神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

今年も年の瀬となり、振り返れば厳しい年でしたね

2021-12-27 15:22:55 | 地域と共に
     

 2021年12月27日(月)、明日は大学も点検のため断水・停電となり、休みとなります。学生の皆さんは、卒業研究などが追い込みとなっており、ゆっくりはできないかもしれませんね。
 ところで、先日、日本海溝・千島海溝地震でマグニチュード9級の巨大地震が起きた際の被害想定を、政府が公表しました。驚くべき数の被災が想定されています。死者想定19万9千人! この死者はほとんどが津波によるものとみられ、早期避難の徹底により8割減少させることができるとしています。ここ神奈川をみれば、南海トラフ巨大地震で32万3千人の犠牲、首都直下型地震で2万3千人。私たちの時代にこれだけの災害が想定されることを考えると、いかに日頃の心構え、あるいは情報共有をしてすばやい行動をとるか、そこにかかっていると思います。自然災害は止めることができない、むしろ、人間がどれだけ賢く生きていくか、そこにかかっていると思います。
 来年もまた、ささやかなブログではありますが、発信し続けていこうと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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地域連携災害ケア研究センター幹事


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2022年1月12日に「災害時の連携を考えるかながわフォーラム」が行われます

2021-12-15 13:41:37 | 地域と共に
     

 神奈川県内の自治体職員、社会福祉協議会や市民活動支援センターの職員、被災者支援活動に関心のあるNPOなど民間団体、大学などの関係者を対象に「多様な主体の平時からの関係づくり推進をめざしてのオンラインフォーラム」が開かれます。主催は、「災害復興くらし応援・みんなのネットワークかながわ(準備会議)」です。
 そこに当大学からも短い報告をするようご依頼を受けました。当日は大学と地元とのつながりなどについて短い時間ではありますが、お話をする予定でおります。皆様もご都合がよろしければ、ネットから申込をしてみてください。よろしくお願い致します。

 みんなのネットワークかながわ
 災害時の連携を考えるかながわフォーラム


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地域連携災害ケア研究センター幹事

 
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大学は災害リスクにどう向き合うのか・・・

2021-12-01 13:13:27 | 支援
     

 神奈川新聞(2021年11月28日付)12面に関東学院の規矩大義(きく ひろよし)教授(地盤防災工学)の講演内容が紹介されていました。その中で、学校の災害対応マニュアルの課題が挙げられていました。その言葉を引用すると、
 「地震が起きたら、住民や学生、帰宅困難者、いろいろな人が学校に集まってくる。しかし、家族や自宅が心配で帰りたいという教職員がある程度いることを許容したうえで計画を立てないとむずかしい」。「震度7では計画通りにいかない」。「まずは死なないための努力を。そしてきちんと災害を知り、恐れてほしい。防災力は無限ではない」と心構えを説いています。「備えに取り組む中で企業や地域の価値を高めることを考えていかなければ、防災は進まない」。どの一言をとっても、なるほどと説得されてしまいます。防災計画の策定やマニュアル作りは、それなりのトレーニングになることは間違いないが、結局は、それを超えた次元での事象が起きた場合のことをしっかりと「構え」ておくことが大事になると痛感しました。

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地域連携災害ケア研究センター幹事


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