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レース展望と回顧、馬券術について

20250115(水) 日経新春杯の展望

2025-01-15 | 展望
 今日は日曜中京メインの日経新春杯を検討してみます。ハンデ戦だけに荒れるのかと思いきや、過去10年では意外に①②人気が強いレースに見えます。ちなみに昨年はブローザホーンがここを勝って、阪神大賞典3着、天皇賞・春2着、宝塚記念1着とGⅠロードを歩んで行くことになりました。今年はけっこう多様な実力馬が揃った感じがします。どうなりますか。中京で施行されたデータを中心に過去10年でレース傾向を確かめてみたいと思います。
 
 
1)斤量(ハンデ)
※ ( )内は今回の該当馬 
 ・59㌔    1頭
 ・58㌔    1頭
 ・57.5㌔  1頭
 ・57㌔    2頭
 ・56.5㌔  1頭
 ・56㌔    6頭サンライズアース ショウナンラプンタ
              タッチウッド
 55㌔    8頭ヴェローチェエラ ケイアイサンデラ
              サリエラ ホールネス
              マイネルエンペラー マイネルメモリー
 ・54㌔    4
 ・53㌔    2頭
 ・52㌔    3
 ・51㌔    1頭   
   
 55・56㌔の中位ハンデ馬の優位が歴然としています。まずこの斤量で上位人気になっている馬に目星をつけたいところです。ショウナンラプンタやヴェローチェエラ、ホールネスあたりが有力候補に挙がりそうです。タッチウッドやサンライズアースはどうでしょうか。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇菊花賞      5ショウナンラプンタ⑥4着 メイショウタバル⑤16着
 〇グレイトフルS  3頭(※該当なし 
 〇オリオンS    3頭マイネルエンペラー②1着
 〇東京優駿     2頭サンライズアース⑮4着)
 〇中日新聞杯*   2(4)頭ロードデルレイ①2着 キングズパレス④5着 
                 エヒト⑨9着 マイネルメモリー⑫13着)
  *中日新聞杯は時期的に同じ旧金鯱賞を含めると4頭
 
 間隔で比較的多いのは中11週で、今年は1週ずれていますが前走菊花賞が相当します。あとは中2・4・5週に固まっていて、中日新聞杯とオリオンSなどが該当します。前走菊花賞組を除けば、半数以上は前走から1ヶ月程度内です。
 
3)性齢 ※頭数は延べ数
 4歳   12頭  〇5歳    8頭  〇6歳 10頭     
/〇牝馬   2   〇騸馬   0    
 
 4~6歳の争いで、4歳勢が若干多いとはいえ、それほど差はありません。
 
4)血統
 中京で施行された3年に限定すれば、父はサンデー系、母父はミスプロ系ノーザンダンサー系が来ている感じです。競馬ラボの中京芝2200の血統分析は以下のとおりですが、ちょっと数が多過ぎですし、これは条件戦も含めた全レースが対象ですので、一応中京過去3年の傾向で拾っておきます。
 
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・グランスラムアスク:父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Storm Cat(Storm Bird系)
 ・サトノグランツ  :父サトノダイヤモンド(ディープインパクト)/母父Oratorio(Danzig系)
 ・サリエラ     :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Lomitas(Nijinsky系)
 ・ショウナンラプンタ:父キズナ(ディープインパクト)/母父Zensational(Fappiano系)
 ・メイショウタバル :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父フレンチデピュティ(Vice Regent系)
 ・ヴェローチェエラ :父リアルスティール(ディープインパクト)/母父Danehill Dancer(Danzig系)
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 上位人気馬中心だが、中京開催時は人気薄に注意
 ② 格上挑戦の軽ハンデ馬に注意:2・3勝クラスの複勝率40%以上
 ③ 4歳馬が好走:複勝率38.7%
   単勝③人気以内の場合5・3・1・5で複勝率64.3%
 ④ 5・6歳勢は人気薄狙いが妙味
 ⑤ 優勝馬の前走はGⅠ・GⅡ・3勝クラスで6歳以下
   :負けていても0.7秒差以内
 
 主力を4歳勢と見れば、ショウナンラプンタヴェローチェエラサンライズアースあたりが浮上します。5・6歳から穴候補ということならば、サリエラタッチウッドマイネルエンペラーホールネスが加われるかどうか、というところです。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・サリエラ       3・2・1・5
 ・ホールネス      4・1・2・0
 
6)結 論  
 菊花賞4着のショウナンラプンタもいいのですが、好走しても勝ちきれないところがあるので、今回もまた差し込みが半歩届かずということがあり得ます。ここは、ショウナンよりも斤量が1㌔軽くて有利なヴェローチェエラの方を中軸とします。たぶんショウナンよりも上位人気(①人気?)になると思いますが、鞍上が川田くんに戻ることですし、夏から3連勝でop入りし、まだ3着内を外したことがないので、伸びしろならばこちらの方が上でしょう。相手は、人気を大きく下げるようならサトノグランツメイショウタバルが狙いめです。ともにGⅡをすでに勝っています。あとは前走エリザベス女王杯組からホールネスサリエラに、堅実さのあるロードデルレイのほか、ダービー4着に敬意を表してサンライズアースも加えておきます。去年59㌔で勝ったヴェルトライゼンデは、今回59.5㌔。正直なところ重過ぎると思うのですが、⑧人気以下に下がるようならまではある感じです。あとはバトルボーンがどこまで食い込めるか。タッチウッドも穴で一考ですが、これまで逃げ先行パターンでしか走っていないので、先行したい馬が目立つここはすんなり行けず、ちょっと苦しいかなと見ています。
 ということで、
 
 ヴェローチェエラ 〇ショウナンラプンタ ▲メイショウタバル △サリエラ…… 
でまとめておきます
 
 明日は18日土曜のレースを検討してみます。本日もお読みいただきありがとうございました。月も週も折り返しとなりました。今日も一日がんばりましょう。

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