リンゴ酢には酢酸、リンゴ酸、クエン酸など様々な天然の酸が配合されています。 これらの酸は、体内の脂肪と結合することによって中和化してくれます。 しかもリンゴ酢は、豊富なミネラルを含んでいるため、新陳代謝をいっそう促進させ、脂肪燃焼をうながす効果が期待できます。 血行促進や新陳代謝が活発になれば、肌に内側から潤いや張りを与えてくれるという効果も期待できます。 また、リンゴ酢にはペクチンという物質が含まれていて、腸内活動を活発化させます。 更に腸内の老廃物や悪玉菌と結びついて、体内に排出する作用があるので便秘解消の効果はかなり期待できると言えます。 様々な効果を持つリンゴ酢は、血糖値の上昇を抑えたり、血液をサラサラにしてくれる効果もあります。 そして、リンゴ酢は疲労回復効果もあるので、ダイエット目的としてだけでなく、日々の健康管理・体質改善にも利用して欲しい食品ですね。
ちなみに、空腹時に服用すると胃腸の弱い方は特に胃の粘膜が荒れてしまう可能性もあるので、リンゴ酢は食後に飲む方が良いでしょう。 特にダイエット目的の場合は食後がお薦めですよ。
「胡椒」の原産地はインドのマラバル地方で、現代のように食品の保存技術がなかったころには、非常に存在価値の高い物でした。 ヨーロッパにおいては、肉の匂い消しや防腐剤として、中国では薬用として利用されていたようです。 薬効としては、胃腸を温めて調子を整え、解熱、筋肉の凝りを解します。 今や料理に欠かせなくなった調味料ですから、粉末タイプの市販品も出回っていますが、より高い効用を望むのであれば、胡椒挽きでその都度粉末にした方が効果があります。 胡椒は、黒と白の2種類があり、胡椒の実が熟す前に採り、乾燥したものが黒胡椒です。 辛味が強く、肉料理などに向いています。 白胡椒は、熟した実の外皮を除いたもので、辛味は黒胡椒より劣りますが、香りが強いのが特徴で、サラダや魚など淡泊な料理に適しています。
ちなみに、胡椒には発汗、発散作用などがありますから、風邪のひき始めには、胡椒たっぷりの具沢山スープを作って飲むと、汗が出て熱っぽさが取れ、すっきりするそうです。
なめこは、秋から冬にかけてブナやナラの倒木や落ち葉などを栄養として育つ、寒さに強いキノコです。 中型で茶色、ゼラチン状の滑りが特長で、なんと92%以上が水分です。 今ではあまり目にすることの出来なくなった天然なめこのほか、栽培も盛んで、天然に近い原木なめこや室内で育てられる菌床栽培のなめこがあります。 なめこの特長である滑りは、「ムチン」という成分によるものです。 ムチンは疲労回復に効果があり、たんぱく質の吸収・消化を高める働きがあります。 この働きによって、肝臓の保護作用や胃腸の調子を整えることから、二日酔いにも効き目があります。 粘膜を保護して丈夫に保つので、ウイルス性の病気を防ぐ働きがあり、特にインフルエンザや風邪の予防に最適です。 また、風邪をひいて体力が落ちてしまっても、体力回復にも有効です。 そのほか、なめこは、低カロリーのうえ、食物繊維が豊富なので、便秘解消や整腸作用があり、ダイエット効果が期待できます。
ちなみに、なめこの独特の食感は海外では余りポピュラーではなく、ほとんど日本でのみ食べられているキノコだそうです。
カブはアブラナ科アブラナ属の越年草で、カブの根には、ビタミン類のほかに、消化酵素アミラーゼが含まれています。 カブの葉は「スズナ」として、春の七草にも数えられていて、カロテン、ビタミンCがたっぷりなので、捨てずに使いましょう。 日本人のカブとの付き合いは古く、世界中で日本がいちばん多く生産しており、種類は80種はあると言われています。 カブの古名は「カブラナ」で、昔は根よりも葉のほうが好まれていたようです。 カブ(根・葉)は内臓の働きを良くし、胃のもたれや胸やけを解消し、心身を軽快にする効果があります。 特に根には消化酵素が含まれ、胃腸の弱い人にぴったりです。 また、体内にある余分な水分を取り除いて解毒する作用、さらにのどの渇きを癒す作用などが知られています。 そのほかインフルエンザの予防、目の疲れやかすみ、鼻血、黄疸などにも有効です。
ちなみに、カブの葉はアクが強いため、下ゆでしたり、香辛料を上手に使い、食べやすくする工夫も大切ですよ。
鉄道の旅といえば真っ先に頭に浮かぶのが「駅弁」と言う人も多いと思います。 全国の百貨店などで駅弁フェアが企画されていますが、その中で今年人気第1位に輝いたのが富山の「ますのすし」です。 駅弁として売られるようになって、100年近くもの人気を誇る郷土料理マス寿司のお弁当。 立山連峰の雪解け水で育った富山産の米と腕の立つ職人が厳選した、新鮮でほどよく脂ののったマスのうまみをぎゅっと閉じ込めた一品です。
皆さんも一度は見た事があると思いますが、私は北陸出身なので、小さい頃から良く食べていました。 曲物の器の蓋を開け笹の葉をめくると、鮮やかな紅色のマスの身が花開き、すし酢の甘い香りが食欲を?き立てます。 プラスチックのナイフが付いており車内でも食べやすく、また切り分けて複数人で食べることも可能です。 代表的な販売駅は北陸本線の富山駅で、価格は1300円(税込)です。
ちなみに、「北陸3県は?」と聞かれて、直ぐに答えられますか?
