映画『絶海~』の感想です。基本的にネタバレな上にツッコミも多数ですので読まれる方はご注意を。
旦那が「もうコナン飽きた」というので(苦笑)レディースデーを狙って見てきた今年の映画ですが、まずは12月のルパコナ新作映画化及び18弾製作決定おめでとうございます。
ルパコナについてはお祭りですから見に行くとは思いますが、どちらかという言うといろいろ不安の方が大きいですが人柱になる見に行くつもりでおります。
さて公開時から前評判の高かった今年の映画ですが、皆さんのおっしゃる通り昨年までとはずいぶん違うテイストの作品になっていたと思います。今までよりはターゲット年齢層を10歳以上上げてきたような、骨太な作品でした。私の感想としてはこれまでの様に「初にアクションシーンありき」の作品ではなく、一作目の時のようにストーリーを用意した上でキャラクターを使っていったといった印象です。
少々詰め込み過ぎの感や、初見の子供には難しいという点はありますが、映画の質そのものは久しぶりに高かったと思います。もちろん相変わらずツッコミどころも多いですし、お約束に固執し過ぎと思われる部分もありますがここ数年の中では作品の説得力という点では屈指の映画だったと思います。
ただ惜しむらくは、こういう作品こそ10周年や15周年といったメモリアルに出してもらいたかったことでしょうか。コナンだけじゃなくおっちゃんも蘭も活躍しますし、佐藤刑事たちや平次や哀ちゃんと言ったキャラクターもそれぞれのフィールドで持ち味を出していますので、そういう意味でもこれまでの作品の結晶として見られた作品だったので。
現在ファン層の把握や原作やアニメの方向性において迷走中の公式がこの映画の評価を受けて今度どのように舵を切るのかはファンとして楽しみにしています。
それでは以下は順を追って哀ちゃんを中心に感想を書いていきたいと思います。なお今年は昨年・一昨年のように哀ちゃんについて別立てする予定はありませんのでご容赦を。
舞鶴でイージス艦の体験航海に参加している毛利家&園子&少年探偵団+コナンですが、その朝ある国の不審船が見つかるという所から物語はスタートします。まあ普通こんな近くで不審船なんか見つかったら体験航海中止だろ?というツッコミがあったりしますが、そこは大人げないのでスルーとして、そんなコナンの所に博士から電話がかかってきます。
ここで哀ちゃんと博士が今回は別行動だということが分かるのですが、これは事前に知っていたのでそれほど落胆はありませんでした、というよりもむしろ哀ちゃんと博士が二人で学会、しかも哀ちゃんが博士の助手として周りにも認知されているすなわち哀ちゃんと博士は相変わらず仲良し!つまり阿笠親子万歳!!ということで全く問題はありません。そして相変わらずダジャレクイズを出す博士を邪険に扱うコナンですが、今回の博士の新発明はUSBメモリ内臓&衛星携帯電話機能付き時計型麻酔銃という、これがはっきり言ってコナン以上に大活躍するわけなのですが、本当に江戸川君はそろそろ博士への態度を改めるべきじゃないかと哀ちゃんと一緒に小一時間くらい説教してやりたいものです。
今回の映画はイージス艦の軍事機密をスパイが狙いに来たという設定なんですが、イージス艦の秘密より阿笠邸に侵入して博士の発明をスパイした方がよっぽど役に立つと思われます。
この後、哀ちゃんと博士は大阪、舞鶴、京都、泉州と江戸川のサポートに奔走して実は影の大活躍をするんですが、というかコナンが日本を救ったように描かれてますが、重要な部分を突き止めたのはほとんど博士&哀ちゃんの調査能力と平次の行動力だったということは声を大にするかわりに拡大フォントで主張させていただきます。つまり結論からいうと哀ちゃんと博士が本気になったら日本を征服できる?いやむしろ組織なんて敵じゃなくね?(ここは大切なので試験に出します)
哀ちゃんの活躍について事前にいろいろ聞いていましたが、今回の映画は確かにコナンと直接会話が無かったりサポートばかりだった哀ちゃんですが、設定好きストーリー補完好きの私はむしろその方がいろいろと楽しいので美味しい作品になってます。むしろ哀ちゃんの特性が才能がきちんと描かれている分、中途半端なヒロインポジションよりはずっと良かったと思ってます。
