昨日の有馬記念はレガレイラが制して、3歳牝馬としては1960年のスターロッチ以来64年ぶりの快挙達成となりました。ドウデュースの出走取消で荒れるとは思っていましたが、後述するように、昨日の枠連の動きを追っていくと、当初中軸に据えたローシャムパークの3枠はかなり怪しい感じがしてきたので、思い切って8枠に軸馬を変更して、2着に入ったシャフリヤールを軸に据えていただけに、獲れていてもよかったはずのレースでしたが、レガレイラは最初から切ってかかったので、馬券的には残念な結果となりました。
獲れていないので、詳細に振り返ってもため息が出るばかりですが(笑)、宮田式馬券術の有効性を見るにはよい例ですので、今日は次の重賞レースの検討を休んで、昨日の有馬記念までの中山競馬を振り返ってみようと思います。
我が師(と勝手に呼んでいる)宮田比呂志さんが提唱する馬券術のひとつに「枠連法則」があります。それによると、一日のレースには特徴的な流れがあって、1Rから枠番の出目を追っていくと、三種類の「筋目(グループ)」が見えてくるということです(詳細は以下をご覧ください)。
昨日の有馬記念までの中山競馬を見てみると、この三種類の「筋目」のうちでは明らかに258の枠番が最も強く出現していましたので、この筋目に従って狙い馬を特定できれば、当たり馬券に近づけるというわけです。実際のところ昨日はどう動いていたのか、上位3着までの枠番の出目を辿ったのが以下の一覧です。
※Rはレース。左の数字は上位3着までの枠番で、左から右へ1→2→3着で、小さな数字は枠の人気順。〇数字は対応する馬の単勝人気。下線 は同枠の人気のない方の馬で私的に「ウラ人気」と呼んでいる馬が入着した場合を示す。
見慣れないと意味不明かも知れませんが、たとえば、1Rは1~3着が順に8枠・2枠・3枠の馬で決まり(枠の人気は順に1・3・2人気で)、馬の単勝人気は①番人気・③番人気・②番人気で決まったことを示しています。
・ 1R 81・23・32 ①・③・②
・ 2R 62・21・78 ②・①・⑮ 三連複24,830円
・ 3R 82・21・34 ②・④・⑥
・ 4R 81・38・74 ①・⑪・③ 三連複66,640円
・ 5R 51・82・35 ①・④・⑪ 三連複14,610円
・ 6R 31・15・23 ①・⑥・③
・ 7R 42・65・54 ②・⑤・④
・ 8R 22・83・83 ⑦・⑫・③ 三連複155,710円
・ 9R 81・32・24 ①・③・④
・10R 71・26・53 ①・⑦・④
1・2着に258枠の筋目が出ているものを赤字にしましたが、6・7Rで途切れそうになりながら3着に踏みとどまって、10Rまでずっと連が続いていることがわかります(実際こういうわかりやすい日ばかりではないので、昨日は「典型的」な一日でした)。これで11Rにどの枠が来るのか、先読みするというわけです。
私は当初3枠のローシャムパークを軸馬に考えていましたが、これはやや無理があると思い、258枠に入った馬から中軸を選び直すことにしました。無難に選べば2枠のアーバンシックでしょう。ルメール騎乗の①人気の馬です。しかし、今日は最初から荒れると思っていたので、5・8枠の較量をすることにしました。5枠のプログノーシスもひょっとしたらと考えないでもなかったのですが、人気がなくとも8枠のシャフリヤールはおもしろいと思いました。鞍上はC.デムーロですし、統計上不利と言われる大外に入ったがための人気薄で、たぶん他の枠だったら中位人気にはなりそうな馬です。しかも、8枠は枠人気としては最低の8番人気枠でしたが、今日は午前中にこの枠人気の8番人気枠(青数字)の馬が2R、4Rと馬券に絡んで三連複万馬券を輩出し、以降「休眠」に入ったので、メインレースでまた「噴火」するような予感もしました。そこで、思い切ってシャフリヤール中軸に変更したという次第です。
しかし、結果はすでに述べたとおりで、単勝⑤人気に推されたレガレイラを不当に侮ってしまったために、当たり馬券がすり抜けてしまったという次第です(がっくり↓)。上の一覧にしたがって、一応以下に並べてみると、
・11R 44・88・13 ⑤・⑩・② 三連複20,850円 三連単196,520円
何か競馬の神様に罰せられた感じですが、宮田さんの馬券術に関心がある方の参考(笑い話)にはなると思ってまとめてみました。
昨日の有馬記念に象徴されるように、今年は全体的に冴えない一年でしたが、28日に最後の開催があるので、何とか「終わりよし」となって新年を迎えられるよう、がんばることにします。本日もお読みいただきありがとうございました。寒い毎日ですが、今週もがんばっていきましょう。
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