ゴボウの旬は11月から1月です。日本ではゴボウを野菜として食べますが、中国では漢方薬として使用し、風邪の薬等に含まれています。 日本では「天津感冒薬」という名前で漢方薬局などで販売されています。( 風邪によく効くそうです。) ゴボウは、風邪をひいてしまった時に体を温め、咳を止め、熱を下げ、体力を回復してくれます。 近年、ゴボウは体内の有毒物質を排出する働きがあるということで欧米でも注目されており、ゴボウのサラダやハンバーガーが人気を呼んでいます。 ゴボウには抗菌作用があり、実験でゴボウの煎じ汁は連鎖球菌やブドウ球菌を殺菌し、特に肺炎球菌に対して強い抗菌作用があることが明らかになっています。 また、ゴボウには抗癌成のほか、水虫の真菌を抑え、血糖を下げる成分も含まれているそうです。
ちなみに、ゴボウの根の部分を野菜として利用するのは日本と朝鮮半島だけの特徴であり、ゴボウにまつわる食文化の違いから、「戦時中、外国人捕虜にゴボウを与えたところ、木の根を食べさせられたと誤解され、戦後にBC級戦犯として虐待の罪で処罰された」と言うのは有名な話です。
「マタタビ」といえば、ネコの大好物で知られていますが、それ以外では、あまり知られていないのが実情でしょう。 「マタタビ」は、キウイフルーツと同じマタタビ科マタタビ属に属する落葉つる性植物です。 名前の由来は、長旅で疲れた人が「また、旅ができる」ようにということから命名されたという説が一般的ですが、アイヌ語の「マタタンプ(マタ=冬、タンプ=ぶら下がっているで、果実が冬にぶら下がっているの意味)」という説もあります。 「マタタビ」には、古くから「滋養強壮」や「疲労回復」等に効果があると言われており、枝や葉は漢方薬として、果実は食用として利用されます。 東北や北陸などでは、青い状態の果実を収穫し、果実酒やしょうゆ漬け、みそ漬け等の漬け物に加工していますが、生の果実をそのまま食べると、独特の辛みがあります。 完熟した果実は、コクワの実に似た爽やかな酸味と甘みがあり、キウイフルーツと同様の小さな黒い種があり、独特のつぶつぶ感があります。
ちなみに、「マタタビ」には、キウイ、イチゴの5倍ものビタミンCが含まれており、神経痛やリウマチにも効くそうです。
サクラエビの国内の水揚げの100%は駿河湾で、主要な漁期は4月~6月までと10月~12月の2期に分かれ、6月11日~9月30日までは繁殖期にあたり禁漁となっています。 体長は40㎜前後で、体は透明ですが甲に赤い色素を多く保持し、生体は透き通ったピンク色に見え、「桜海老」の和名はここに由来するそうです。 昼間は水深200mほどにいて、夜になると水深20~50m位まで浮上してくるようです。 サクラエビ漁の歴史は浅く、明治27年(1894年)に由比の漁師が、アジの網引き漁をしていた時に網が深く潜ってしまい、その時偶然にも大量のサクラエビが捕れたことが始まりとされています。 サクラエビは、カルシウム、マグネシウム、鉄、リンなどを豊富に含み、血中のコレステロールや動脈硬化予防に効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)などもたっぷりと含まれていることから、栄養学的にも注目を集めているそうです。 軽く塩ゆでした釜揚げや、生をワサビ醤油で食べたり、素揚げ、かき揚げなど様々な楽しみ方があるようです。
ちなみに、干しサクラエビをかき揚げなどの具に使う時は、使用前にフライパンで軽く炒ると格段に香りが増すそうです。
