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レース展望と回顧、馬券術について

3/20(水) 毎日杯の展望

2024-03-20 | 分析

 今日は彼岸の中日・春分です。今朝はまだ寒いですけど、「暑さ寒さも彼岸まで」ですので、高松宮記念が終わればソメイヨシノが咲いて、もっと春らしくなるでしょう。ここのところうちの庭には毎日のようにウグイスが遊びに来て、いい声で鳴いています。こっちも口笛で鳴き真似をすると、それに応えるように何度も囀ってくれるので、何か心が和みます。

 さて、今日は高松宮記念前日の阪神・毎日杯を検討してみます。近年では2021年、シャフリヤールがここをステップにダービー馬になりましたが、今年はわりと質の高いメンバーがそろった印象です。2017年には、アルアインもここを勝って皐月賞馬になり脚光を浴びましたが、今年もシンデレラボーイ(ガールはただのシンデレラですかね)が現れるかどうか、楽しみです。

毎日杯【2024年3月23日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

毎日杯の過去10年データ、好走馬一覧(2024年3月23日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

1)持ち時計

 過去10年の良馬場での勝ち時計の平均は、全体時計で1分46秒5、上がり脚の平均が34.2です。去年勝ったシーズンリッチは、良馬場で1分46秒6、35.1、その前のピースオブエイトは稍重で1分47秒5、35.6、シャフリヤールにいたっては1分43秒9、34.1ですので、良馬場の目安時計としては、1分46秒台、上がり34秒台くらいは必要です。距離や馬場差、ペースなど、いろいろな差異があって比較が難しいですが、持ち時計でこの目安をクリアしているのは、以下の2頭です(〇数字は人気順)。

・ファーヴェント    11/18東京 東スポ2歳 1分46秒8 34.7 ②3着

・メイショウタバル   02/17京都 つばき賞  1分46秒9 34.0 ③1着 

他距離で時計がいいのは、

・ルシフェル      12/10阪神 阪神JF  1分33秒4 34.1 ⑥6着

・サトノシュトラーセ  11/25京都 京都2歳S 1分59秒9 35.7 ③3着

です。参考までに、去年の上位3頭の前走も見ておきます。

1⃣シーズンリッチ    02/12東京 共同通信杯 1分47秒5 34.2 ①1着

2⃣ノッキングポイント  02/19東京 1勝クラス 1分32秒9 33.9 ①1着

3⃣ドットクルー     03/05阪神 アルメリ賞 1分46秒2 34.5 ③1着   

 以下は、過去10年のレースで3着以内に入った馬たちの傾向です。

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇共同通信杯  6頭 ベラジオボンド⑤6着

 〇アルメリア賞 4頭 ナイトスラッガー②2着)

 〇きさらぎ賞  3頭 ファーヴェント②6着)

 〇Sポーリア賞 2頭 トラジェクトワール①6着)

 〇つばき賞   2頭 メイショウタバル③1着)

 〇1勝クラス  2頭 (※該当なし)

 〇未勝利    2頭 スマートワイス②1着)

 〇アーリントン 2頭 (*施行時期変更)

 ちなみに、レース間隔で一番多いのは、中5週で、該当するのは、ガイアメンテサトノシュトラーセベラジオボンドです。全体として、あいだを2ヶ月以上あけて臨戦してきた馬は振るわない印象です。 

3)血統

 3年前まではディープインパクト産駒全盛でしたが、ここ2年はドゥラメンテ産駒とモーリス産駒が続けて上位に来ています。母系もいろいろですが、キングカメハメハなどミスプロ系が若干優勢に見えなくもありません。ここでは、母父にミスプロの血脈がある馬を拾っておきます。

ファーヴェント父ハーツクライ(サンデー系)/母父Street Cry

ベラジオボンドロードカナロア(ミスプロ系)/母父Dubai Destination
 *クロス:Kingmambo 3×3

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析で強調されているポイントは以下のとおりです。

 ①美浦所属馬が活躍:過去10年で4勝・複勝率50%

 ②前走GⅢ組 vs 1勝クラス組の様相:複勝率40% vs 31%

 ③キャリア5戦以内:特に2戦は好走率高い

 ④芝1800に実績のある馬は有利:複勝率42%

 データ分析:毎日杯 今週の注目レース JRA

 ①~④の条件を満たして浮上するのは、トラジェクトワールです。

5結  論

 重賞レースに出走経験のある馬たちが有力だと思います。無難に選べば、シンザン記念を勝ったノーブルロジャーか、共同通信杯6着だったベラジオボンドで、あとは、京都2歳S3着のサトノシュトラーセと、4)で名前が浮上したトラジェクトワールも一角にはくい込んできそうですし、新馬戦を圧勝したニュージーズもルメール騎乗でどこまでやれるか、未知の魅力たっぷり。牝馬のルシフェルも侮りがたい感じがします。勝ち馬はこのあたりにいそうですが、馬券的には、宮田さんの枠連法則ほかの「馬券術」に頼らないと当たらない感じです。今日のところは、JRAの分析に寄りかかって、

ベラジオボンド 〇トラジェクトワール ▲ニュージーズ △ルシフェル 

でまとめてみます。

 明日は日曜中山のハンデ戦・マーチSを見てみます。本日もお読みいただきありがとうございました。しばらく寒そうですので、暖かくしてお過ごしください。


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