インフルエンザのワクチンは効き目が半年程度しか持続せず、毎年どの型が流行するかは決まっていないため、1年近く前から予測で作られるそうです。 ところでワクチンを作る時に鶏の卵が使われることを知っていますか?(最近はよくテレビに出てくる)ワクチンは対象となるウィルスから作られますが、インフルエンザ・ウィルスを増殖させるためには生きた細胞が必要です。 そこで鶏の卵、その中でも有精卵で孵化する前の「発育鶏卵」というものを使用するそうです。 受精後10日程度の卵の中の將尿液の中にウィルスを注入し増殖させ、取り出した後に他の細菌を除去、ウィルスを死滅・無毒化させたものがワクチンの原液となるそうです。 近年ワクチン不足ということが問題になっていますが、これは学童への義務接種がなくなったことで安定した需要が低下、ワクチン製造に必要な有精卵が不足してしまったことが1つの原因になっているようです。 ちなみに、卵の成分はほとんど取り除かれているとはいえ、重篤な卵アレルギー患者はショック症状を起こすことがあるので注意が必要だそうです。。