神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

心理支援チームに参加して

2011-05-28 15:30:16 | 支援
神奈川工科大学学生相談室のカウンセラーさん、心理支援として宮古市にて活動。
現地で感じたことを、短い言葉に詰めて語っていただきました。お読みください。

「岩手県宮古市の小中学校の学校の先生や保護者、それから子どもたちと会ってきました。
僕が行った連休明けは、ボランティアが一斉に引き上げた後でした。
宮古市のみなさんは、日常の生活を送るために、穏やかに過ごしていました。小学校の体育館が避難所でした。
学校の先生は、自分も被災しながら、子どもたちの成長を優先して考えていました。
印象に残ったのは、大きな悲しみの中に笑顔の生活が確かにあったことです。それから、同じ土地で、被災の自覚がある人とそうでない人の間に大きな溝があると感じました。
こちらに帰ってきて、反省したことは、心のケアは全員には要らないということです。そこにこれからも住む人たちの笑顔を妨げてはいけない、そう思いました。」

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厚木の環境マップを作成します

2011-05-25 18:26:47 | 地域と共に
本学学生1年生(「Stop the CO2入門」の受講者有志)と、「あつぎ環境市民の会」とのコラボで、厚木市の大気中の窒素酸化物NOxを、主要幹線道路と小学校(23校)で測定します。

実施日は、第1回6月2日(木)、3日(金)です。 第2回は12月1日(木)、2日(金)を予定しています。

参加者は、環境市民の会12名(厚木市民)、学生11名(7学科)です。

測定後には、厚木環境マップを作成します。

6月の実施後には、このブログにて報告します。



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中学生、高校生の皆さん! 「ITによる震災復興」のアイデアを。

2011-05-20 10:37:04 | お知らせ
「リケメン・リケジョのITコンテスト」に、今回、特別テーマ「ITによる震災復興」を掲げています。

応募対象 中学生、高校生
締め切り 6月12日

3部門に加えて・・・
 3月11日に発生した東日本大震災は、私たちの日本、その社会に甚大な影響を与えました。今後、皆さんが活躍する時代にむけて、ITはどのような役割を果たすことができるでしょうか?
 このテーマ「ITによる震災復興」は上記の各学科部門を横断した、大課題として設定されています。
 ※このテーマに挑戦する方は、上記の各学科部門を選択した上で、エントリー時の『応募する夢のタイトル』に「(テーマ:ITによる震災復興)」を付け加えてください。

詳しくは、下記をご覧ください。

イケメン・イケジョITコンテストのパンフレット
http://www.ic.kanagawa-it.ac.jp/yumecon/contents/obothema.php

神奈川工科大学 情報メディア学科サイト
http://www.media.kanagawa-it.ac.jp/
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車椅子寄贈のお礼状をいただきました

2011-05-19 13:04:32 | 車椅子

宮城県の特別養護老人ホームの職員の方から、KWR車椅子修理屋に手書きのていねいなお礼状をいただきました。
その一部を紹介します。

「・・・さて、この度は行く度にわたり私どもの施設へお気づかいいただき、誠にありがとうございました。
 震災から2カ月が過ぎ、私どもの施設も徐々にではありますが、落ち着きを取り戻しつつあります。
この度のお力添えが、私どもの支えとなりました。利用者、職員一同心より感謝しております。
 たび重なる余震により、心労には計りしれないものがあると思います。本来であれば、直接お伺いしてお礼を申し上げるところではございますが、このような事情により、失礼ではございますが、書中での挨拶に代えさせていただきます。
 今後とも私どもの施設に変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
平成23年5月吉日
特別養護老人ホーム」
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秋に、「ディスカッション:震災と障害者の暮らし」を計画

2011-05-17 16:21:52 | 研究・啓発

ロボット・メカトロニクス学科小川研究室では、2008年11月に「障害者の震災、避難時対策」について討論を行いました。
今回の東日本大震災では多くの被災者を出していますが、その中で障害のある方々の生活はたいへん厳しいものがあります。
近年には、2008年に岩手・宮城内陸地震、それ以前には新潟県中越地震、阪神淡路大震災など多くの経験をしてきました。
そこで、震災時に困難を覚える人たちの声を聞きながら、個人的な配慮・工夫を共有するとともに、社会的な課題も整理してみました。
その時の内容は、次の通りでした。
◆ 問題提起 「障害者に対する震災対策の一例」
・神奈川県障害者自立支援センター事務局長
◆パネラー
・みんなでつくる平塚理事(車いすユーザーから)
・神奈川聴覚障害者総合福祉協会事務局長(聴覚障害当事者から)
・神奈川県視覚障害者情報・雇用・福祉ネットワーク(視覚障害当事者から)
・神奈川県手をつなぐ育成会会長(知的障害、自閉症児をもつ親の立場から)
◆指定発言
・自閉症児をもつご家族
・在日されている外国人の方とご家族
・精神障害のある方、関係機関の方
・高齢者福祉に関わる方
・そのほか、震災時などに弱者となる可能性のある方々や支援者
コーディネーター 小川喜道 人間福祉・健康科学コース教員

以上に詳細な報告書は、下記よりダウンロードできます。
http://www.rm.kanagawa-it.ac.jp/~ogawa/publication/disaster-and-disability.pdf
印刷物をご希望でしたら、下記にご連絡ください。

今年は、被災地に暮らす障害者の実情を踏まえた議論を深めていく予定です。
企画に対してご意見などがありましたら、お知らせください。

ロボット・メカトロニクス学科
人間福祉・健康科学コース 小川



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