が、しかしこれだけは平志押しの私としてはこれだけは言わせていただきたいのです!!ええ血の涙で語らせてください。
ここまで接近しておきながらまた公式の会話シーンはお預けですかorz
コナンのサポートをするべく平次と博士&哀ちゃんがタッグを組んだ今作、ついに同じ車に乗り込んで同じ目的のために奔走するという夢のようなシチュエーション、平次が負傷したあとに病院まで駆けつけるほど距離感が近くなっている二人、哀ちゃんの科学者としての能力を目の当たりにする平次、…ここまできたら当然哀ちゃんと平次の会話は期待するじゃないですか!?いや、シーンはそれぞれとても美味しいんです。素晴らしいカットの数々本当に公式には感謝しています。ありがとうございました。…でもね、今回もやっぱり会話無し(号泣)…良いんです、もう後は勝手に一人でお互いねぎらい合うシーンとか想像して楽しみますから(泣)ええ、いいんですよ…
ま、それはともかく私の場合は哀ちゃん主体で見ますので、全体として今回の映画はチーム江戸川の物語だったな、という印象です。コナンとそれをサポートする仲間たちを上手に描いてくれていたと思います。そういう意味では哀ちゃんはすっかりコナンにとってななくてはならない存在になっているんだと再確認する作品となりました。ただ何様オレ様江戸川様なチームのボスにはもうちょっと周囲を振り返って感謝の心を持ってもらいたくはありますが。
そして今回の映画で私の中では最もカッコ良かったのは毛利探偵でした。警察・海保・海自というただでさえ仲が悪い組織の中で一人フラットな場内だからこそ、言えた発言かもしれませんが、おっちゃんの「みんなで協力しようぜ」の一言が現場の空気を一転させたことは間違いないのない事実です。だからこそ最後の最後に無理に眠りの小五郎のシーンを入れずにカッコよく終わらせてほしかったような気もしますが。
取り留めなく書いてきましたが、今年の映画の感想は以上です。平次のバイクはどうなった?とか博士はどんなワープ高速道路を使ったんだい?とかそもそもコナンが事件の調査とか言いながらやってることが一番スパイ行為だろ、とか日本が危険になっても正体を明かそうとしない男江戸川コナンとかツッコミどころはいろいろありますが、今回は最後に私にとって一番衝撃的だったことで〆たいと思います。
蘭の髪の毛の角の部分は風が吹いても揺れない
旦那が「もうコナン飽きた」というので(苦笑)レディースデーを狙って見てきた今年の映画ですが、まずは12月のルパコナ新作映画化及び18弾製作決定おめでとうございます。
ルパコナについてはお祭りですから見に行くとは思いますが、どちらかという言うといろいろ不安の方が大きいですが
さて公開時から前評判の高かった今年の映画ですが、皆さんのおっしゃる通り昨年までとはずいぶん違うテイストの作品になっていたと思います。今までよりはターゲット年齢層を10歳以上上げてきたような、骨太な作品でした。私の感想としてはこれまでの様に「初にアクションシーンありき」の作品ではなく、一作目の時のようにストーリーを用意した上でキャラクターを使っていったといった印象です。
少々詰め込み過ぎの感や、初見の子供には難しいという点はありますが、映画の質そのものは久しぶりに高かったと思います。もちろん相変わらずツッコミどころも多いですし、お約束に固執し過ぎと思われる部分もありますがここ数年の中では作品の説得力という点では屈指の映画だったと思います。
ただ惜しむらくは、こういう作品こそ10周年や15周年といったメモリアルに出してもらいたかったことでしょうか。コナンだけじゃなくおっちゃんも蘭も活躍しますし、佐藤刑事たちや平次や哀ちゃんと言ったキャラクターもそれぞれのフィールドで持ち味を出していますので、そういう意味でもこれまでの作品の結晶として見られた作品だったので。
