Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

11/18(月) ジャパンカップの展望

2024-11-18 | 分析
 昨日は東京・京都のメインがいずれも三連がいい配当になりましたが、馬券の方は両方とも3着馬を外してしまい、残念な結果に終わりました。
 マイルCSはソウルラッシュの完勝でした。GⅠを7戦目にして勝つというのも珍しいので、一応メモ書きしておきますが、団野くん、見事な騎乗でした(〇数字は単勝人気、馬名は勝馬)。この勢いなら、続けて12月の香港マイルも奪取できるかもしれません。
 〇2022年 安田記念  ⑥13着 (ソングライン)
        マイルCS  ⑤4着 (セリフォス)
 〇2023年 安田記念  ⑥9着 (ソングライン)
        マイルCS  ③2着 (ナミュール)
        香港マイル   4着 (ゴールデンシックスティ)
 〇2024年 安田記念  ②3着 (ロマンチックウォリアー)
        マイルCS  ④1着 
  
 さて、小春日和が続いているうちに秋競馬もフィナーレを迎えつつあります。今度の日曜はいよいよジャパンカップ(JC)で、オーギュストロダンほか、外国馬が3頭やって来ます。久しく外国馬の大物が出走しない名ばかりの国際GⅠ競走でしたが、他の2頭はともかく、オーギュストはディープ産駒だけに日本の芝は合いそうです。いったいどんな走りを披露するのか、注目の一戦です。過去10年の3着以内馬の傾向を調べてみます。
 
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇天皇賞・秋       14ドウデュース②1着 ジャスティンパレス⑥4着 
                      ソールオリエンス⑦7着 ダノンベルーガ⑤14着
 〇秋華賞        4頭チェルヴィニア①1 
 〇京都大賞典      4頭プラダリア③7着 ブローザホーン①11着 
 〇神戸新聞杯      2頭(※該当なし)
 〇アルゼンチン共和国杯 2頭(※該当なし
 
 ちなみに、間隔で言えば、中8週以内の馬が大多数で、久々で馬券になったのは去年のスターズオンアース(中7ヶ月)くらいしかいません。今回同馬は前回以上の8ヶ月ぶりの出走となります。去年の例があるので大丈夫かも知れませんが、好ましい傾向でないのは確かです
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 〇3歳  7頭  〇4歳 12頭  〇5歳 11頭   〇6歳以上なし
/〇牝馬   7頭  〇騸馬 なし    
 
 6歳以上の馬は出番なしです。また、斤量が軽い分、3歳牝馬が好走する傾向もあります。チェルヴィニアにはよいデータです。
 
3)血統
 全体的に父はサンデー系が主流で、キンカメ系がポツリポツリ、母系はミスプロ系が強い感じがしますが、父サンデー系=母父ミスプロ系のパターンの馬は今回見当たりませんので、次善で、父サンデー系=母父ノーザンダンサー系(ND)のパターンの馬を拾っておきます。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 オーギュストロダン:父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Galileo(Sadler's Wells)
 ・ジャスティンパレスディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Royal Anthem(Nureyev系)
 ・ソールオリエンス :キタサンブラック(ブラックタイド)/母父Motivator(Sadler's Wells系)
 ・プラダリア    :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父クロフネ(Vice Regent系)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① JRA所属馬中心:2005年のアルカセット後、外国馬は勝っていない
 ② 6歳以上の馬は来ていない
 ③ 内枠優勢:特に1枠の複勝率58.8%
 ④ 前走天皇賞(秋)組が好走:6年連続で連対
 ⑤ 外国人騎手か三冠ジョッキー騎乗馬
 ⑥ GⅠを既に勝っている馬が断然:過去10年で8/10頭
 
 条件に合致するのはジャスティンパレスドウデュースで、ダノンベルーガがこれに続きます。ソールオリエンスはどうでしょうか。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・オーギュストロダン    8・3・0・4
 ・ソールオリエンス     3・3・1・4
 ・ドゥレッツァ       5・1・1・2
 ・ドウデュース       7・1・1・6
 ・ファンタスティックムーン 7・3・1・3
 
6)結 論  
 大方の見方(期待)はドウデュースオーギュストロダンの対決で、地の利でドウデュースにやや分があるというところかなあと思います。あとは天皇賞組のジャスティンパレスソールオリエンスの巻き返しや、3歳牝馬で斤量的に有利なチェルヴィニア、去年3着のスターズオンアース、英国帰りのドゥレッツァあたりが有力でしょう。馬場が渋ればブローザホーンも侮れませんが、新馬戦以来の東京コースがどうでしょうか。いずれにしても上位人気に支持された馬から勝ち馬が出そうです。
 乾いた馬場なら人気でもドウデュースかなあと見ています。もし、雨で渋れば、オーギュストの逆転もあり得ますが、日曜の予報は今のところ晴なので、普通に走ってくれれば大丈夫でしょう。相手はジャスティンパレスを上にとり、オーギュストは3番手です。穴はソールオリエンスでしょうか。二桁人気の馬まで出番は回ってこないと思いますので、
 
 ドウデュース 〇ジャスティンパレス ▲オーギュストロダン △ソールオリエンス…… 
でまとめておきます。ポイントは、中位人気の馬が勝つまではともかく、上位に来られるかどうかでしょう。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。今週は冬の前触れの寒波が来るらしいので、最近の陽気に慣れた身体にはちょっとこたえそうです。どうか暖かくしてお過ごしください。

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