フィギュアスケートの「四大陸選手権」のニュースを見るたびに五大陸からどこが抜けているのかが気になります。あと「大陸ってことは島国はだめなのか」と思ったら日本人が出てるので島もOK、もう「世界選手権」系の名前で良いんじゃないのか?と思ったり。
それでは以下は単行本71巻の感想です。といってもほぼ千葉刑事と三池さんについてあれこれです。
サンデー連載時の感想はこれとこれだったわけですが、今あらためて読んでみると少し印象が変わった気がします。
とはいえ、コナンの探偵事務所に寝泊まり発言にほとほと呆れたことと、幼馴染から始まる恋がお腹いっぱいであることとには変わりはありませんが、千葉刑事と三池さんの話だけを単体で考えてみると、もう少し違う解釈ができる余地があるのかも、と思っています。
まず、私は今の引き伸ばし的な環境が嫌いなだけでメインの幼馴染カップルそのものを否定するつもりはありません(そりゃ言いたいことはありますがw)。ただ白鳥×小林だけはダメです。この二人が付き合う経緯も納得できないし白鳥警部の身勝手さも好きになれない上に、周りを見ていないようなバカップルぶりにもちょっとついていけません。この千葉刑事のエピソードもその流れで描かれているから、導入の段階のうんざり度がそのまま続いてイマイチ素直に読めなかったのでしょう。今回も単行本のメインはロンドン編なので、たぶん読者の多くがサラッと流してしまっているかわいそうな千葉刑事の春ですが、この二人の経緯をもう少し丁寧に描けばもうちょっと良いエピソードになったと思います。
三池さんも千葉刑事もキャラクターは悪くないどころか、単体でみたら好感が持てるんですしね(三池さんのツンデレっぷりは可愛いと思います)。
この二人は三池さんが千葉刑事に電話をしたことからスタートするんですが、これは本庁への配属が決まった三池さんが同窓会を契機に電話をしたということになってます、つまり初恋の思い出の人に再会するにあたりアクションを起こし、千葉刑事はそれにうまく乗ってきたわけですから、三池さんとしてはここまでは大成功です。ここでポイントなのは三池さんは千葉刑事が自分と同じ警視庁の警官であることを知っていることです。
もともと同級生だった二人ですが、警察学校の同期であれば千葉刑事が三池さんを知らないはずがありません。ということは千葉刑事と三池さんは奉職した年が違うということになりますから、千葉刑事の存在を知るには何かきっかけがあったはずです。
サンデー掲載時の感想にも書きましたが、もし本当に三池さんが千葉刑事への初恋をずっと引きずっていたとしたら、それはただの怖い人です。なにより彼女が好きなのは自分の記憶の中で美化された千葉少年であって今の千葉刑事じゃないという、なんとも残念な恋愛です。
でも、もしここで「三池さんが千葉刑事の存在に気付いた瞬間」というもう1エピソードがあればまた話は違っていたと思います。例えば大きな交通事故の時に応援に来ていた、彼の真面目で優しい姿から初恋の時の千葉刑事を思い出して気になっていたとか、そういう初恋とこのエピソードの間にもう1クッションあれば二人の関係に説得力が出るし、まんいちシリーズ化してもまだ読めたんじゃないかと思います。
しかし最大の問題点はただでさえ白鳥×小林が「いくらなんでもそりゃ無いわ」というような展開で出来上がり、警視庁の刑事の恋愛と幼馴染が飽和状態になった上に恋愛エピソードそのもののに食傷気味だったところで、この二人を持ってきたことであることに変わりはありません。それこそ白鳥警部も由美さんあたりと付き合っていればまだもうちょっと違ったんでしょうけど、どうしてこんなことにしてしまったのか、これに関してはGODと編集部の恋愛観が不思議で仕方ありません。せめてリボン編集部の意見を聞くべきだったんじゃないかあ(笑)
ロンドン編は次の巻が出た時にまとめて読み返したいと思います。それにしても初対面のおばさんからロンドンに招待されても平気だし、簡単に解毒剤もらっても感謝は無いし江戸川の根っからの坊ちゃん気質にはちょっと呆れてダメさすら感じました。このままだと残念な大人になりそうで工藤君の将来がちょっと心配です(笑)
