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レース展望と回顧、馬券術について

20250114(火) 京成杯の展望

2025-01-14 | 展望
 まず、昨日の結果の反省から。中山のニューイヤーSは枠連の流れが258枠強勢と見て、軸馬を6枠のジューンオレンジから8枠のトロヴァトーレに変更して馬券を買ったので、一応当たりにはなりました〇数字は単勝人気順、数字は枠人気順、◎〇▲△の左は朝予想、右は週中予想、数字は追い切り評価=5.0満点です)。
 
 中京11R シンザン記念 3歳GⅢ 
1着 リラエンブレム   ③2⃣  ◎ ◎ 2.8
2着 アルテヴェローチェ ①1⃣  △ 〇 3.2
3着 ウォーターガーベラ ⑭7⃣  ー ー 1.4
 
 中山11R ニューイヤーS opL 
1着 トロヴァトーレ   ①1⃣  ▲ 〇 
2着 サンライズロナウド ⑤3⃣  〇 △ 
3着 ノーブルロジャー  ④4⃣  △ △ 
  朝予想◎ジューンオレンジは11着 
 
 シンザン記念の3着馬はノーマークでした。余計なことを書くと、実はこの日の中京は「わたり人気」に複数人気の馬が続いている感じがしたので、⑫人気と⑭人気は念のため押さえていた(つもりだった)のですが、私が馬券を買ったときの⑭人気はリカントロポ(最終人気は⑪人気)でして、レース結果を見て人気順が変わっていたので、「あれれ」でした。まあ、よくあることなのですが、ちょっと「見切り」をつけるのが早かったですかねぇ(苦笑)(*「わたり人気」については以下を参照してください)
 
 それから、昨日の中山はちょっとした「マーカンド・デイ」で、短期免許で来日中のマーカンド騎手が10・11・12Rと三連勝しました。10Rでは奥さんのドイルさんまで⑭人気の馬を2着にもってきたりして、すっかり「当てられっぱなし」でしたね(笑)。帰国してしまうのが惜しいです。
 
 さて、今日は3歳の重要レース、日曜の京成杯を検討してみます。ここ2年は牡馬三冠を制する実力馬を輩出していて、今年はどんな素質馬が含まれているか、楽しみですね。持ち時計や過去10年の3着以内馬の傾向を見ながら、クラシック候補がいるかどうか、確かめてみようと思います
 
 
1)持ち時計上位
 過去4年の良馬場の勝ち時計の平均は、全体時計2分01秒7、上がりが34.5秒です。去年勝ったダノンデサイルはダントツに速くて、勝ち時計が2分00秒5(上がり34.1)、2着のアーバンシックが0.1秒差の上がり33.9でした。暮れのホープフルSを勝ったクロワデュノールが2分00秒5(同34.9)ですので、2分00秒台で走れればクラシック級、2分01秒前後くらいで力上位、上がりは34秒台といったところが目安になるでしょうか。今回のメンバーにこれに匹敵する持ち時計のある馬がいるでしょうか(〇数字は単勝人気順)。
 
 ゲルチュタール   11/30中山 葉牡丹賞   ④2着 1分58秒8 34.5
 パッションリッチ  11/30中山 葉牡丹賞   ⑩4着 1分59秒4 35.0 
 センツブラッド   10/13京都 未勝利    ①1着 2分00秒3 35.4
 タイセイリコルド  10/06東京 未勝利    ②2着 2分00秒3 34.1
 パーティハーン   11/09京都 未勝利    ②1着 2分01秒0 34.0
 ニシノエージェント 11/03東京 未勝利    ②4着 2分01秒4 34.9
 マテンロウムーブ  12/07中京 未勝利    ③1着 2分01秒5 34.2 
 キングノジョー   10/19東京 新馬     ①1着 2分02秒4 33.8   
 
 参考までに去年(2023年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ダノンデサイル   11/25京都 京都2歳S  ⑪4着 1分59秒9 35.2 
2⃣アーバンシック   11/05東京 百日草特別  ③1着 1分59秒4 33.2 
3⃣コスモブッドレア  12/02中山 葉牡丹賞   ⑤4着 2分00秒8 34.5
 
