Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

11/11(月) マイルCSの展望

2024-11-11 | 分析
 昨日のエリザベス女王杯はC.デムーロ騎乗のスタニングローズが直線で早めに抜け出して見事な完勝でした。2着には人気薄のラヴェルが突っ込んでいい配当になりました。②人気に支持されたホールネスも3着に粘り込んで、いやぁファンの皆さんの慧眼には驚かされました。私的な狙いのハーパーは先行して直線で抜け出すはずが、横からルメールさんに当てられたこともありますが、イヤイヤしながら走っているようで、これは復活への道は険しい感じです。①人気のレガレイラはまたしても5着。ルメールさんに「天罰」が下ったわけでもないんでしょうが、3歳の秋としては伸びが今一歩ですねぇ。早熟だったんでしょうか。
 ということで、またしても冴えない馬券成績になってしまいましたが、今は辛抱のしどころと思って、次のGⅠレース、京都のマイルCSを検討してみます。ブレイディヴェーグとシックスペンスに加えて、英国からチャリンも参戦することになって、俄然混戦模様となってきました。いったいどの馬が抜け出すのか、過去10年の3着以内馬の傾向をデータで追ってみます。
 
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇富士S      8ジュンブロッサム④1着 ソウルラッシュ2着 
                 セリフォス②4着 バルサムノート⑭5着
                 アルナシーム⑪6着 コムストックロード⑰6着
                 タイムトゥヘヴン⑩15着)
 〇毎日王冠     7頭シックスペンス①1着 エルトンバローズ⑤3着 
 〇天皇賞・秋    4頭マテンロウスカイ⑫5着 
 〇スワンS     4頭(※該当なし)
 〇安田記念     2頭ナミュール④2着
 〇スプリンターズS 2頭ウインマーベル⑦5着 オオバンブルマイ⑧11着)
 
 ちなみに、間隔で言えば、中2、3、5週(それぞれ天皇賞・秋、富士S、毎日王冠が該当)が25/30頭=8割超を占めていて、ひと叩きして本番を迎えるパターンが主流です。6月の安田記念以来となるナミュールには嫌な傾向です。
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 〇3歳  6頭  〇4歳 12頭  〇5歳 10頭   〇6歳 2頭
/〇牝馬   4頭  〇騸馬 0頭    
 
 4・5歳中心で、6歳以上の馬はやや苦しい感じです。また、近4年は3着以内に牝馬1頭が「指定席」です。6歳のソウルラッシュは念願のGⅠタイトルに手が届くでしょうか。
 あと「性齢」ではありませんが、9年連続でルメールさんを含む外国人騎手が3着以内に入っているのも見逃せません。
 
3)血統
 全体的にサンデー系が強い感じはしますが、去年勝ったナミュールの父ハービンジャーノーザンダンサー系(ND)が父母系ともに目につきます。今年はND血統の参戦が少ないので、父系と母系にこの血脈をもつ馬をあえてピックアップしてみます。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 オオバンブルマイ:父ディスクリートキャット(Storm Bird系)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 ・ナミュール   :ハービンジャー(Danzig系)/母父ダイワメジャー(サンデーサイレンス)
 ・レイベリング  :Frankel(Sadler's Wells系)/母父Docksider(Native Dancer系)
 ・ジュンブロッサム:父ワールドエース(ディープインパクト)/母父クロフネ(Vice Regent系)
 ・チャリン    :Dark Angel(Acclamation)/母父Kodiac(Danzig系)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 前走1着 or 2着以下は0.5差以内:0.6以上の複勝率1.6%
 ② キャリア19戦以上は不振:複勝率3.0%
 ③ 前走②人気以内が好走:複勝率34.5%
 ④ 6月以降の東京・中山・京都・阪神の重賞で4着以内
 ⑤ 前走距離は1600超が優勢:1600以下の複勝率11.3%
  :1600以下の場合はマイルGⅠ・GⅡで勝っている必要あり
 ⑥ 勝ち馬は前走がGⅠかGⅡ
 
 条件に合致するのはシックスペンスセリフォスブレイディヴェーグの3頭です。これらをエルトンバローズソウルラッシュナミュールが追うといったところです。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・エルトンバローズ   4・3・2・5
 ・ナミュール      5・4・2・6
 ・レイベリング     5・1・1・6
 
6)結 論  
 ①人気が勝つかどうかはともかく、例年上位人気の馬が強いので、あまり人気薄から入るのもどうかなと思っています。ルメールさんがシックスペンスではなく、ブレイディヴェーグの方を選んだとなると、中心はやはりこの馬かなと思います。マイル実績はありませんが、京都の直線はこの馬の走りにピッタリはまりそうです。相手は、前走4着で人気を下げる(はずの)セリフォスを上にとり、最近同馬に連勝中のソウルラッシュはその次にまわします。あとはナミュールですが、叩いた方がいいのは確かです(大目標は香港マイルなのかも知れません)。その他では、シックスペンスジュンブロッサムらも強敵ですが、鞍上シュタルケのフィアスプライドもヴィクトリアマイル2着の走りから、あまり人気上位にならなければ穴っぽい感じはします。外国馬で参戦するチャリンはどうでしょうか。NDの血脈はいいとしても、やはり日本の芝は軽すぎる感じがします。雨で道悪にでもならないと、ちょっと厳しいのでは。
 ということで、
 
 ブレイディヴェーグ 〇セリフォス ▲ソウルラッシュ △フイアスプライド…… 
でまとめてみます。セリフォスやフィアスプライドが絡めばいい配当になるかもしれません。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日無事でありますように。

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