雨と挿し木

フランスには梅雨が無い。日本でも、北海道や小笠原には無いそうだが、そもそも梅雨とは
東アジア独特のものだそうで、“雨季”と比べるとそれ程雨脚の強くない雨や曇天が長期に
渡って続くのが特徴らしい

私の住んでいるこの地域では、春と秋に雨が多く、夏と冬は乾燥しているという話だ。そして、
先週久々の雨に喜んでいたら、これが春の雨の始まりだったのか、今週の天気予報はずっと雨マーク。
雨マークでも、1日中雨が降るわけではなく、曇ったり、晴れたり、雨が降ったりと言う感じではあるが、
気温がだいぶ下がった。

雨が降り始める前は連日25℃以上あった気温が、今は20度に届かず、また暖房を使っている。
果物の花が、関東の桜より2、3週間早く満開になったので、どんどん畑に種を蒔いていたのだが、
ここに来て気温が下がり、芽が出るのに時間が掛かっているようだ

そして、雨と言えば挿し木。日本でも梅雨や秋の雨が降る時期に挿し木をすると良いらしいが、
こちらには梅雨が無いので、今がチャンスかも！と庭に生えているラベンダーを挿し木してみることにした。

日本では北海道の富良野がラベンダーで有名だが、原産地は地中海沿岸でこの辺りのようだ。
原発のある、隣町のMontelimar（モンテリマール）もラベンダーで有名な町で、至る所にラベンダー畑が
広がっている。

ゲートから家に来るまでの緩い上り坂の横に植えてあるラベンダー↓


オリーブの木の下に挿し木してみた↓


以前、埼玉に住んでいた時、近所の友人がかなり無造作に挿した挿し木からいくつも株を増やしていたが、
これはうまく行くかな？うまく行けば、1、2か月で発根するらしいので、結果は後日報告します。