日本・フランス・アメリカ 3つの国をくらべてみたら

アメリカでの生活を中心に、6年半暮らしたフランスや母国日本との違いに触れながら、気の向くままに書いていきます。

トレーラーハウス

2019-11-07 21:05:00 | 生活
日本の家は小さいと言われるが、アメリカにも小さい家に住んでいる人はたくさんいる。例えば、トレーラーハウスは小さい家の代表。文字通り、トレーラーとして車で運ぶことができるのだが、移動することを目的とせず、普通に住まいとしてトレーラーハウスに住んでいる人も多い。値段は200万円くらいからあり、ダブルサイズのベッドがぎりぎり置けるくらいの小さな寝室が1つか2つ。共用スペースには小さなキッチンとソファが置けるスペース、そしてシャワールームとトイレが付いているのが一般的なスタイル。

フランスではトレーラーハウスをバンガローの代わりにキャンプ場などに置いて、休暇を過ごす人たちに提供することはあったが、トレーラーハウスに住んでいる人を見かけることはなかった。しかし、アメリカではトレーラーハウスはもっと一般的で、例えば、私の住んでいる人口3万人の街でもトレーラーハウスを良く見かける。普通はトレーラーハウスは同じ住宅地に固まって建てられる。恐らく、立派な家が立ち並ぶ住宅地にトレーラーハウスを建てることはできないだろう。普通の家に比べたら10分の1以下の値段で購入できることや、家の広さという点からみると、決してお金持ちが住んでいるとは思えないが、家の前にボートが置いてある家が何軒も見えた。どこにお金を掛けるかは人それぞれという事だろう。

今、私の住んでいる街は近くに軍隊のサイバーセキュリティーセンターができたり、原子力研究所があったりで、人口が増えている。それに伴い、郊外などに何百件もの新築の家を建てているが、それでもトレーラーハウスに住んでいる人はたくさんいる。大きな街に行けば、スラム街などにもっと大変な住生活を強いられている人はたくさんいるだろう。アメリカはいい国だと思うが「お金を持っていたら」という条件付きだ。先日郊外の住宅地について記事と動画を投稿したが、こんな田舎の街の中でも貧富の差のコントラストははっきりとしている。どちらが幸せかとは言えないものの、日本のようにほとんどの人が中級階級の国とは違うなと感じる。



↓アメリカの郊外の住宅地





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