今週は重賞レースが4つも組まれていて楽しみなのですが、今度の土曜東京のダイヤモンドSは出頭数が10頭しかなくて、ちょっと残念です。それでも、過去の例を見ると、2019年も10頭でしたが、この年は①⑧③人気で決まり、11頭だった2014年も①⑤③人気で決着と、ハンデ戦らしくそうそう堅く収まるわけでもないようです。今年はどうなるか、過去10年のデータを見ながら考えてみたいと思います。
1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬。
・58.5㌔ 2頭
・58㌔ 2頭
・57.5㌔ なし
・57㌔ なし
・56.5㌔ なし
・56㌔ 6頭(ヒュミドール ワープスピード)
・55㌔ 5頭(ニシノレヴナント メイショウユズルハ)
・54㌔ 11頭(※該当なし)
・53㌔ なし
・52㌔ 1頭
・51㌔ 2頭
・50㌔ 1頭
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇ステイヤーズS 6頭(テーオーロイヤル②2着 ワープスピード④4着
ヒュミドール⑪9着)
〇万葉S 6頭(ワンダフルタウン⑨5着)
〇白富士S 3頭(グランスラムアスク⑪7着)
〇AJCC 2頭(※該当馬なし)
ちなみに、前走との間隔で多いのは、中5週、次いで中10週で、それぞれ万葉SとステイヤーズSが合致します。
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 8頭 〇5歳 5頭 〇6歳 9頭 〇7歳 4頭 〇8歳 4頭
/◇牝馬 1頭 ◇騸馬 6頭
4・5歳と6歳以上で比較すると、6歳以上が半数を超えるので、年長馬をマークしておく必要がありそうです。あと、騸馬が多いのも特筆もので、昨年⑪人気で2着と穴を開けたヒュミドールはもちろんですが、ニシノレヴナントにも穴気配が漂います。
4)血統
ここ2年はキングカメハメハ系が来ていますが、総じてサンデー系が優勢です。中でも、一昔前ならばハーツクライ、近年はステイゴールド系が目に付きます。出頭数も少ないので、ここではキンカメ系の2頭とステイゴールド系の1頭、計3頭だけピックアップしておきます。
〇父キングカメハメハ系
・テーオーロイヤル:父リオンディーズ/母父マンハッタンカフェ(サンデー系)
・ワンダフルタウン:父ルーラーシップ/母父ディープインパクト(サンデー系)
〇父ステイゴールド系 ・ヒュミドール:父オルフェーヴル/母父チチカステナンゴ(グレイソヴリン系)
5)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①斤量54㌔未満は不振
②前走好走馬(5着以内)が優勢
③前走の末脚に着目
④近年は関東馬中心
①~④を満たすのはニシノレヴナントです。
6)宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を見ておきます。
・サリエラ 3・1・1・2
・トロピカルライト 2・2・5・5
・ニシノレヴナント 4・1・1・5
・ワープスピード 4・2・3・10
6)結 論
データ的に浮上するのはニシノレヴナント、次いでワープスピードでしょうか。ここではハンデ差を考慮して、ニシノレヴナントを◎としておきます。前走の中山2500グレイトフルSは、ハンデ差もありましたが、実力馬キングズパレスを33秒台の末脚で差しきりました。東京コースは、青葉賞だけ崩れましたが、2・1・0・1なので、斤量も55㌔ですし、坂を越えてから伸びてくるのではないかと思います。難点を言えば、父のネロが短距離馬で、産駒の成績を眺めても、長距離向きには見えないところです(母父のコンデュイットの血が出ているということでしょうか)。もちろん〇のワープスピードにしても、父ドレフォンがこの舞台にピッタリという感じもしませんが、3400mのレース自体がこのレースくらいしかないので、まあ、あまり気にしすぎない方がいいかもしれません。血統にこだわるのならば、昨年2着のヒュミドールが一番でしょう。今年も昨年と同じ56㌔で出られますので、巻き返し必至です。あとは、ルメール騎乗のサリエラですが、騎手の腕で3着にはもってこれても、勝つまではどうかという感じはします。それならば、トップハンデ58.5㌔でも、テーオーロイヤルの長距離実績を素直に評価した方がいいかも知れません。ということで、少頭数ですが、どの馬が勝つか、1頭を選ぶのは意外に難解そうです。
明日は金曜なので、日曜のGⅠフェブラリーSを中心に追い切り情報を集約してみます。本日もお読みいただきありがとうございました。今日は全国的に風が強そうで、関東は春一番になるのではという話です。外仕事のみなさんに事故がないことを祈ります。今日も一日無事でありますように。
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