現在ファン層の把握や原作やアニメの方向性において迷走中の公式がこの映画の評価を受けて今度どのように舵を切るのかはファンとして楽しみにしています。
それでは以下は順を追って哀ちゃんを中心に感想を書いていきたいと思います。なお今年は昨年・一昨年のように哀ちゃんについて別立てする予定はありませんのでご容赦を。
舞鶴でイージス艦の体験航海に参加している毛利家&園子&少年探偵団+コナンですが、その朝ある国の不審船が見つかるという所から物語はスタートします。まあ普通こんな近くで不審船なんか見つかったら体験航海中止だろ?というツッコミがあったりしますが、そこは大人げないのでスルーとして、そんなコナンの所に博士から電話がかかってきます。
ここで哀ちゃんと博士が今回は別行動だということが分かるのですが、これは事前に知っていたのでそれほど落胆はありませんでした、というよりもむしろ哀ちゃんと博士が二人で学会、しかも哀ちゃんが博士の助手として周りにも認知されているすなわち哀ちゃんと博士は相変わらず仲良し!つまり阿笠親子万歳!!ということで全く問題はありません。そして相変わらずダジャレクイズを出す博士を邪険に扱うコナンですが、今回の博士の新発明はUSBメモリ内臓&衛星携帯電話機能付き時計型麻酔銃という、これがはっきり言ってコナン以上に大活躍するわけなのですが、本当に江戸川君はそろそろ博士への態度を改めるべきじゃないかと哀ちゃんと一緒に小一時間くらい説教してやりたいものです。
今回の映画はイージス艦の軍事機密をスパイが狙いに来たという設定なんですが、イージス艦の秘密より阿笠邸に侵入して博士の発明をスパイした方がよっぽど役に立つと思われます。
この後、哀ちゃんと博士は大阪、舞鶴、京都、泉州と江戸川のサポートに奔走して実は影の大活躍をするんですが、というかコナンが日本を救ったように描かれてますが、重要な部分を突き止めたのはほとんど博士&哀ちゃんの調査能力と平次の行動力だったということは声を大にするかわりに拡大フォントで主張させていただきます。つまり結論からいうと哀ちゃんと博士が本気になったら日本を征服できる?いやむしろ組織なんて敵じゃなくね?(ここは大切なので試験に出します)
哀ちゃんの活躍について事前にいろいろ聞いていましたが、今回の映画は確かにコナンと直接会話が無かったりサポートばかりだった哀ちゃんですが、設定好きストーリー補完好きの私はむしろその方がいろいろと楽しいので美味しい作品になってます。むしろ哀ちゃんの特性が才能がきちんと描かれている分、中途半端なヒロインポジションよりはずっと良かったと思ってます。
が、しかしこれだけは平志押しの私としてはこれだけは言わせていただきたいのです!!ええ血の涙で語らせてください。
ここまで接近しておきながらまた公式の会話シーンはお預けですかorz
コナンのサポートをするべく平次と博士&哀ちゃんがタッグを組んだ今作、ついに同じ車に乗り込んで同じ目的のために奔走するという夢のようなシチュエーション、平次が負傷したあとに病院まで駆けつけるほど距離感が近くなっている二人、哀ちゃんの科学者としての能力を目の当たりにする平次、…ここまできたら当然哀ちゃんと平次の会話は期待するじゃないですか!?いや、シーンはそれぞれとても美味しいんです。素晴らしいカットの数々本当に公式には感謝しています。ありがとうございました。…でもね、今回もやっぱり会話無し(号泣)…良いんです、もう後は勝手に一人でお互いねぎらい合うシーンとか想像して楽しみますから(泣)ええ、いいんですよ…
ま、それはともかく私の場合は哀ちゃん主体で見ますので、全体として今回の映画はチーム江戸川の物語だったな、という印象です。コナンとそれをサポートする仲間たちを上手に描いてくれていたと思います。そういう意味では哀ちゃんはすっかりコナンにとってななくてはならない存在になっているんだと再確認する作品となりました。ただ何様オレ様江戸川様なチームのボスにはもうちょっと周囲を振り返って感謝の心を持ってもらいたくはありますが。