それでは以下は単行本71巻の感想です。といってもほぼ千葉刑事と三池さんについてあれこれです。
サンデー連載時の感想はこれとこれだったわけですが、今あらためて読んでみると少し印象が変わった気がします。
とはいえ、コナンの探偵事務所に寝泊まり発言にほとほと呆れたことと、幼馴染から始まる恋がお腹いっぱいであることとには変わりはありませんが、千葉刑事と三池さんの話だけを単体で考えてみると、もう少し違う解釈ができる余地があるのかも、と思っています。
まず、私は今の引き伸ばし的な環境が嫌いなだけでメインの幼馴染カップルそのものを否定するつもりはありません(そりゃ言いたいことはありますがw)。ただ白鳥×小林だけはダメです。この二人が付き合う経緯も納得できないし白鳥警部の身勝手さも好きになれない上に、周りを見ていないようなバカップルぶりにもちょっとついていけません。この千葉刑事のエピソードもその流れで描かれているから、導入の段階のうんざり度がそのまま続いてイマイチ素直に読めなかったのでしょう。今回も単行本のメインはロンドン編なので、たぶん読者の多くがサラッと流してしまっているかわいそうな千葉刑事の春ですが、この二人の経緯をもう少し丁寧に描けばもうちょっと良いエピソードになったと思います。
三池さんも千葉刑事もキャラクターは悪くないどころか、単体でみたら好感が持てるんですしね(三池さんのツンデレっぷりは可愛いと思います)。
この二人は三池さんが千葉刑事に電話をしたことからスタートするんですが、これは本庁への配属が決まった三池さんが同窓会を契機に電話をしたということになってます、つまり初恋の思い出の人に再会するにあたりアクションを起こし、千葉刑事はそれにうまく乗ってきたわけですから、三池さんとしてはここまでは大成功です。ここでポイントなのは三池さんは千葉刑事が自分と同じ警視庁の警官であることを知っていることです。
もともと同級生だった二人ですが、警察学校の同期であれば千葉刑事が三池さんを知らないはずがありません。ということは千葉刑事と三池さんは奉職した年が違うということになりますから、千葉刑事の存在を知るには何かきっかけがあったはずです。
サンデー掲載時の感想にも書きましたが、もし本当に三池さんが千葉刑事への初恋をずっと引きずっていたとしたら、それはただの怖い人です。なにより彼女が好きなのは自分の記憶の中で美化された千葉少年であって今の千葉刑事じゃないという、なんとも残念な恋愛です。
でも、もしここで「三池さんが千葉刑事の存在に気付いた瞬間」というもう1エピソードがあればまた話は違っていたと思います。例えば大きな交通事故の時に応援に来ていた、彼の真面目で優しい姿から初恋の時の千葉刑事を思い出して気になっていたとか、そういう初恋とこのエピソードの間にもう1クッションあれば二人の関係に説得力が出るし、まんいちシリーズ化してもまだ読めたんじゃないかと思います。
しかし最大の問題点はただでさえ白鳥×小林が「いくらなんでもそりゃ無いわ」というような展開で出来上がり、警視庁の刑事の恋愛と幼馴染が飽和状態になった上に恋愛エピソードそのもののに食傷気味だったところで、この二人を持ってきたことであることに変わりはありません。それこそ白鳥警部も由美さんあたりと付き合っていればまだもうちょっと違ったんでしょうけど、どうしてこんなことにしてしまったのか、これに関してはGODと編集部の恋愛観が不思議で仕方ありません。せめてリボン編集部の意見を聞くべきだったんじゃないかあ(笑)
ロンドン編は次の巻が出た時にまとめて読み返したいと思います。それにしても初対面のおばさんからロンドンに招待されても平気だし、簡単に解毒剤もらっても感謝は無いし江戸川の根っからの坊ちゃん気質にはちょっと呆れてダメさすら感じました。このままだと残念な大人になりそうで工藤君の将来がちょっと心配です(笑)
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