「銀杏」はイチョウ科イチョウ属、落葉高木の木の実です。 中国が原産地で、中国から日本に伝来し、今では日本各地の神社、公園、寺などにイチョウは植えられていて、秋になるとその実が落ちています。 1000年経っても実を付けるとも言われるイチョウの木は生命力の強さから即効性の効用として精力剤に利用されています。 また、「肺を温め、気を益し、喘を定める」と言われるように身体を温め、喘息や気管支炎、肺疾患に良いとされています。 銀杏の主成分は糖質で、ビタミンA・B群、ビタミンC、鉄分、カリウム、カロチンなどの栄養が多く含まれています。 「銀杏の匂いと苦味がちょっと…。」と言う人は多いのですが、あの独特な苦味成分「アルカロイド」が銀杏の強壮、強精のパワーの源です。 とは言え、食べすぎると「アルカロイド」の刺激成分が消化不良を起こすので、一日に5~6粒までにしたほうが無難です。 子供は3粒までかな~。
ちなみに、銀杏中毒の70%が5歳未満の子供のようです。
牡蠣の美味しくなる季節がやってきました。 世界中で食べられている牡蠣は、カレンダーで英語の月名に「R」のつかない月(5月~8月)には食べるな、という云われがあります。 産卵期のため味も栄養価も落ちるからです。( ただし、春から夏に旬を迎える岩ガキは除く。) 別名「海のミルク」と呼ばれる完全栄養食品。 中国では2000年前から漢方としてその薬効を認識していたそうです。 漢方では牡蠣=「ボレイ」と読み、数多くの漢方薬にその戎分が配合されています。 牡蠣の栄養分を無駄にせず頂くには、生食か、牡蠣鍋などは煮汁まで飲むのが良いでしょう。 牡蠣に含まれるタウリンは、血管内に発生する血栓を防ぎ、動脈硬化など血管の病気にも効果が期待できます。 また、カルシウムなどのミネラル類が精神を鎮め、グリコーゲンは効率よくエネルギーに変わり、速やかに疲れを取ってくれます。
ちなみに、これからの季節、乾燥から肌を守ってくれますよ。
秋の味覚の1つに、栗があります。 あの、イガに包まれた独特の風貌の木の実は、焼いたりご飯に入れたりケーキに入れたりと、様々な方法で食されます。 ところで、栗って“種”はあるのかな? 野生の栗のイガを割っても、種らしい物は全く出てきません。 一体何処にあるのでしょう? 実は、クリの種は、イガを割って、殻を割った部分、つまり普段食べている部分なのです。 栗の種を取り囲む、「殻」は、実は「果実」です。 リンゴで言う、「食べる部分」が、栗で言う「殻」なのです。 そして、リンゴで言う「皮」が、栗で言う「イガ」です。 なんとなく、「種」のイメージと違うので勘違いしやすいのですが、栗にもチャンと種はあるのです。
ちなみに、栗の花は、雄花(おばな)と雌花(めばな)と言い、オシベのある花とメシベのある花が違います。 つまり、1つの木に2種類の花が咲くわけです。 雄花は、黄白色の穂のようになっていて、臭いが強く、柳のように垂れ下がっています。 そして雌花は、その根元でひっそりと咲いています。 種子は、通常3個で、イガの中で押し合っています。 太った半月型の栗と、平べったい栗があるのは、半月型の栗が、内側の平べったい栗を押し潰しているからなんですね。
「ぶどう」が中国から日本に伝えられたのは12世紀頃だそうです。 平安時代の末には、日本でも「ぶどう」の栽培が行なわれていたと言われ、昔から親しまれた果物のようです。 「ぶどう」の主成分は、もちろん果実に多く含まれるブドウ糖や果糖です。 特に医療に広く使われているブドウ糖は体内に入ると、たちまちエネルギー源になりますから、薬効は疲労回復、療養中などの栄養補給です。 ヨーロッパでは“ 畑のミルク ”と言われており、疲労回復にはうってつけの食べ物と言えると思います。 また、クエン酸、酒石酸、ビタミンA、B1、C、鉄分、カリウム、カルシウムも含まれて、特に鉄分が豊富ですから、貧血の改善にも効果がありますし、貧血ぎみの人の食欲増進に役立ちます。 ブドウの皮には、視力回復や活性酸素の除去に効果がある「アントシアン」が多く含まれます。 「アントシアン」は「ポリフェノール」の一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ、血液を綺麗にする働きがあると言われています。 そのため、動脈硬化やがん予防にも期待ができます。 デラウェアなどの赤ブドウには、強い発がん抑制作用を持つ「レスベラトロール」という「ポリフェノール」も含まれています。
