昨日の記事の続きになる。
昨日、「和歌山カレー毒物混入事件から21年 林真須美死刑囚.息子がつぶやく理由」 2019/6/13
という記事を読ませてもらって
私は「もし林真須美が犯人でなかったら」という記事を書いたが、
元記事のブロガーさんから直々にコメントいただいた。
その折り、ご紹介いただいた記事
「和歌山カレー事件が題材 帚木蓬生著『悲素』 ヒ素という秘毒を盛る「嗜癖の魔力」 毒は人に全能感を与え、その〈嗜癖〉性こそが問題」は大変勉強になった。
ゆうこさん、ありがとうございました。
が、それにしても、昨今のわが子を虐待する鬼親と比べれば、
少なくとも林真須美はわが子に対しては慈母だった。
わが子にすら嫌われる親の多い最近の世間を思った時、
罪人であっても、わが子に慕われる親であることは、
林真須美も優しい心も持ち合わせた女性だったということだろう。
そういうふうにわが子には今も愛情を注いでいる林真須美であるが、
自分の親にまで保険金をかけて殺したことは、どんなに考えても理解できない。
とはいえ、子供は親を選んで生まれることができない。
どんな親であっても親は親である。
林真須美の長男は、そのことが知られると勤め先も解雇されると聞けば、
これは不当な解雇に思える。
繰り返すが、
子供は親を選んで生まれてくるわけではないから、
親が殺人犯であったとしても、子供に罪があるわけではない。
それなのに解雇してしまう雇用主の処遇は許されないと思うが、
そう思うのは間違っている?
私は親が殺人犯であっても、子供は(幸せに)生きる権利はあると思う。
酒鬼薔薇聖斗が、あれほどの罪を犯していながら、
今も堂々と?生きていることと比べれば、
林真須美の長男への処遇は不当に思えてならない。
長男が仕事上で問題を起こしたとかであれば別だが、
親が犯罪人であるという理由での解雇は不当極まりないと思う。