避難所での音環境の評価実験風景をHPニュースに紹介 2019-10-30 10:48:45 | 支援 避難所の「音環境」の評価実験を近隣小学校で行いましたが、 その短報が当大学のHPのニュース(2019.10.30.)に掲載されています。 どのような実験が行われたか、簡単に載せてありますので、ご覧ください。 写真も載っているので、実験風景をみていただけると思います。 これからも市民の方々のご協力をいただきながら、研究を進めてまいります。 情報学部 地域連携災害ケア研究センター
地域住民の方々の協力により指定避難所での声の聞き取りやすさの調査をしました 2019-10-29 13:11:16 | 研究・啓発 2019年10月12日に襲った台風19号の際には、地元市においても洪水の危険などから公民館に避難された方々も多くいらっしゃいました。 当大学・地域連携災害ケア研究センターでは情報学部の上田先生(音響工学、防災)を中心に、厚木市、地元自治会との連携のもと、指定避難所(主として、市立小中学校体育館)での声による情報伝達の課題を明らかにし、改善を図るための研究を行政・市民参加型で行っています。 10/24(木)の15:30-16:30に、指定避難所の小学校のご協力を得て、体育館において、自治会防災担当の会員の方々、約30名に実験協力をしていただきました。今後、他の指定避難所においても同様の調査を行い、市の危機管理課と協議しながら、さまざまな情報共有、情報伝達の手段をより有効なものに改善していく予定です。 神奈川工科大学 地域連携災害ケア研究センター
2019年10月12日、台風19号にて川の氾濫の危険、避難の方が大学へ 2019-10-21 17:01:08 | 支援 2019年10月12日(土曜)台風19号に伴う神奈川工科大学・私設避難所の開設 24時間勤務体制の守衛室と連携して、近隣住民(本学学生を含む)の方が本学への避難を希望された場合の対応を整えました。 実際の避難者の受け入れ対応の経緯 今回、初めて本学で私設避難場所を開設。実際には、河川の氾濫を心配して住民の方が15名、大学をご利用されました。 08:30に市民の方2名来学。K3号館の講義室を避難所として設営。 11:30に1名。 13:20 ペット(小型犬)同伴のご夫婦が避難。(隣の講義室をペット同伴避難室として使用することとし、ブルーシートと段ボールを提供。) 15:00 厚木市危機管理課へ電話し、市の設置した避難所でのサービス内容を確認し、できるだけ持参物で対応してもらい、あくまで一時的な安全な場所の提供ということで行うよう指示がありました。 15:20 大人2名子供3名の家族が本学へ避難。 16:10 大人1名(女性)が本学へ避難。 16:45 夫婦と子供、高齢婦人の家族(4名)が本学へ避難。 16:46 本学学生5名が避難。(K3号館3階の講義室を学生用に設営) 市民の皆様には、「今回は、厚木市の公設避難所と同様の対応ではない旨」を説明した上で利用いただいた。 大学の防災備蓄品である、飲み水、クッキー、ようかん、毛布、ブランケットを提供しました。 22:30には風雨が収まり、5名の学生は23時で全員帰宅 市民の皆様は、川沿いの方が多かったため全員が宿泊され、翌13日、7時頃から帰宅され始め、7:50で全員が帰宅されました。 皆さん、無事に過ごせてほっとしています。 今回の経験で、課題と思われたこと ・ペット同伴の場合の避難場所と配慮事項の検討 ・カップ麺などを食べたい場合、避難場所との区分けの配慮の検討 ・安全・安心のため、避難室前に職員配置をいかに行うか ・サービス提供レベルをどの程度とするか ・停電時対応 ①照明(バッテリーで対応可能) ②トイレ(k3号館のトイレはタンク式の為、タンクに水を入れれば流すことが可能。水は期限切れの水を使用する) ・外部からの電話対応 ・駐車場対応(今回も3家族ほどが車で避難してきている) など、課題を見出すことができました。 当大学は地元自治会の指定避難所となっていますが、その本格稼働が必要となった場合に、今回の経験は有益でした。また、地域の住民の方が、大学を頼りにしていることもわかりました。今後、さらに準備を整えていきたいと思います。