神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

KAIT SDGs HUBの学生グループがJICA SDGs推進のお話を伺いました

2021-10-22 13:37:11 | 学生の声
     

 一昨日、2021年10月20日に、当大学で今年結成された学生たちを中心としたKAIT SDGs HUB のメンバーが、JICA国際協力機構のSDGs 推進課の方からzoomにてお話を伺いました。仲介した私も隅に参加させていただきました。お話してくださった方も、アフリカのジブチ共和国の難民キャンプでの支援活動に従事された若い職員の方でした。会社に勤めてからの海外青年協力隊への参加ということを聞き、学生メンバーも刺激を受けたようです。今後、もっと知っていこうということになって、JICAとのご縁は続きそうです。
 ところで、JICAからは2018年3月に「JICA防災分野ポジションペーパー」というのが出されています。世界の現状として、自然災害による経済被害及び損失は拡大しており、2005年から2015年の10年間で、死傷者数は210万人、被災者は15億人に及んでいるそうです。災害に脆弱な貧困層が貧困と被災の負のスパイラルに陥るリスクがあり、"防災"は社会開発の前提条件ということになります。
 私たちの活動も、絶えず国際的な視野を持ちつつ、足元の課題に対して行動をとっていくことが大切ですね。

ブログ管理者
地域連携災害ケア研究センター幹事


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コロナ禍に負けない、つながりを持とう!

2021-05-03 17:04:45 | 学生の声
 先週4月29日の夜10:55-11:20、NHKのEテレで「セルフポートレート ー 大学一年生×春、新学期」が放映されていました。
 コロナ禍の一年間を、オンライン授業で過ごした大学一年生の男子学生と女子学生が、自撮りで独白している番組でした。孤独、不安、いらだち・・・誰にも言えないモヤモヤした気持ちを吐き出していました。語りを聞いていて辛くなりました。当大学でも昨年度は、前期はオンラインのみ、後期には週に1日の対面授業。受講形式は、個々の学生の自己選択・決定を尊重して行われました。対面による演習、実験、製作などの授業では、友達との関係もスムーズに作りだしている姿もありました。しかし、登校していない学生のことも心配ですし、人間関係に戸惑いをもっていた学生もいたことでしょう。テレビに登場した人たちのように、先の見えない不安感や苛立ちなどを抱えていたかもしれません。
 今年度に入って、週に2日程度の登校となっていますが、とりわけ一年生、二年生の皆さんは元気に生活していらっしゃいますか。もし心に抱いている辛さ、言葉になりにくい辛さなどを語る機会がないとしたら、なんとか見つけてください。学内にはいろいろな場があります。言葉にすること、そして、その言葉を聞くこと、語り合って共有すること、そこからモヤモヤを少しだけはっきりとさせていくことができるかもしれません。そうすると、からだもこころも力が出てくると思います。
 当大学の学生に限らず、すべての学生の方々、みんなで、この難局を乗り切っていきましょう。

ブログ管理者
地域連携災害ケア研究センター幹事
地域連携・貢献センター地域連携統括コーディネータ


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卒業研究で災害時の教員のあり方を探る

2018-03-27 12:08:58 | 学生の声

当大学では、卒業後に数学や工業の教員になるべく教職課程も学科の勉強とともに学ぶ学生が多い。
今年度、教職の試験を取り、4月から晴れて高校教員となる学生が、卒業論文で「災害時における教員の行動と果たすべき役割」と題して、東日本大震災で大きな被災を受けた岩手・宮城・福島の高校のすべてのHPからその対応に関する記述を探すとともに、当時の教員の行動、思いなどを綴った文献で、その検証を行っていました。

学生は、最後にこう述べています。「災害時における学校の役割とは、普段の学校が見せる顔とは全く別のものといえる。普段の学校の役割というば、一言で表すならば『子どもを育てるところ』である。教員たちもそれぞれの思いを胸に仕事を全うしている。子どものためを思い、教員たちは行動している。そして、それは災害時でも同じことだということがわかった。
災害時に教員が取るべき行動は第一に子供たちの安全を守ることである。次に避難経路の確保、校舎内の安全を確認し、避難誘導をする。声を出し、周囲と伝達しあう。また、子どもたちの不安を取り除くため、励ましの言葉も必要である。災害時の行動がどうあるべき、保護者や地域との伝達を図るために、学校としては常日頃から防災意識を高めておくことが必要である」と。

なによりも、社会の将来を担う子どもたちの命を守り、そして心の傷つきを和らげることは教員に課せられていることではないでしょうか。


支援ブログ管理者

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新入生も被災地に思いを寄せています

2011-05-12 18:36:52 | 学生の声
入学した一年生に、震災について触れ、自分にできることは何かと問いかけました。もちろん、節電に心がける、募金をする、などはたくさん出てきましたが、次のようなことを示してくれました。物理的な支援を考えるだけでなく、「被災した人たちの気持ちを忘れない」「他人事だと考えない」「今に感謝して生きる」「被災した人たちのことを思い続ける」と。そして、「被災地に行って手伝いたい」という学生も多くいました。

今、私たちにできること何か・・・を考えていきたいと思います。東北から離れた神奈川の地、そしてキャンパスの中、日々の活動があわただしく動いています。しかし、長期的な支援が必要な被災地に思いを馳せて、小さな支援を長く続けていく努力をしていきたいと思います。

KAIT支援ブログ管理者

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皆さんの声をお聞かせください

2011-04-12 10:36:42 | 学生の声
kAITの皆さん

このブログにアクセスしていただき、ありがとうございます。昨夕より、kAIT WalkerのTOPICSに載せていただきましたので、皆さん、始めてお読みいただいていると思います。神奈川工科大学では、この未曾有の大震災に対して、少しでも復興の支援にかかわっていきたいと思っています。昨夜も今朝も大きな余震に見舞われております。日々、この厳しい状況を意識せざるを得ない状況です。でも、このキャンパスには若い力がたくさん集まっています。さまざまな知恵と技術もあります。それを活かしていきたいと考えています。

そこで、皆さんが経験したこと、そこから感じたこと、また、どのようなことができるか、そのようなことをこのブログにお寄せください。そして、長期的な支援をどのようにしていけばよいか、を考え、実践していきたいと思っています。


神奈川工科大学
学長室地域連携ワーキング・グループ
東日本大震災KAIT支援プロジェクト
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