13新潟 良 未勝利 ②1着 1分22秒2 35.6
・ヒヒーン 23/08/27新潟 良 新潟2歳S ⑤8着 1分34秒9 34.6
・ピューロマジック 23/09/02札幌 稍 未勝利 ①1着 1分09秒8 35.1
・ワイドラトゥール 23/10/15新潟 良 新馬 ①1着 1分35秒5 34.5
過去3年の3着以内馬の前走の時計も並べてみます(頭の□は着順です)。
<22年>
1⃣⑩リバーラ 22/08/14新潟 稍 未勝利 ⑦1着 1分09秒1 34.9
2⃣②ブトンドール 22/07/16函館 稍 函館2歳S ④1着 1分11秒8 36.6
3⃣⑤レッドヒルシューズ 22/10/08阪神 稍 新馬 ②1着 1分36秒5 34.3
<21年>
1⃣②ウォーターナビレラ 21/10/03中山 良 サフラン賞 ⑥1着 1分35秒8 33.6
2⃣①ナムラクレア 21/09/05小倉 良 小倉2歳S ④1着 1分07秒9 33.9
3⃣③ママコチャ 21/10/24阪神 良 未勝利 ①1着 1分20秒9 34.9
<20年>
1⃣②メイケイエール 20/09/06小倉 重 小倉2歳S ②1着 1分09秒6 35.1
2⃣⑨オパールムーン 20/08/01札幌 良 新馬 ④1着 1分29秒4 34.9
3⃣⑤ラヴケリー 20/08/23札幌 良 クローバー ②2着 1分29秒6 35.2
前走重賞組にそれほどのインパクトがある馬がいません。ここはききょうS組の2頭、クイックバイオとセントメモリーズ(*東京の京王杯2歳Sも登録)に、重馬場の新馬戦で33.8の上がり脚だったシュークリームの潜在力を評価して、押さえておこうと思います。
2)血統
それほど傾向が強く出ているとは思いませんが、やはり父ディープインパクト系(ミッキーアイル)、間口を広げて父サンデー系の強さはやはり目に付きます。今回の出走馬で、ディープインパクト系なのは、テイエムチュララン(父リアルインパクト)、ドナベティ(父リアルスティール)の2頭で、範囲をサンデー系の父にまで広げれば、キャプテンネキ(父ダイワメジャー)、セイウンデセオ(父ヴィクトワールピサ)、ヒヒーン(父ジャスタウェイ)などが該当します。いずれも人気上位にはならない感じです。
3)JRAホームページのデータ分析:1400m以下
JRAのホームページのデータ分析では、①前走2着以内馬、②距離短縮馬、③460㌔以上、④2勝馬は意外にあてにならない、などをポイントとして挙げています。
(データ分析:KBS京都賞ファンタジーステークス 今週の注目レース JRA)
今回、上の4項目をすべてクリアする馬は見当たりませんが、①・③・④に該当するのは、イツモニコニコ、セントメモリーズ、バロンの3頭です。
東京の京王杯2歳Sと登録がダブっているので、こちらに出てくるかどうかわかりませんが、条件的に浮上するのは、セントメモリーズだと思います。あとは同馬に前走ききょうSで勝っているクイックバイオ、前走が良馬場でないので評価が難しいのですが、シュークリームとピューロマジックあたりは、けっこうやれるのではないかと思っています。今のところ、この4頭に目印をつけて、追い切り情報を待つつもりでいます。
ということで、明日は追い切り情報を集めてさらに検討を詰めてみたいと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今週も半ばを折り返しました。今日も一日がんばりましょう。