神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

医療的ケアのあるお子さんの防災対策・災害時の電源確保について

2024-10-21 14:55:37 | 支援
この2024年10月30日に下記のような研修会があります。対面でもzoomでも参加できますので、ご関心のある方はどうぞ!!!

令和6年度 かながわ医療的ケア児支援センター県央圏域相談窓口研修 
~医療的ケア児の防災対策・災害時の電源確保について~


【目 的】
 災害は、いつ、どこで、どのように起こるか分からない。医療的ケア児は様々な医療機器を使用しており、長時間の停電は生命の危機に直結する。また、医療機器以外にも、電気毛布やエアベッド、加湿器など電源を必要とする機器を使用して生活している。電気自動車等が普及し、市町村によっては、医療機器の外部バッテリーや蓄電池等が給付の対象となり、対策は進んだが、実際にそれらを使用したことのある人は少ない。そのため、平常時から停電時に備えて、医療的ケア児・家族・地域の関係機関が一緒に準備をしておく必要があると考え、県央地域の厚木市で建学以来、地域連携・地域貢献に力を入れ地域住民と共に研究を活かす取り組みを行っている学校法人神奈川工科大学地域連携・貢献センターに協力を依頼し、本研修を開催する。(厚木市基幹相談支援センター「ゆいはあと」の企画案より)

【開催時期・内容等】
  開催時期:令和6年10月30日(水)
  時間:13:30~16:00
  テーマ:医療的ケア児の防災対策・災害時の電源確保について
  場所:神奈川工科大学KAIT TOWN「市民・eスポーツ ホール」
  参加者:当事者(医療ケア児)
      家族
      関係機関・学校・法人等の職員

【主催】
  かながわ医療的ケア児支援センター県央圏域地域相談窓口(県央ブランチ)

【内容】
◎当事者から
   『教えて!知りたい!災害時の電気のこと』
    ・県央地域にお住いのお子様とご家族から
◎先輩ご家族から
   『我が家の防災対策について』
    ・横浜重症心身障害児グループ 連絡会~ぱざぱネット~ 渡邊 聡美氏
◎講義 
   『安全な電源確保の基礎知識』
    ・神奈川工科大学 臨床工学科 山家敏彦 特任教授
     (JHAT:日本災害時透析医療協働支援チーム事務局長)
◎実技
   電気自動車から電源を取り、実際に機器につなぐ
◎福祉用具等関連企業による展示
       6社の協力を得て、関連製品の展示、紹介を行う        


本研修会へのお問い合わせは、
かながわ医療的ケア児支援センター県央圏域地域相談窓口(県央ブランチ)
(厚木市障がい者基幹相談支援センターゆいはあと)
046-225-2904

又は、本ブログを管理している下記へ
神奈川工科大学地域連携・貢献センターHP
「貢献センターの活用法」ページの最下段に連絡先が掲載されています。






災害時、地域に貢献するために <給電について>

2024-09-13 15:34:21 | 支援
 一昨日、県内の自治体職員の方と医療的ケアの必要な方への非常時の給電対策について話し合いをしました。
いざという時に避難所となる本学でも、給電は重要な準備すべき項目となっています。現在は、学生サービス棟(管理棟)への自家発電機の設置(出力300kVA(6600V))がなされています。それでも、節電をしながら3日間は乗り切ろうと考えております。これは、2020年の「社会的重要インフラ自衛的燃料備蓄事業補助金」の採択事業として設置されたもので、ざっくり言うと、一般家庭の約100軒分の電力の供給ができることになります。
 最近では、人工呼吸器などを使用していても在宅をしている方たちが多くいらっしゃるので、在宅避難や避難所で給電が確実にそうした機器を使用できることが必要です。本学では、さらにもう一か所に大型発電機を設置するよう進めています。
 いざという時の備えをできるだけ万全に備えていきたいと考えております。

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地域連携災害ケア研究ンター幹事

台風が過ぎても局地的な豪雨など、自然災害が続いています

2024-09-10 09:04:33 | お知らせ
毎日の天気予報を見ていると、日本各地で直知的な豪雨、突風などが発生しております。穏やかな初秋を迎えてほしいと思います。
9月1日は防災の日でもありましたが、内閣府や気象庁からは「いつ大規模地震が起きてもおかしくない状況に変わりはなく、日ごろの地震への備えを」と呼びかけられています。

本学では、「地震発生に備えながら教育・研究・社会貢献活動」を基本として、授業や研究及び各種行事等を実施することとなっています。下記のような学内広報がされております。
〇地震が発生した場合は、学生及び各種行事での来学者に対し次の指示を出してください。
①『建物の窓、壁から離れて頭を保護して床に座って下さい。』
②『念のため、天井のプロジェクターの下から離れてください。』
③『建物は十分な耐震強度があります。慌てて外に出ず、揺れが収まるのを待ってください。』
〇火災が発生した場合は、学生及び各種行事での来学者に対し次の避難指示を出してください。
 『火災が発生しましたので、慌てずに走らないで建物の外に避難してください。』
〇授業や各種行事は、キャスター付き机でブレーキ機能があるものは事前にキャスターのブレーキをかけて実施してください。
また展示物などは万一倒れてもケガをしないように配慮下さい。

AEDの講習は、例年通り教職員全体に呼びかけられており、9月13日等に実施されます。
また、地域連携・貢献センターでは厚木消防本部と協力して普通救命講習会を実施します。<9/5のブログをご参照ください>

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地域連携災害ケア研究センター幹事



大学にて応急手当普通救命講習会を実施しています

2024-09-05 16:05:17 | 支援
本学では、年間に何回か、応用手当普通救命講習会を行っています。
今や各地の公共的な施設にはAEDが設置されています。これは、医療従事者ではなくても、誰もが操作できるような勘弁な蘇生装置として、音声案内とわかりやすい文字で説明がされます。その装置が近くになくても誰でも行える蘇生方法を、消防本部の職員や本学での普通救命普及員によって指導できます。
受講を修了しますと、消防本部から修了証がカードで発行されますので、それを携行して、いざという時に役立ててください。

講習会日程などは、以下のHPサイトからご参照ください。
https://kait-ccd.jp/2024/07/31/post-496/




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地域連携災害ケア研究センター幹事

緊急報告会「能登半島地震の支援と私たちの災害対策」報告書

2024-09-04 10:53:08 | 支援
この7月5日に、本学KAIT TOWNのオープニングイベントとして「緊急報告会」を開催しました。
連携している厚木市の職員の支援活動、そして本学JHAT本部からの支援活動などを、現地輪島病院と結んで行いました。
現地の1月1日からの時々刻々の病院の対応や、そうした地域への外部からの支援活動についてさまざまな観点から報告がされました。
本学を取り巻く地域においても身近な問題として意識し、今後の活動に活かしていく必要があると思われます。

地域連携災害ケア研究センターの「お役立ち情報」に本緊急報告会の「報告書」を作成しましたので、PDFにて掲載しております。
よろしくお願い致します。

緊急報告会「能登半島地震の支援と私たちの災害対策」報告書



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地域連携災害ケア研究センター幹事