神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

地元市危機管理課と打ち合わせしました

2021-06-30 16:54:21 | 地域と共に

     


 地域連携災害ケア研究センターでは、現在、シンポジウムの準備と共に、今後、災害時のサポーターを養成するため、とりわけ学生を中心として市民も参加の講座開催に向けて準備中です。地元市の市長室危機管理課との協働作業として本日もこの話題を中心に話し合いました。ともかく、昨今の災害を鑑み、リスクに対応する長期的で組織的な対応が必要となることを確認しました。講習は、かなり濃い内容になる予定ですので、ご期待ください。近日、公表致しますね。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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市内公民館に防災無線放送の聞こえ調査のご協力をお願いしました

2021-06-28 14:47:20 | 研究・啓発
     

 神奈川工科大学地域連携災害ケア研究センターの所員である上田麻理准教授(音響工学)の下で進められている地域の防災無線放送の聞こえに関する調査の協力を、2021年6月25日(金)に市役所で行われた地区市民センター長(公民館長)会議にて、お願いしてきました(専門ではない、このブログ管理者が出向いてきました)。
 この調査は、市の危機管理課と協働しながら進めている災害時の一次連絡として重要な防災放送の聞こえに関する調査です。自治体の先行調査を調べたところ、ほとんどが災害時のアンケートの一つとして項目が作られているのみで、聞こえの段階別評価や環境音などの影響を加味した分析をしているところは、まれでした。当大学では、市内15公民館の職員の方の協力を得て昨年一回実験的な調査をしましたが、今回は梅雨時でもあり、雨天時にも聞こえの調査をしっかりとしたいと、ご協力依頼をさせていただきました。公民館の職員の方は、戸外で放送を聞いていただき、アプリのアンケートに回答していただくだけなので、非常に簡単なご協力でデータを集約することができます。
 上田研究室では、災害時の「音情報」に関する研究を進めていますので、いずれ、災害ケア研究センターのホームページに掲載したいと思います。

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地域連携災害ケア研究センター幹事

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防災教育の必要性について

2021-06-21 14:20:18 | 地域と共に
   

神奈川新聞2021年6月20日の防災特集で、文科省からの発表が出ていました。
 豪雨や台風で被災の恐れがある浸水想定区域や土砂災害警戒区域に立地し、市町村が防災上の配慮が必要と判断している公立学校は全国で11,175校に上り、全体の29.9%占めるとの調査結果が報告されていました(文部科学省公表)。
 防災教育は、8割超が行っていると回答したものの、リスクや地域性に応じたないようかどうかはわからない。こればかりは一般論では解決できない、なによりも地域性によるもので、自分たちの地域について精通している必要があります。これまでは避難訓練というと地震や火災を想定してきました。しかし、いまや、水害、土砂災害が多くの犠牲者を生んでいます。これらは、予報に基づき事前の行動ができることも多く、そのための取り組みが必要です。
 かつて、当大学にも台風に伴う大雨で、地域の住民の方々が避難してこられたこともあり、大学としての準備も整えていくことが急務だと思っています。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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今週、国会で「医療的ケア児及びその家族に対する支援法」成立、災害に対応すべき、と!

2021-06-17 12:20:59 | 支援



第204回国会において、「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が成立しました。
この法律の第四章補足の最後のところに次のように書かれています。
「3 政府は、災害時においても医療的ケア児が適切な医療的ケアを受けることができるようにするため、災害時における医療的ケア児に対する支援の在り方について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。」

 私たちが、今回行うシンポジウムでは、人工呼吸器を使用している重症心身障害のあるお子さんの災害時対応について、一つの重点検討としております。まさしく、「医療的ケア児及びその家族に対する支援」の重要なテーマとも言えます。
 ぜひ、皆さんもご関心をもって参加していただければ幸いです。

参加申し込みは、センターホームページからお入りください。
https://kait-ccd.jp/


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地域連携災害ケア研究センター幹事

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シンポジウム:コロナ禍における災害対策~要支援者に対するケアを中心に~(お知らせ)

2021-06-14 10:47:36 | イベント
    

表記のシンポジウムを下記の通り開催致します。
皆さま、ぜひ、ご参加ください。

【開催趣旨】
本シンポジウムは、コロナ禍が続く中で、地震や風水害に伴う避難を余儀なくされたとしても、誰一人取り残されることなく全ての人の命と暮らしを守ることを念頭に、今、できる対策を構築するための検討を行うことを目的としています。
 これまで、厚木市とは共同研究に基づいて、災害ケアに関する検討を行ってまいりましたが、今回も、厚木市、及び、厚木大学連携・協働協議会など多方面の協力をいただき、地域と密接に連携を取りながら実践的、具体的な対策を高めていくつもりです。
 今回のシンポジウムでは、とりわけ医療と関係の深い要配慮者に焦点を当て、そうした状況におかれた方々の不安を少しでも解消できるよう議論を行います。
 皆さまのご参加をお待ちしております。

 << 記 >> 

シンポジウム概要
・テーマ: コロナ禍における災害対策~要配慮者に対するケアを中心に~
・日時: 2021年8月4日(水) 13:30~16:30
・参加方法: オンライン形式(zoomウェビナー)
・参加定員: 500人
・参加費: 無料
・申し込みURL: 下記のアドレスが登録フォームになっております。
  https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_HvafH-LCQZu_hMIc8v3HUw
  (神奈川工科大学→地域連携災害ケア研究センターのバナー→シンポジウムのお知らせ→登録アドレス、でも可)
・主催: 神奈川工科大学 地域連携災害ケア研究センター
    神奈川工科大学 地域連携・貢献センター
・共催: 厚木市大学連携・協働協議会
・協力: 厚木市

― プログラム ―

(13:15頃から zoomウェビナーへの接続ができます)

13:30 開会挨拶  神奈川工科大学 小宮 一三 学長
    趣旨説明 地域連携災害ケア研究センター長 山家 敏彦 特任教授
13:40 報告①「厚木市における災害対策」
        厚木市 市長室危機管理課
    報告②「要配慮者の災害時支援」
        厚木市 福祉部福祉総務課
    報告③「当大学の避難場所としての考え方と準備状況」
        神奈川工科大学 管財課

14:25 各分野からの問題提起
  「人工呼吸器使用者、家族の立場から」
    渡邊 聡美(横浜重症心身障害児グループ連絡会~ぱさぱネット~)
    吉田 和弘(フォトグラファー、筋ジストロフィー)
  「人工透析を受けている立場から」
    斎藤 進(元産業能率大学教授、専門分野:地域自治政策、市民参加型まちづくり)

15:00 専門分野からの報告
 「在宅での呼吸器支援について」
    北陸大学医療保健学部教授 高橋 純子
「災害時における透析医療の支援について」
    臨床工学科特任教授  山家 敏彦

15:30 ディスカッション
地域での要配慮者支援の立場からのコメント発言
  厚木市福祉部地域包括ケア推進課
看護の立場からのコメント発言
  看護学科講師  杉山 洋介

16:30 閉会

総合司会  地域連携・貢献センター長 小川 喜道


<Zoomウェビナー運営>
神奈川工科大学 工学教育研究推進機構 機構支援室 

<問い合わせ>
神奈川工科大学 地域連携災害ケア研究センター管理室
https://kait-ccd.jp/
Tel:046-291-3153 / 046-291-3212
E-mail:contact@kait-ccd.jp

(本学には日本災害時透析医療協働支援チーム(JHAT)の本部が置かれており、災害地域における関連医療機関への人的・物的支援の拠点となっております。)


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地域連携災害ケア研究センター幹事
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