神奈川工科大学の学生7名と、新潟医療福祉大学の学生さん2名で、埼玉県加須市の騎西(きさい)高等学校(現在は使われていない)に行きました。加えて、修理会や物資の収集、仕分けについてご指導いただいた日本社会福祉弘済会の佐々木さん、それにR科小川が参加しました。
新潟医療福祉大学とは、車椅子修理や開発途上国へ出向く際に一緒に活動させていただいています。
前日に、大学の第一食堂にてボランティアの皆さんと仕分け作業をして衣装箱に詰めたバスタオルや女性用下着などを双葉町社会福祉協議会のコーナーに運びました。
双葉町社会福祉協議会の副部長さんに立ち合っていただきまして、品物を確認、お受け取りいただきました。
体育館には全国からのさまざまな物資が整理されて並べられていました。しかし、まだ不足しているものなどが掲示板に貼られており、学生たちはそれを確認して帰りました。
日曜日にも関わらず、双葉町社会福祉協議会の事務局長さん、副部長さんが、震災当日のこと、また、現在の生活のこと、将来の不安などを学生たちに静かにお話をいただきました。お話をうかがっていた部屋も夜は15人の方々が、ざこね状態でおやすみになるところでした。食事はようやく夜がお弁当になっていますが、それまではパンやバナナなどの支給という状態でした。
原発建屋の爆発をその耳で聞き、そして、大切なものも持参できずに、遠い埼玉県に来ていらっしゃいます。たんぼが多い加須の町、郷愁を誘うようです・・・。学生たちと、これから何ができるか考えていきたいと思います。
取り急ぎ、報告まで。
ロボット・メカトロニクス学科(KWR顧問) 小川