ちなみに、天日に干すことにより、ミネラル分、カルシウム、ナトリウム、鉄分、糖質も生に比べて栄養価が驚異的に増えるそうです。
梨には、主なものとして、和梨( 日本梨 )、中国梨 、洋梨の3つがあり、食用として世界中で栽培されています。 日本語で単に「梨」と言うと通常はこのうちの和梨を指します。 梨は、中国を原産とし中国や朝鮮半島、日本の中部地方以南に自生する野生種ヤマナシ( ニホンヤマナシ )を基本種とする栽培品種群のことです。 リンゴやカキと同様、尻の方が甘みが強く、一方で芯の部分は強い酸味があります。 しゃりしゃりとした独特の食感がナシの特徴で、これは「ペントザン」や「リグニン」という物質が果肉に蓄積することで細胞壁が厚くなった「石細胞」によるものです。 日本で梨が食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、登呂遺跡などから多数食用にされたとされる根拠の種子などが見つかっているそうです。 江戸時代には栽培技術が発達し、現在の市川から船橋にかけての江戸近郊では梨の栽培が盛んだったようです。 20世紀前半は「二十世紀」と「長十郎」が生産量の大半を占めていましたが、戦後になると「幸水」、「新水」、「豊水」が登場し、この3品種を「三水」と呼ぶようになったそうです。 梨に含まれるリンゴ酸とクエン酸は疲労回復に効果があり、二日酔いにも効くそうですよ。
ちなみに、二日酔いのとき、早くすっきりさせるためには、水分をたくさんとり、アルコール分を身体の外へ出すことです。 それには梨と蓮根を同量ジューサーにかけ、ジュースにして飲むと良いそうです。 このジュースは中国では「過密折」と言い、薬膳にも用いられているそうです。
柿は一個食べるだけで、一日に必要なビタミンCを摂取する事ができるほどビタミンCが豊富です。 また、柿にはビタミンC以外にも「βカロテン」、「ビタミンB6」、「カリウム」、「食物繊維」などの栄養素も豊富でバランスが取れています。 特に、βカロテンには抗酸化作用が強く、柿に含まれている「タンニン(カテキン)」とともに有害な活性酸素を除去し、老化やガンを予防する効果があります。 また、柿には特有の成分である「シブオール」と「アルコールデヒドロゲナーゼ」が含まれています。 シブオールは、血圧を安定させる効果があり、アルコールデヒドロゲナーゼは、その名前の通りアルコールを分解する効果があり、二日酔いに有効です。
ちなみに、柿は生でも干しても大丈夫ですが、生はビタミンCの含有量が多く、干すとビタミンCは減りますがその代わりβカロテン(ビタミンA)の含有量が大幅にUPするそうです。
昨日は、木更津市福祉施設「あけぼの園」のボランティアで、園の皆さんと「日帰り旅行」に行って来ました。 私自身3回目となる今回の日帰り旅行、向かった先は「品川アクア・スタジアム」。 2005年に品川プリンス・ホテルのエンターテインメントとしてオープンしたこの水族館は、約350種・約10,000点にもおよぶ世界の海の生き物達に出会える水族館と「銀河鉄道 999」をテーマにした「ギャラクシー エクスプレス 999」など4種のアトラクションをはじめ、色とりどりの熱帯魚が泳ぐ水槽を眺めながら食事が出来るレストランやカフェなどを併設した、今までにない屋内型複合エンターテインメント施設です。 可愛いイルカ達やコミカルなアシカ達のパフォーマンスが楽しめる2つのプールを中心に、ペンギンや熱帯魚、近海の魚達や冷たい海の魚達などが泳ぐ水槽が、美しく神秘的な空間を演出し、長さ20mを貫くトロピカル・フィッシュの海中トンネルでは、まるで海底散歩をしているような気分が楽しめる水族館ですよ。