この度、下記のとおり、市民の方々のご参加を得て、災害に対して情報技術を活用した対策を検討するためのシンポジウムを開くことと致しました。
このシンポジウムは、当大学の地域連携災害ケア研究センターと情報学部が企画運営し、厚木市との共同研究を含む「災害ケアに関する検討」を行うものです。本シンポジウムは、厚木市内5大学と厚木市が連携して地元の課題に取り組む「あつぎ市大学連携プラットフォーム」との共催の形を取っております。そして、厚木市の防災や避難時ケアなどについて各大学の英知を集め、対策を講じていこうとするものです。厚木市危機管理課及び厚木市・セーフコミュニティ防災対策委員会の協力もいただいて、報告・議論を実践的、具体的なものにしていく予定です。
内容としては、厚木市の防災計画の紹介、地元地域の住民の方の避難所をめぐる意識調査の結果報告、そして、次年度より取り組む予定である、ICTを活用した防災無線の聴こえ調査、あるいは避難所での生活に悪影響を及ぼす室内反響音などの測定調査等は市民参加の試みを意図しています。また、避難所での健康維持と人力発電の両立の提案などを報告し、参加者とこれからの災害ケアに関する後半な議論も行う予定です。
今日的な課題である防災、減災、災害ケア、避難時ケアなどを取り扱いますので、市民に向けた広報を行っていただければ、誠に幸いです。なにとぞ、ご参加のほどよろしくお願い致します。
神奈川工科大学
地域連携災害ケア研究センター長
以下、大まかなプログラムです。
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災害ケア研究に関するシンポジウム「防災無線をはじめとするICTを用いた厚木市の防災システムのあり方」
日時:2019年3月28日(木) 14:00~16:30
場所:神奈川工科大学 K1号館 12階メディアホール
主催:神奈川工科大学 地域連携災害ケア研究センター・情報学部
共催:あつぎ市大学連携プラットフォーム
協力:厚木市・セーフコミュニティ防災対策委員会
13:30 受付
14:00 挨拶 神奈川工科大学学長
あつぎ市大学連携プラットフォーム世話人
情報学部長
14:15 報告 「厚木市の災害関連予備知識」
(1) 厚木市の防災システムの現状と課題
(2) 厚木市荻野地区A自治会住民の避難所に関する意識調査
14:45 シンポジウム 「厚木市の現状を踏まえた災害支援システムの検討」
(1)災害等非常時屋外拡声システムの現状と音響的課題
(2)大災害時の円滑な情報収集を可能にするネットワーク技術
(3)防災分野におけるWebの可能性
(4)防災拠点としての人力発電システムの開発・運用とその課題
質疑応答・ディスカッション
16:20 指定総括
16:30 終了
◆参加対象: 防災・災害ケアなど広く安心・安全に関心のある方々、どなたでも (参加費・無料)
◇交通アクセス(神奈中バスの場合、以下のバスで「神奈川工科大学前」下車)
・本厚木駅北口1番乗り場「あつぎ郷土博物館」行き、「神奈川工科大学経由・鳶尾団地」行き
◇連絡先:神奈川工科大学 ロボット・メカトロニクス学科
e-mail: ogawa(アットマーク)rm.kanagawa-it.ac.jp