神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

"人力発電バイクシステム"の利用協力、よろしくお願いします

2018-04-24 10:14:40 | 研究・啓発
 当大学のアリーナ2階のトレーニングルームに、人力発電バイクが置かれました。当初、不良が出ましたが、現在は稼働しています。
学生が一汗かきに出向いて、トライしています。大勢の方々にご協力をお願いします。いずれ、近隣の方々にも紹介していけたらいいですね。
 実施主体
 ・情報工学科
 ・学生課
 ・先進太陽エネルギー利用技術研究所
 ・地域連携災害ケア研究センター
 
(災害時で悪天候、夜間では太陽電池が、無風時、強風時では風力発電が使用できないときは、人力が最後の非常時電源となる!!とのことで、情報工学科田中研究室で学生が悪戦苦闘して開発した装置が、アリーナに設置されています。みなさんの健康増進にもつながると思います。よろしくお願い致します。)

写真は、学内各所に広報されているチラシです。



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情報インフラの破壊に対応する無線マルチホップネットワーク

2018-04-13 14:28:11 | 研究・啓発
情報ネットワーク・コミュニケーション学科の研究室では、「無線マルチホップネットワークの効率化・省電力化に関する研究」というのが行われています。東日本大震災や熊本地震をはじめとする大災害時において,情報ネットワークの果たす役割は非常に重くなっています。しかしながら、災害によりインフラが破壊されることでネットワークが使用できなくなることが十分に考えられます。そのような環境で効果を発揮するのがネットワークインフラを必要としない無線マルチホップネットワーク技術です。この研究では,無線マルチホップネットワークにおける情報伝達の信頼性や即時性といった効率の向上や,携帯機器などの限られた電力で稼動させるための省電力化に関する研究です。


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災害時に電気の供給問題

2018-04-11 16:27:30 | 支援
今年のゴールデンウィークにはKWR車椅子修理屋サークルが東北にて修理活動を行いますが、継続する力は学生の間に受け継がれています。
思い出すに、2011年11月、学園祭の期間中にロボット・メカトロニクス学科小川研究室主催で「ディスカッション: 再考・震災と障害者の暮らし -東日本大震災を踏まえて-」と題して討論会を開きました。さまざまな障害の方々が集まり、東北での支援経験を、障害者インターナショナル日本会議の方に語っていただいた後、ディスカッションをしました。その中に、次のような発言がありました。

「厚木市にあります重症心身障害児親子の会に所属しております。私たちの厚木市では今回の震災の際は揺れが確かにひどかったのですが、建物が倒壊したりですとか日常生活ですぐに何か問題が起きたりとかは無くて停電が起きたくらいです。重症心身障害児というのは分かりにくいと思いますが、例えばタンが自分で出せない子がおりまして、停電になりますと吸引器というコンセントに差し込んで充電して使う機器が、停電になりますと吸引ができなくて生命の維持に支障が出てくる状況が今回の震災ではありました。厚木市では各避難所に発電機が設置されてると確認したのですが、実際にそこに避難した場合に生命維持に必要な吸引器に充電をさせてもらえるのか確認しますと、そういう状況にはないと聞いております。また各市町村において対応が違いまして、他市の会員の方もいらっしゃいまして、そこではその様な発電機が設置されていない状況で、発電機は市役所のみで避難所にはありませんでした。それでは子供が生きていけない。計画停電中の2時間、2回のサイクルで回ってくる吸引で充電が切れてしまうので、急遽足踏み式の吸引器を準備したり、身近な生命維持のために動いたお母さんが沢山いました。この様な情報は全く入ってきませんし、全く動けない子供を抱えてお母さんがあちこちに情報を探して走り回ったりして大変な思いをしたお母さんも沢山いました。この様な時に地域のネットワークや情報を発信してくれるところがあれば助かったのにというのが感想です。しかし、今回の災害はこちらに大きな被害は起こらなかったのですが、今後こちらにも震災が来ると聞いています。その際に各市町村に避難所が設置されるのですが、ニュースでも今度の震災で障害児の方が長く避難所で生活をしていたということは聞いていませんし、家で生活が出来ずに避難所に行ったのに駄目で仕方なしに家庭で避難生活をしていたことは聞いています。でも避難所に居ないと支援物資も頂けません。私たち障害児を抱えた親たちはどの様にすべきなのか・・・」(報告書p.10)

あれから7年を経て改善されていることと思いますが、再度、指定避難所、在宅避難での発電機の供給をいかに整備していくかは、優先されるべき課題と言えます。

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災害時、避難所での人力発電を!!!

2018-04-09 17:28:38 | 研究・啓発
当大学のアリーナは、地域の自治会の避難所に指定されています。
毎年9月1日前後に行われる防災訓練に、昨年は当大学の災害ケア研究センターの所員も見学参加させていただきました。
アリーナも使い方次第で快適にも不適当にもなるので、現在、その適切な利用などについて検討することにしています。

ところで、そのアリーナに人力で発電する装置、すなわち、災害時で悪天候、夜間では太陽電池が、無風時、強風時では風力発電が使用できないときは、人力が最後の非常時電源となる!!とのことで、情報工学科田中研究室で学生が悪戦苦闘して開発した装置が置かれています(下記のブログをご参照ください)。

神奈川工科大学情報工学科ブログ(2018年3月16日)
http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/2018/03/blog-post_16.html



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教職員への災害関連アンケート

2018-04-06 13:46:07 | ボランティア

地域連携災害ケア研究センターでは、学内の教職員に災害関連のアンケートを試みました。
3月の忙しい時期、あるいは出張の時期でもあったため、回収数が少なかったのですが、意外にも東日本大震災の時には帰宅困難の状況になったり、かつて台風などで家が浸水するなど被害体験をしている方々もいて、直接、間接に災害の経験者が多くいました。

また、支援の経験についても、やはりは阪神淡路大震災や東日本大震災、近くは熊本地震では、それぞれのやり方で支援、あるいはボランティアをしている方々が多くいました。

それからお住まいの地域の自治会・町内会で防災の役員をしていたり、マンションの理事としてそうした活動を中心になって行っている方もいました。

研究・教育では、エネルギー関連、ストレス等の心理関係、医療機器供給関係、情報サービス関係など多数の教員が関連研究を行っていることがわかりました。

今後、災害ケア研究センター内にとどまらず、大学の全教職員の力を集め取り組むことによって、行政が行うべき総合的な対策の一翼を担うこと、あるいはさまざまな提言を行うことができると思われます。

今後とも、大学を挙げて取り組む姿勢をもち続けたいと思います。

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