初登校

長かった夏休みも昨日で終わり、娘たちは今日から揃って幼稚園と小学校に行った。
小学校から何らかのお知らせがあるのでは、と思っていたが、結局入学式の案内どころか、プリントの1枚も配られることなく、
新生活が始まった。

朝は、皆9時頃に登校していたから9時までに行けばいいんだよね。2クラスあるって言っていたけれど、クラス発表はいつあるんだろうね。
何か持って行くものはあるのかな？などなど、分からないことばかりだったけれど、私は下の娘を連れて幼稚園へ、ダンナは上の娘を
連れて幼稚園とは公民館と図書館を挟んで隣り合わせの小学校へ行った。

幼稚園の方は、先日まで上の娘の担任だった先生が新たに下の娘の担任の先生になった。この先生は英語も話せるし、全く言葉が
出来なかった上の娘とも、とても上手にコミュニケーションを取って、色々な課題にも取り組ませてくれたので、とても安心した。
年少のころは幼稚園に通い始めた頃や、休み明けなどに「幼稚園に行きたくない！」と言って私たちを困らせた下の娘も、今日から
年中さんだと、張り切って幼稚園に行ってくれた。

下の娘を幼稚園に送ったその足で上の娘の小学校に寄ると、どうやら校門の前にクラス発表の用紙が貼られているらしく、沢山の人が
掲示板を覗きこんでいた。上の娘とダンナの姿を探したけれど、既に校舎に入ったらしく見当たらなかったので、私も校門をくぐって
夏休み中サマーキャンプが行われていた校庭から、どの教室に行けばいいのかと様子を見ていると、一つの教室の窓にこっちに向かって
手を振るダンナの姿を発見。

早速その教室に行くと、上の娘は他の生徒と一緒にもう決められた席に着いており、机の上に置かれたノートやら文房具を眺めたり、
幼稚園の時からのお友達に挨拶をしたりしていた。保護者は授業参観のように、教室の後ろに並んで様子を見ていたので、私も
もう仕事に行くと言うダンナとバトンタッチして、教室の後ろに並んだ。

しばらくして全員が揃うと、先生から連絡帳などについて、5分ほど簡単な説明があり、保護者はそれで解散。入学式のセレモニーが
あるわけでもなく、いとも簡単に小学校生活がスタートしてしまった。

小学校も幼稚園も、下校の時間は4時半で一緒。初日だったけれど、小学校も幼稚園も午前授業ではなく、初日から給食ありのフルタイム。夕方迎えに行くと、下の娘も上の娘も余裕の表情で、「楽しかった！」と口々に言っていた。上の娘は初日からさっそく授業があったそう。
定規を使って、同じ色、同じ形の印を線で繋いだりしたそう。算数かな？

1年生は2クラスあるのだが、上の娘のクラス（20数人くらいかな？）には、他の幼稚園から来た人は2、3人だけで、あとは皆幼稚園からの
お友達や顔見知りばかり。朝、教室でずっとお母さんの方を見て泣いていた女の子が1人居たのだが、その子は違う幼稚園から来た子
だった。上の娘は場所は変わったものの、友達と一緒だったので余裕があった様子。

先生の気遣いか、教室での席も教卓の真ん前の席で、「先生は○○（自分の事）にすごく優しかったよ」と言っていたので安心した。
少しはフランス語も分かるようになってきたが、まだまだ他の子供たちのレベルには程遠く、もうしばらくは新しく始まる勉強以外にも
色々と大変なことがあると思われる。

私自身も、ダンナが帰った後に先生の説明を聞いてきたけれど、全くちんぷんかんぷんだった。それでも、私にも数人友達と呼べる
お母さんたちが居たので、彼女たちが後で説明してあげるね、などと言ってくれ、とても助かった。

そんなこんなで、上の娘の小学校生活と、下の娘の年中さん生活は順調にスタートを切ることができた。