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レース展望と回顧、馬券術について

20250304(火) フィリーズレヴューの展望

2025-03-04 | 展望
 まとまった降雨はいつ以来かと思っていたら、雨じゃなくて雪になりましたねぇ。暖かだったのに一転して冬に逆戻りです。寒い、寒い……。
 今日は桜花賞トライアルの第二弾、阪神のフィリーズレヴューを検討してみます。近年二桁人気の馬が馬券に絡む傾向ですので、穴馬を外さないようにしないと……。持ち時計や過去10年の傾向などを見ていきます。
 
 
 
1)持ち時計上位
 去年このレースを勝って本番の桜花賞で⑨人気5着だったエトヴプレの時計は、1分20秒1(上がり35.1)でした。過去4年(良馬場)の勝ち時計の平均は1分20秒35(同34.95)です。3年前にここを2着から桜花賞で3着だったナムラクレアが1分19秒9(同34.4)でしたので、今回も晴・良馬場なら1分20秒前後、20秒を切れば本番でも有望というところでしょう。持ち時計でこのレベルに近い馬を見てみると、以下のとおりです。〇数字は単勝人気順)。
 
 ネーヴェフレスカ  07/28新潟 未勝利    ④2着 1分20秒9 35.3
 リリーフィールド  10/13京都 もみじS   ④1着 1分21秒2 35.4
 ランフォーヴァウ  10/06京都 未勝利    ③1着 1分21秒3 34.5
 インブロリオ    01/18中京 紅梅S    ⑨2着 1分21秒4 35.0
 ボンヌソワレ    10/14東京 未勝利    ②1着 1分21秒7 33.6
 チェルビアット   10/08京都 新馬     ②3着 1分21秒8 34.7
 ルージュラナキラ  12/07中京 つわぶき賞  ⑦1着 1分21秒9 35.1
 キャッスルレイク  01/18中京 紅梅S    ④6着 1分21秒9 35.6
 ダンツエラン    10/05京都 りんどう賞  ①3着 1分22秒0 34.5
 スライビングロード 11/30京都 未勝利    ③1着 1分22秒0 34.5
 ベルビースタローン 12/21京都 万両賞    ④4着 1分22秒0 34.3 
 チギリ       02/08東京 春菜賞    ⑧6着 1分22秒0 34.1
 
  参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣エトヴプレ     12/16中京 中京2歳S  ②4着 1分08秒7 34.1 稍 
2⃣コラソンビート   12/10阪神 阪神JF   ②3着 1分32秒8 34.1 
3⃣セシリエプラージュ 02/17京都 1勝クラス  ④4着 1分21秒7 33.9
 
 一番時計はネーヴェフレスカですが、平坦で直線の長い新潟の記録ですので、割り引きが必要です。実績を考えると、ランフォーヴァウスライビングロードに、ここに名前はありませんが、阪神JF組からショウナンザナドゥモズナナスターあたりですが、上がり脚をふまえると、ボンヌソワレもけっこうやれそうですし、戦ってきた相手関係からはダンツエランも有力でしょう。あとは、2戦2勝のルージュラナキラに、初の1400ですがドゥアムールも通じるかも知れません。
 
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇阪神JF   10モズナナスター⑮9着 ランフォーヴァウ⑩11着
                 リリーフィールド⑫12着 ダンツエラン⑨17着
 〇1勝クラス    5(※該当なし 
 〇エルフィンS   3頭(※該当なし
 〇万両賞      2頭ベルビースタローン④4着
 〇未勝利      2頭アオイレーギナ②1着 チェルビアット①1着 
                 ネーヴェフレスカ①1着
 
 前走との間隔で抜けて多いのは中3ヶ月=12週(阪神JF)ですが、中2~4週が意外に好走しているのが目につきます。今回もここに伏兵がいそうですので、名前だけ列記しておきますショウナンザナドゥ、スライヴィングロード、チェルビアット、チギリ、ドゥアムール、プロクレイア、ボンヌソワレ
  
3)血統
 かなり難解です。一般的な阪神芝1400ならば父ロードカナロアですが、3歳のopクラスでも同様なのかどうか。意外にロベルト系も走っている感じもあって、決めかねますが、一応、前者の血脈で拾っておきます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
インプロペリア   :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父シンボリクリスエス(Kris S.)
ダンツエラン    :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父Into Mischief(Storm Bird系)
チェルビアット   :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父フレンチデピュティ(Vice Regent系)
ドゥアムール    :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父サクラバクシンオー(Prncely Gift系)
ランフォーヴァウ  :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父ディープインパクト(Sunday Silence)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 過去10年で単勝⑥人気以下の馬が5勝
  :①②人気も堅実だが、⑥~⑨人気に要警戒
 ② 前走条件組も侮れない
  :1勝クラス組が4勝、新馬・未勝利組が2勝 
 ③ 3枠5勝だが、全体的に枠の有利不利少ない
 
 この条件だけで絞り込むのは困難ですが、②から、ドゥアムール、ベルビースタローン、ボンヌソワレ、ルージュラナキラの4頭だけ名前を挙げてみます。
 
5)結 論  
 データどおり阪神JF組から選ぶとすれば、先着順にショウナンザナドゥモズナナスターがいますが、距離も距離ですし、抜けて強いわけでもないので、デイリー杯勝ちのランフォーヴァウの方が上かも知れません。大混戦ですが、ここはまだ負けていないルージュラナキラに期待してみます。前走のような大外をぶん回す荒っぽい競馬になるとちょっと心配ですが、上がり脚からは十分通用する下地があります。ここを勝って3連勝といきたいところです。相手は、阪神JF組よりもクイーンC5着のスライビングロードでしょうか。あと、3番手に阪神JF組からダンツエラン、穴でドゥアムールを挙げてみます。JRAのデータどおり⑨人気くらいにとどまってくれればねらい頃です。もう一頭挙げるならば、前走の末脚がよかったボンヌソワレあたりでしょう。まとめると、
 
 ルージュラナキラ 〇スライビングロード ▲ダンツエラン △ドゥアムール……
ですが、宮田式馬券術を駆使して、当日の枠連の流れを押さえないと当てられない感じです。
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。寒さがぶり返していますが、今週もがんばっていきましょう。

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