 葉牡丹賞組の2頭が好時計です。暮れの中山開催の開幕戦でしたので時計が速くなっても驚けませんが、同日の2歳未勝利戦の勝ち時計が2分02秒1(上がり34.2)でしたので、これとの比較でもかなり速く、上がり脚34秒台を出したゲルチュタールは好素質馬と見てよいと思います。その他も2歳秋としてはまずまずで、上がり脚を加味すればキングノジョーも侮れない感じです。
 
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇新馬     6キングノジョー①1着 ミニトランザット④1着
 〇未勝利    5頭7頭 ※略 
 〇ホープフルS 4頭(※該当なし
 〇葉牡丹賞   4頭ゲルチュタール④2着 パッションリッチ⑩4着
 〇エリカ賞   3頭(※該当なし)
 〇京都2歳S  2頭(※該当なし)  
 
 前走との間隔では、目立つのは中2週(今回該当馬なし)中5週ニシノエージェントマテンロウムーブ=ともに未勝利勝ち が該当)です。全体的に2ヶ月超の間隔で臨む馬はやや分が悪い印象です。
  
3)血統
 父系はサンデー系ロベルト系、母系はノーザンダンサー系が適合的な配合で、中山の芝2000らしさが出ている印象です。このパターンに合致するのは、以下の馬です。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
キングノジョー   :父シルバーステート(ディープインパクト)/母父Royal Anthem(Nureyev系)
シマサンブラック  :父キタサンブラック(ブラックタイド)/母父ハービンジャー(Danzig系)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 伏兵台頭に注意
  :①②人気も強いが、過去10年で⑥~⑩人気も複勝率24.5%で侮れない
 ② キャリア4戦以内:勝ち馬は3戦以内 
 ③ 前走2着以上かタイム差0.4秒以内
 ④ 前走距離2000以上が優勢/マイル以下は苦戦
 ⑤ ⑧人気以下が勝った例なし
 
 数が多くて絞りきれません。前走芝2000組に絞っても7頭いますが、インターポーザー、キングノジョー、ゲルチュタール、シマサンブラック、センツブラッド、パーティハーン、マテンロウムーブなど、一応該当する馬の名前だけ挙げておきます。
 
5)結 論  
 連軸はゲルチュタールでしょうか。持ち時計から言って3着以内は確保しそうです。ただ、勝ち切るとなるとどうか。前走のマーカンドから三浦くんに乗り替わるのも少々不安ですし、前走で勝ちきれなかったように、再び僅差で及ばずという結果にならないか、やや疑念もあります。逆転候補を考えておいた方がいいかも知れません。その一番手はパーティハーンでしょう。未勝利勝ちで5馬身差をつけたキタサンハナビラを物差しにすれば、同馬が新馬戦で敗れたのがゲルチュタールで、その差は1馬身差。単純比較では、パーティハーンの方が上という評価が成り立ちます。今回確たる逃げ馬も見当たらないので、内目の枠を引いて前走同様にうまく先行できれば、追い込み勢が届かない展開に持ち込めるかも知れません。その他、マテンロウムーブタイセイリコルドあたりがどこまで迫れるか。ルメール騎乗のキングノジョーもいますが、新馬勝ちした同日の未勝利戦でリトルジャイアンツ(その後、葉牡丹賞3着)が1分58秒7(上がり34.1)で走っているので、上がり脚の33.8はともかく、時計的にはやや見劣りします。ルメール騎乗で②③人気に推されるようなら、今回は見送りもありかなと考えています。あとは、マイルから転戦の馬はデータ上劣勢ですが、ミニトランザットはロベルト系のエピファネイア産駒なので、距離が延びていい馬かも知れません。
 まとめると、
 
 ゲルチュタール 〇パーティハーン ▲ミニトランザット △マテンロウムーブ……
の三連勝負を考えています。どうなりますか。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。寒中ですので、暖かくして過ごしましょう。関東は今日は
少し暖かそうで救われますが。

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