3月16日の夜、23時36分に、福島県沖を震源とする地震がありました。宮城、福島両県で最大震度6強を観測しています。気象庁は両県に一時、津波注意報を出していましたが、水位の上昇で被害をもたらすまでには至っていなかったようです。しかし、本日の朝の時点で、宮城県で3人、福島県で1人の死亡が確認されたそうです(警視庁)。総務省消防庁によると、東北などの9県で計107人がけがをしたとのこと。交通網への被害もあちこちに出ており、特に新幹線の車両が脱線したということで大変なことが起きていることがわかります。ほんとうに1日たりとも油断できないです。
ここ神奈川の地では、体感として室内を立って歩きにくく、ものが落ちないまでも激しい揺れの音に恐怖感を覚えました。
本日、当大学・地域連携災害ケア研究センターとして、まさしく避難などに関するミーティングを予定しておりました。まずは、昨日の東北での透析医療への影響について、JHAT(日本災害時透析医療協働支援チーム、当大学に本部が置かれています)の本部長である教員から報告を受けました。JHATでの状況把握(病院の停電の対応把握など)に深夜3時近くまで対応に追われていたとのことでした。それでも、大きな問題がなかったようで、よかったです。その後、災害看護学を担当している教員等と避難の大学での具体的な動きを作っていくための作業プロセスについて話し合いました。大学は、学生を守ると共に、地域を守るための準備をしていることが必要です。
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地域連携災害ケア研究センター幹事