手巻き寿司パーティー

土曜日の今日は、Valence（バランス）に住む、ダンナのもと同僚の家に遊びに行ってきた。
前々から、Valenceに新鮮な魚を買える魚屋があるから、そこで魚を買って手巻き寿司パーティーをやろうという話が
あり、今日はValenceで毎週土曜日に行われる朝市を見に行きながら魚を買う予定で出かけた。

朝市は、観光目的の市場ではなく、そこに住んでいる人たちの生活のための朝市で、新鮮な野菜や果物、地元の特産品
などを扱った露店が沢山並んで活気にあふれていた。



コーラス隊も居て、良い雰囲気↓


話題の魚屋は市場の隣で、日本の魚屋さんの様な感じ↓


魚屋という事だったが、カモ、七面鳥、鶏、豚、牛などの肉類も扱っていて、まだ羽の付いた生きていた時そのままの
頭に毛がむしられた体の付いたカモなどが売られていて、とてもグロテスクだった。ダンナなどは、小さいころから
お母さんが目の前で鶏を絞めて料理したりしていたとの事で、鳥なんだから頭が付いているのは当たり前、と思える
らしいのだが、スーパーでパックに入った肉しか見ずに育った私としては、自分が生きていた動物を食べているという
実感を感じさせるような、こんな姿を目の当たりにすると、ちょっと当惑してしまう。

刺身で食べられると言うマグロなどを購入して、同僚の家にお邪魔した。焼き魚にしようと、尾頭付きの魚も買ったのだが、
日本のコンロには当たり前のように付いている魚焼き機がこちらにはないので、オーブンでオリーブオイル、ニンニク、
ローズマリー、塩、こしょうなどをかけて焼くことにした。

フランスには『tartare de saumon（サーモンのタルタル）』という、生のサーモンを細かく切って、ライムでマリネし、
エシャロットなどの薬味などと混ぜて食べる料理があって、今日は同僚の旦那さんが、そのタルタルを作ってくれた。
私は牛肉のタルタルは食べたことがあったのだが、サーモンのタルタルを食べるのは今日が初めて。とても
おいしかったので、家でも作ってみたいのだが、どこでも新鮮なサーモンを買えるわけではないので、ちょっと注意が必要。

スーパーなどでは良くパック詰めの寿司を見かけるのだが、賞味期限が4日もある。こんなに賞味期限の長い寿司を
食べる勇気は私には無いなぁ、といつも横目で見るだけで購入したことは無い。

と言うわけで、今日は、サーモンのタルタル、手巻き寿司、焼き魚、サラダと言うメニューで皆でお昼ご飯を食べ、
楽しい時間を過ごすことができた。