神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

釜石からのお礼状

2011-12-26 10:55:58 | 支援
岩手県釜石市鵜住居町 仮設住宅 古川様より

謹啓、お世話になります。
この度はたいへんありがたい支援物資を賜り、誠にありがとうございます。
 時間と共に一般的には風化していくとは思いますが、被災地の私たちにとってはそこが生活の場であり、非現実の中の現実を生きています。
 報道等で取り上げられることもありますが、各市町村仮設住宅単位で支援に格差があることをご存知でしょうか。また、在宅、アパートなど、民間物件の借り上げに住む被災者に支援が届かないこと、障害者のグループホーム(入居者)に公的支援がないこと、など。
 このような方々を中心に高齢者、障害者の方々にご送付下さいました支援物資を配布したいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

2012年12月18日


釜石に支援を

2011-12-19 19:05:59 | ボランティア
ロボット・メカトロニクス学科非常勤講師松沢明彦先生より、メッセージ


僕の友である あなたへ

 寒さがひしひしと忍び寄る季節。いかがお過ごしですか?

 私は10月上旬、被災した友人の住む岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)を訪れる機会がありました。岩手県の花巻、遠野、釜石への道は、のどかな景色が続きました。釜石市街に入り、釜石駅を過ぎた道一本にて景色が一変。突然に壊滅状態の街が、目の前に飛び込んできました。約7ヶ月経ても、第三次の爪痕が街じゅうに残っていました。3.11東日本大震災当時は、ほんとうに大変な様相であったことが想像できました。

 さらに、海へ近づき三陸海岸を北上、鵜住居地区へ向かう道で言葉を完全に失いました。破壊ではなく、全く何も残っていない、跡形もない。家の基礎は残るものの、そこには「原っぱ」がただただ広がっていました。「これから街の開発が始まるの?」という原野の土地が続きます。その中心部に鵜住居駅があり、そのすぐそばに友人の家がありました。

 3.11東日本大震災後の大津波が、街の全ての形を奪い去っていきました。その津波が全てを奪い去った場所にて、友人の古川貞治さんと会うことができました。彼は、お母様、叔母様、叔父様、さらに親類の方々を40名以上亡くされました。さらに、同じ地域住民の600名以上が亡くなられていました。「家族も、知り合いも、友達も・・・。『想い出』さえも奪われてしまったんだ」と彼のつぶやき、今でも耳を離れません。

 現在、古川さんは被災者仮設住宅に入れられ、不便な生活を余儀なくされています。その過酷な状況の中でも被災された高齢者の方々に、地域集落の集会所を実費で借りて、ボランティア鍼灸・マッサージ施術をしています。私が訪れた日も施術をされる日で、私もお手伝いをさせていただきました。午後の数時間でしたが、古川先生を訪ねて治療を求める方々が、大勢こられていました。一人ひとりに語りかけ、治療しながら元気付け、とても素敵な空気が集会所を包んでおりました。彼自身も大変な状況にも関わらず、お年寄りに寄り添い、ちっちゃな集会所にてボランティア鍼灸、マッサージ施術をされて、さらに生きる力を伝え続けている。本当に頭が下がる思い、魂が震える感動を覚えました。


その友から【緊急SOS支援求む!】

とても小さい村落のために支援が行き届いておりません。
寒さに向かっており、高齢の方、からだの弱い方が、次の物資を必要としています。

暖かな セーター (高齢者が「ありがたやー」と声が出るもの)
暖かな 毛布 (新品でなくても可。でも、きれいな状態で)
暖かな 下着類 (冬物で新品)
暖かな 靴下 (あなたがほしいと思えるものを)

松沢非常勤講師が窓口で集めていますが、常勤の小川が一時預かります。
E1号館4階401小川研究室または402室小川教員室。
不在時は、E1号館3階302室学科事務室まで。

とりあえずの締め切りを12月26日(月)午前中までとさせていただきます。



東日本大震災・被災地への募金活動・経過報告 (学食と自動販売機)

2011-12-13 18:19:09 | 支援
学生や教職員の皆さん、また、外来の方々が、第一食堂、第二食堂、第三食堂で「応援ランチ」をずっと注文し続けてくださっています。また、自販機の一部が10円の義援金となっていますが、そのドリンクも買っていただいています。
それが累積した金額は次の通りです。

第一・第二・第三・第四食堂の10月までの累計は、410,040円
自動販売機の10月までの累計は、39,000円

合計 449,040円

皆様のご協力、ありがとうございます。
引き続き、継続させていただきますので、なにとぞよろしくお願い致します。

学生課

小さな村落の被災地に、支援物資を・・・

2011-12-12 15:38:07 | 支援
ご協力のお願い

ロボット・メカトロニクス学科の松沢非常勤講師は、岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区で継続支援を続けています。
仮設住宅はありますが、寒さをしのぐことができていません。

ここは、静かで穏やかな集落でしたが、3.11にて600人を超える方々が亡くなりました。

とても小さい村落のために支援が行き届いておりません。
寒さに向かっており、高齢の方、からだの弱い方が、次の物資を必要としています。

暖かな セーター (高齢者が「ありがたやー」と声が出るもの)
暖かな 毛布 (新品でなくても可。でも、きれいな状態で)
暖かな 下着類 (冬物で新品)
暖かな 靴下 (あなたがほしいと思えるものを)

松沢非常勤講師が窓口で集めていますが、常勤の小川が一時預かります。
E1号館4階401小川研究室または402室小川教員室。
不在時は、E1号館3階302室学科事務室まで。

とりあえずの締め切りを12月26日(月)午前中までとさせていただきます。

どうぞよろしくお願い致します。

ロボット・メカトロニクス学科 小川喜道

KAITシンポジウム2011- 安全安心社会をつくる情報技術を探る-開催されました

2011-12-08 12:44:17 | イベント
KAITシンポジウム2011
-安全安心社会をつくる情報技術を探る-

11月19日に当大学で行われた催しについて紹介します。
シンポジウムは、東日本大震災の発生によって、重要性が認識された情報技術の役割と課題を見直し、今後の安全安心社会を築くため、情報技術の可能性を探るものでした。
 今回の震災では、通信機能の脆弱性が認められた。通信回線の途絶、情報収集の困難、発信情報の不足などです。それらを解決する工夫、技術なども提案されました。また、情報の信頼性、また、「風評」情報の問題なども見逃せないこととして報告されました。
 東日本大震災を通して、情報を巡る多くの教訓を得ているが、それらを踏まえて、現在研究が重ねられている情報技術のさらなる発展が望まれます。