さて、フランスでは医者にかかるのが難しい(時間が掛かる)という事を、フランスの医療 ー その1で
お話ししたが、これには複雑な医師不足の事情があるらしい。まず、フランスの医者の25%は
外国で医師免許を取得した人だということ。外国で免許を取得しようが、医師本人が外国人だろうが、
その技術が問題なのだろうが、EU加盟国でEU圏内の外国人医師が自由に出入りできることや、
植民地時代にフランスの支配下に . . . 本文を読む
フランスに住んでいて日本との違いに気づくことは多いが、中でも顕著なのが医療事情。
日本もフランスも長寿大国なので医療技術という面では大きな違いはないのだろう。
しかし、日常生活でお世話になる程度の医療というと、そのシステムに大きな違いが見られる。
まず注目したいのは、日本でも導入の話がある「ホームドクター制度」が取り入れられて
いる事。眼科、歯科以外の受診は先ず最寄りのホームドクターを訪問しなけ . . . 本文を読む
新しいお隣さんが越してきた。その名も「青木さん」。小さなご夫婦で、今、卵を温めている
真っ最中と思われる。
青木さんはアオガラと呼ばれる、シジュウカラ、ヒガラと同じカラ類に属する体長11-12cmの
スズメより一回り小さな鳥で、ヨーロッパ、北アフリカに分布する小鳥だ。もちろん、
青木さんは私たちが付けた名前だが、2、3週間前から庭のサクランボの木に付けた、娘たちの
手作りの巣箱の中にコケなどをせっ . . . 本文を読む
春!と言えば、ワラビ採り。日本にいた時から私には欠かせない春の行事の一つだ。
サラン・レ・バンに引越す前に住んでいた、ここから300kmほど南下した
ドローム県(Drôme)では山に入ってもワラビを見かけることはなく、フランスには
ワラビが無いのだろうと思っていた。
しかし、昨年フランスの大西洋岸にあるバスク地方に行った際、偶然ワラビを見つけ
フランスにもワラビがあることがわかった。そこで 改めて . . . 本文を読む
4月9日から25日まで、娘たちは春休み。そのちょうどなか日に当たる4月18日の月曜日、
友達から「娘たちを連れて、牧場を見にこないか?」とのお誘いがあった。元はと言えば
1ヶ月以上前に、「機会があったら娘たちを連れて牧場見学に行ってもいいか?」と
私がお願いしたのだが、たまたま有給をとって、午後時間が空いたという事で私の
お願いを思い出してくれたらしい。もちろん、すぐさまOKの返事をして、待ち合わ . . . 本文を読む