本日11月28日、甥っ子Samのチャンネルでモリッシーのインタビュー映像公開!
動くモリッシーインタビューは2017年以来。Larry Kingの番組のこちらですかね?「今までのところの彼の最高アルバム」について語るってことだけど、発売ペンディング中“Bonfire of Teenagers”のことを語るのか…?と、楽しみに視聴しました。15分強、たっぷり現在のモリッシーの考えを知ることができます(とは言っても一貫して変わらないけど)。ただインタビュー収録は10月8日ロンドン公演時、Capitolから2月発売白紙ってことは公式アナウンス(11月14日)前段階…なので「一体いつアルバムだすんだべ!?Capitolはどうすんだべ?」の答えまでは言及ありません(というか「もうすぐ出る」と喜んでいて切ない…)。このインタビューを今公開というのは、あえてコンテンツの良さを自らの言葉で強め、新アルバムリリースムードを高めるのが目的なのでしょうか?煽ってる??外堀埋めッシー!?…とこの件もろもろ、いろいろ考えるところはあるのですが、それはまた。
まず見てください。
3回くらいにわけて翻訳も下の方にのせておきます。
Morrissey Interview 2022
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モリッシーインタビュー2022 日本語訳-1
-モリッシー、まず手始めに、”Bonfire of teenagers”の話から始めようと思いました。アルバムは明らかにまだリリースされてないですよね。状況を教えていただけますか?
とてもいい感じだね。もうすぐ発表され、とても迅速にリリースされる予定だよ。ということで、発表は他の人に任せる。そう、発売間近ということだね。ついに!ノロノロと長い道のりだったよ。でも歩を進めている。とても嬉しい。美しい作品なんだ。絶対的に美しいんだ。
-本当に嬉しそうですね。
とても幸せだ。本当に嬉しいんだ。信じられないよ。私は長い間この世界にいるが、もしまだ本当に自分を興奮させる音楽を作ることができるなんて、とても珍しいことだと思う。40年くらいこの世界にいる多くの奴らがこういうことってできないと思う。生きていると、多くの人がそうすることができないと思うんだ。自慢したいわけじゃないけど、ここにきて突然、私の人生にこのアルバムが登場した。人がみんないつも「これが一番だね」と言ってくれるけど、このアルバムは実際にそうなんだ。実際に。私は感謝している。
-この数年を経ても、自分が今もその場所にいることを実感できるのは、とてもいいことだと思います。
そうそうそう、その通りだ。ここ数年の間に、たくさんの音楽を作ってきた。かなりコンスタントにね。だから、まだ伸びしろがあるなんて、信じられないよ、私は22歳じゃないんだから。
-最近のあなたのライブのセットリストをチェックしたところ、”Bonfire of teenagers”の曲が多かったので、ちょっと聞きたかったのですが、まだお客さんになじみのない曲を披露する時、余計にプレッシャーみたいなものを感じるのでしょうか?それともそんなこと思いもしないのでしょうか?
どんな曲ででも、誰にでも興味を持たせることができるはずだと本当に思っている。私はあの曲ででしかダメなんだ、あの曲にしか興味はない、あの曲しか歌えないなんて言えない。絶対にどんな歌でも歌えなければならないし、人が興味を持つように歌わなければならない。それこそが、本当にステージに立つにふさわしい人なのかどうかの基準だと思う。
-そうですね。私があなたのパフォーマーとしての才能に感心するのは、同じことを何度も繰り返して観客を見下すようなことがない点です。レアな曲や無名の曲を演奏することをためらわない。それはごちゃ混ぜの曲選びをするための意図的な選択なのでしょうか?それとも、文字通り直感で選んでいるのでしょうか?
オーディエンスも、王道じゃなくて無名の曲を聴くのが好きだと思う。だから、そういう歌も歌えて、ちゃんとしてて、説得力があって、楽しければ、何を歌っても問題ないと思う。
-あなたのショーはとても素晴らしい評価を得ています。
本当に信じられない。本当にボーっとするほど驚いてしまうし、明らかに感激している。明らかに。
-あなたのファンたちは、多分私がこれまで目撃した中で最も熱狂的なファンたちに入ります。彼らは世界中を旅しているようなものですよね。会場の外でキャンプをしています。
ああ、そうだよ。
-あなたにとってそれはどのような感覚なのでしょうか?何年経ってもそのレベルの尊敬と愛を受けるというのは。
それは、私が本当の人間であり、私が本物であることを知っているからだと思う。そして、そのようなファンを持がいるということは、実はとても稀なことだ。音楽業界にいて、スタジアム・バンドになったり、毎晩巨大な会場で演奏することはできる。でも、ヤツらの観客は誰もステージには近づきたがらない。ブランドになったり、ビジネスになったりするヤツらもいる。でも私はそういうものではない。私は音楽業界によって作られたのではない。人々によって作られたのだ。
そこには大きな違いがある。アーティストを見ると、音楽業界によってそこに置かれたヤツらだとわかる。ビッグになり、有名になるかもしれない。一方で、人々の中にいる人々もいる。人々の中にいる歌手もいる。私がそのひとりだ。業界は私のような人間を特に好まないので、よくそれが不利に働くこともよくある。音楽誌は私のような人間を特に好きではない。私が人々の中にいる者だと知っているからだ。そして私が金が注入されただけの人間ではないことを知っているからだ。私には何も注入されていないと請け負えるが。だから、私のような人間をどうしたらいいのかわからないしおかしいと思っている。
-アーティストを製造することで、彼らがコントロールすることができるようになることを望んでいるようなものですよね。
音楽業界は製造されたアーティストなら理解できる。業界が彼らに飽きたら排除することができる。でも私のような人間は排除できない。撃たれでもしない限りは。
-オーディエンスとの間に個人的なつながりができたように感じられるから、それが業界に製造されたアーティストとの大きな違いなのではないかと。
ああ、それは大きいよね。ラジオのせいで成功できなかったからね。イギリスのラジオは決して私の味方についたことはないから。だから嬉しいんだ。
-あなたはただ(オーディエンスへの)愛のために活動していますね。
そうだ、本当に本当に偽りのないものだ。とても純粋だ。
(→第2弾はこちら)