そして今回の映画で私の中では最もカッコ良かったのは毛利探偵でした。警察・海保・海自というただでさえ仲が悪い組織の中で一人フラットな場内だからこそ、言えた発言かもしれませんが、おっちゃんの「みんなで協力しようぜ」の一言が現場の空気を一転させたことは間違いないのない事実です。だからこそ最後の最後に無理に眠りの小五郎のシーンを入れずにカッコよく終わらせてほしかったような気もしますが。
取り留めなく書いてきましたが、今年の映画の感想は以上です。平次のバイクはどうなった?とか博士はどんなワープ高速道路を使ったんだい?とかそもそもコナンが事件の調査とか言いながらやってることが一番スパイ行為だろ、とか日本が危険になっても正体を明かそうとしない男江戸川コナンとかツッコミどころはいろいろありますが、今回は最後に私にとって一番衝撃的だったことで〆たいと思います。
蘭の髪の毛の角の部分は風が吹いても揺れない
今度こそ公式での会話!と最後まで期待してたんですけどねえ。これはもう原作的に何か意味があるんだと、期待をしておこうと思ってます。
「ちょっとトイレ」はねえ(苦笑)あの頻繁なトイレは彼が病気を疑われるレベルですよね(笑)
蘭の角はもしかして名探偵でも解けない最大のミステリーなのかもしれません。
私のツッコミどころは、名探偵なら、「ちょっとトイレ」以外の言い訳考えろよ!
私にとって衝撃的だったのは、海で溺れても、蘭の角は崩れない!!…です。
そういえば水に入っても流されなかったですね!もしかしたらあそこにも博士の発明が(ry
スパイものとしては中途半端でしたね。私としては最後の真犯人のくだりは無くても良かった気がします。その分でスパイ要素を深めてほしかったです。
今年は本当に完成度の高い作品だったと思います。
>さくらさん
哀ちゃんと平次が大活躍だったので最後まで二人の会話を期待していたのですが…。私も原作で何か大きな意味があって会話はとってある説を信じて待ちたいと思います(笑)
今作は探偵団と園子が光ってましたね。最後の号泣シーンでは映画館内であちこちすすり泣きが起きてました。本当に江戸川コナンのまま成長して探偵団のみんなと蘭と園子のような友情を築いてほしいものです。
さくらさんの平哀話も正座して楽しみに待ってます。
>LIVEDさん
ある程度予備知識が無いとわからない部分もありましたから、これまでのメインターゲットである子どもさんたちにはわかりにくかったかもしれませんね。
ただ最後まで「どこかの国」っていうのはねえ。どこか適当にでっち上げれば良いのに、とは思いました。
「どっかの国のスパイ」との言葉が出て、「具体的に名指ししたらヤバいよなあ」とか内心冷や冷やしましたが、結局そこは深入りせず、また高度に政治色を出すことも無かったため、推理やらを純粋に楽しめる絶妙のバランスに仕上がってた気がします…個人的には、専門性が高くて難解過ぎると思いますが。
…以上、思ったことを書き連ねてみましたm(_ _)m
あれがいつものデフォルトだと刷り込まれてたから、気づきませんでした(^o^;
哀ちゃんはホント、裏でサポートしてるのが一番彼女らしくていいですよね。
平次と直接会話がなかったのがいかんともしがたいですが……きっと原作で何かあるから取っておいてあるんだと、いい方向で思ってみます。
しかし今回の映画はみんな泣きまくってましたよね~。
元太の「海の名探偵~」もかっこいいセリフでした。
このままコナンと哀ちゃんの二人も一緒に成長していければいいのになと思ってやみません。
それどころか溺れて海流に流されても角はピンとしてたような気が……
それはともかく。
スパイ物と宣伝しながらスパイ要素を掘り下げずあっさり扱っていたのが、自分的には少々物足りなかったです。それをやると流石に詰め込み過ぎになるしなあ。
今回の映画で気になったのは、コナン君はあまりに頻繁にトイレ行くので、病院に連れていかれるんじゃ無いかと他人事ながら心配になりました。
全体的にはそれぞれのキャラが上手く描かれていて、それがいい感じに組み合わされていたように思います。