午後2時、家の電話が鳴り、珍しいなと思いながら電話に出ると、上の娘の学校の先生だった。何でも、娘の体調が悪く
頭痛を訴えているので迎えに来てほしいとのことで、すぐに迎えに行った。帰ってきた上の娘とリビングでのんびり
していたら、午後3時に今度は下の娘の幼稚園の先生から電話が掛かってきた。こちらも、熱があるようなので迎えに
来てほしいとのことで、結局今日は2人とも早退してしまった。
昨日Lanasの友達の所に遊びに行った際、下の娘は終始あまり機嫌がよくない状態で、熱が出る前触れだろうかと思って
いたのだが、ふたを開けてみれば、上の娘までもが一緒に体調を崩してしまっていた。クリスマス休暇が終わって
学校が始まった先週から、学校を休んでいる生徒が多いという事は聞いていたが、娘たちにも順番が回ってきたらしい。
かくして、ダンナが日本に出張に行くたびに娘たちが熱を出すと言う、ジンクスのようなものが出来上がりつつある。
症状は2人それぞれで、上の娘は頭痛と微熱。下の娘は38度台の熱と下痢。どちらも最近よく聞く風邪と胃腸炎の症状
だった。ちなみに日本では今、インフルエンザが大流行しているという事だが、友達に聞いたところ、この村の診療所では
インフルエンザの検査に2週間を要するそう。でもさすがに2週間もすればインフルエンザも回復する。では、どのように
インフルエンザに対処しているかと言うと、診療に訪れた患者には取りあえず通常の風邪の薬を処方して、その薬で
効果が現れない場合には、インフルエンザの薬を処方するそう。
インフルエンザの薬と言えば、日本ではタミフルの副作用が問題になったが、その友人の話によると村の医者からは
「インフルエンザに直接作用する薬は無い」と説明を受けたそう。しかし、先述のように検査に2週間もかかるのなら
タミフルなどを使うタイミングも逸してしまうかもしれない。
私たちが子供のころは学校でインフルエンザの予防接種の集団接種を受けたが、今、日本では希望者だけが個人で
予防接種を受けるようになった。我が家でも、上の娘が日本の幼稚園に行き始めた際には予防接種を受けたことがあるが、
フランスでは予防接種を受けるのは高齢者か病人くらいのもので、予防接種すらも一般的ではないそう。
幸い我が家の娘たちは症状がそれ程激しくないので、インフルエンザという事は無さそうだが、先週などは上の娘の
25人のクラスで5、6人が休んでいたという事だから、中にはインフルエンザの子供もいるのかもしれない。
面白いのは、フランスでは相当重大な病気が流行した時でなければ学級閉鎖は行われないそうだが、この村の小さな
学校には代理の先生が居ないらしく、先生が何らかの事情で欠席した場合、学校の門に「○組は先生が欠席のため
今日の授業は行われません」という張り紙が張られ、何とも時代遅れな連絡手法で学級閉鎖(?)が行われる。
子供を学校に送ってそのまま仕事に行こうとしていた親は大慌て。どうしようもない場合には、子供たちは同じ学年
または別の学年の違うクラスに預けられ、1年生であれば授業を聞いても訳がわからないので、塗り絵などを渡され
教室の片隅で時間をつぶして過ごすそう。
インフルエンザが重大な病気に含まれるかどうかは分からないが、こんな状況で子供たちがインフルエンザなのか
風邪なのかもはっきりしないのだから、インフルエンザで学級閉鎖という事は現実的にはあり得ないだろう。日本人が
こういった事に敏感になりすぎなのか、発展国にも関わらずフランスではこのような事に無関心なのかは分からないが、
この村でインフルエンザが流行すれば、相当な人数が感染することは間違えないだろう。
頭痛を訴えているので迎えに来てほしいとのことで、すぐに迎えに行った。帰ってきた上の娘とリビングでのんびり
していたら、午後3時に今度は下の娘の幼稚園の先生から電話が掛かってきた。こちらも、熱があるようなので迎えに
来てほしいとのことで、結局今日は2人とも早退してしまった。
昨日Lanasの友達の所に遊びに行った際、下の娘は終始あまり機嫌がよくない状態で、熱が出る前触れだろうかと思って
いたのだが、ふたを開けてみれば、上の娘までもが一緒に体調を崩してしまっていた。クリスマス休暇が終わって
学校が始まった先週から、学校を休んでいる生徒が多いという事は聞いていたが、娘たちにも順番が回ってきたらしい。
かくして、ダンナが日本に出張に行くたびに娘たちが熱を出すと言う、ジンクスのようなものが出来上がりつつある。
症状は2人それぞれで、上の娘は頭痛と微熱。下の娘は38度台の熱と下痢。どちらも最近よく聞く風邪と胃腸炎の症状
だった。ちなみに日本では今、インフルエンザが大流行しているという事だが、友達に聞いたところ、この村の診療所では
インフルエンザの検査に2週間を要するそう。でもさすがに2週間もすればインフルエンザも回復する。では、どのように
インフルエンザに対処しているかと言うと、診療に訪れた患者には取りあえず通常の風邪の薬を処方して、その薬で
効果が現れない場合には、インフルエンザの薬を処方するそう。
インフルエンザの薬と言えば、日本ではタミフルの副作用が問題になったが、その友人の話によると村の医者からは
「インフルエンザに直接作用する薬は無い」と説明を受けたそう。しかし、先述のように検査に2週間もかかるのなら
タミフルなどを使うタイミングも逸してしまうかもしれない。
私たちが子供のころは学校でインフルエンザの予防接種の集団接種を受けたが、今、日本では希望者だけが個人で
予防接種を受けるようになった。我が家でも、上の娘が日本の幼稚園に行き始めた際には予防接種を受けたことがあるが、
フランスでは予防接種を受けるのは高齢者か病人くらいのもので、予防接種すらも一般的ではないそう。
幸い我が家の娘たちは症状がそれ程激しくないので、インフルエンザという事は無さそうだが、先週などは上の娘の
25人のクラスで5、6人が休んでいたという事だから、中にはインフルエンザの子供もいるのかもしれない。
面白いのは、フランスでは相当重大な病気が流行した時でなければ学級閉鎖は行われないそうだが、この村の小さな
学校には代理の先生が居ないらしく、先生が何らかの事情で欠席した場合、学校の門に「○組は先生が欠席のため
今日の授業は行われません」という張り紙が張られ、何とも時代遅れな連絡手法で学級閉鎖(?)が行われる。
子供を学校に送ってそのまま仕事に行こうとしていた親は大慌て。どうしようもない場合には、子供たちは同じ学年
または別の学年の違うクラスに預けられ、1年生であれば授業を聞いても訳がわからないので、塗り絵などを渡され
教室の片隅で時間をつぶして過ごすそう。
インフルエンザが重大な病気に含まれるかどうかは分からないが、こんな状況で子供たちがインフルエンザなのか
風邪なのかもはっきりしないのだから、インフルエンザで学級閉鎖という事は現実的にはあり得ないだろう。日本人が
こういった事に敏感になりすぎなのか、発展国にも関わらずフランスではこのような事に無関心なのかは分からないが、
この村でインフルエンザが流行すれば、相当な人数が感染することは間違えないだろう。