誕生日の今日、食べることが何より大好きな私のために、ダンナがフレンチレストランに連れて行ってくれた。
数週間前から、今日は予定を入れないでねと言われていたのだが、特別なレストランだから、娘たちもダンナの会社の
同僚に預かってもらえるようにと手配するという念の入れよう。
娘たちをどちらかの実家でもない所に預けて2人で出かけるなんて、ちょっと良心の呵責はあったものの、せっかくダンナが
色々と手配してくれたようなので、娘たちにすまないと思いながらも出かけることにした。
連れて行ってもらったのは、Valence(バランス)にある『Maison Pic(メゾン・ピック)』というホテルなども経営している
している老舗中の老舗レストラン。現在はAnne-Sophie Picさんという女性シェフがオーナーを務めており、祖父、父、彼女の
3代に渡って100年以上の創業歴を持つこのレストラン、3代に渡ってミシュランの3つ星を獲得している事でも有名。
彼女の父が急逝した後しばらくは2つ星に降格していたが、2007年に彼女が3つ星を奪還した際には、史上4人目となる女流
シェフの56年ぶりの3つ星獲得という事でも話題になったらしい。
まあまあ、そんなことは知らされずにValenceに連れて行かれ、「ここだよ」と車を下された。何だかやけに星の数の多い
(5つ星)ホテルのレセプションを、場違いなんじゃないかなぁ?と思いつつ通り抜け、迷路のような廊下を通って方向感覚を
失いながら案内された席についた。
ちょっと緊張しながら渡されたメニューを見ると、コース料理が2種類と、前菜が5、6種類、メインの魚料理(海老も含む)が
3種類と肉料理が4種類、デザートが6、7種類ほどと、品数は思ったより少なめだった。こんないいレストランで食事をする機会は
なかなか無いことだからと時間を掛けて選んでいると、「アペリティフのワインはいかがですか?」と聞かれ、自分たちの好みを
言って、ウェイターさんにお勧めのワインを教えてもらった。
すぐにアペリティフが運ばれてくると同時に、日本のお通しのような感覚で、1つ目の前菜も運ばれてきた。結局コースではなく
自分好みの料理を選ぶことにして、注文を済ませた。
このレストランでは、自分で注文する前菜のほかに、もう2種類くらいの前菜が出てくるし、デザートも、注文したもののほかに
もう2品出てきた。
私は前菜にアーティチョークとトリュフ、メインにラム肉、デザートにフランボワーズのムースのようなものを頼んだ。
料理はもちろん、申し分なくおいしかった。印象に残ったのは、前菜に“きなこ”のような味のものが出たり、抹茶のソースが
掛けてあったり、ちょっと和風な味を取り入れている事。また、どの料理もソースなど、材料に何が使われているのか想像がつかない
複雑な味で、私が家で作っている料理はこのレストランの下味の段階にも届かないようなものだなぁ、と感じた。
そして、何より印象に残ったのは、沢山のウェイターやウエイトレスのサービスがとても素晴らしかったこと。絶妙なタイミングで
運ばれてくる料理、複数のウェイターがダンナと私にサービスする際の息の合った動き、入れ替わり立ち代り複数のウェイターが
やってくるのに、一度「今日はワインは飲まない」、「私は炭酸水で、妻はガス抜きの水」と言ったら、それは全てのウェイターに
伝達されていて、同じことを何度も聞かれることもない。そして、場違いな高級レストランに来て緊張している私の気分をほぐして
くれるような、やさいしい笑顔と気配り。こういうのを“プロの仕事”と言うんだろうなぁ、と感心することしきりだった。
最後には、ダンナが「妻の誕生日なので」と予約してくれたらしく、バースディケーキのサプライズまで用意されていた。
途中、ダンナが、注文したフルーティーな味のソースをかけたメインの魚料理を食べているときに、「私はやっぱりこういう味より、
居酒屋のホッケの方がおいしいなぁ」と言ったのには笑ってしまったが、一般庶民の私にとってこんな経験は、一生に一度あるか
どうかのことで、とても良い誕生日を過ごさせてもらった。
色々と手配してレストランに連れて行ってくれたダンナにも、会社の同僚の家で留守番をしていてくれた娘たちにも、感謝、感謝!
お通しとアペリティフが運ばれてきたが、実は目の前にある真ん中の盛り上がった皿のようなものが何なのか分からず当惑気味・・・↓
結局この皿はすぐに下げられて、料理が乗せられることはなかった。何だったんだアレは!?
ダンナと私が頼んだメイン料理の魚(左)とラム(右)↓
あやしい笑顔のダンナ↓
食後のチーズはとても種類が豊富で、どうやって選べばよいか分からないほど↓
デーザートの前のデーザート2種↓
注文した本物のデザート↓
サプライズのケーキにご満悦↓
このレストランと同じ通りに、オーナーのAnne-Sophie Picさんプロデュースのキッチン用品のお店があり、そこで買ってもらった
カップに引っ掛けられるハート形の砂糖↓
数週間前から、今日は予定を入れないでねと言われていたのだが、特別なレストランだから、娘たちもダンナの会社の
同僚に預かってもらえるようにと手配するという念の入れよう。
娘たちをどちらかの実家でもない所に預けて2人で出かけるなんて、ちょっと良心の呵責はあったものの、せっかくダンナが
色々と手配してくれたようなので、娘たちにすまないと思いながらも出かけることにした。
連れて行ってもらったのは、Valence(バランス)にある『Maison Pic(メゾン・ピック)』というホテルなども経営している
している老舗中の老舗レストラン。現在はAnne-Sophie Picさんという女性シェフがオーナーを務めており、祖父、父、彼女の
3代に渡って100年以上の創業歴を持つこのレストラン、3代に渡ってミシュランの3つ星を獲得している事でも有名。
彼女の父が急逝した後しばらくは2つ星に降格していたが、2007年に彼女が3つ星を奪還した際には、史上4人目となる女流
シェフの56年ぶりの3つ星獲得という事でも話題になったらしい。
まあまあ、そんなことは知らされずにValenceに連れて行かれ、「ここだよ」と車を下された。何だかやけに星の数の多い
(5つ星)ホテルのレセプションを、場違いなんじゃないかなぁ?と思いつつ通り抜け、迷路のような廊下を通って方向感覚を
失いながら案内された席についた。
ちょっと緊張しながら渡されたメニューを見ると、コース料理が2種類と、前菜が5、6種類、メインの魚料理(海老も含む)が
3種類と肉料理が4種類、デザートが6、7種類ほどと、品数は思ったより少なめだった。こんないいレストランで食事をする機会は
なかなか無いことだからと時間を掛けて選んでいると、「アペリティフのワインはいかがですか?」と聞かれ、自分たちの好みを
言って、ウェイターさんにお勧めのワインを教えてもらった。
すぐにアペリティフが運ばれてくると同時に、日本のお通しのような感覚で、1つ目の前菜も運ばれてきた。結局コースではなく
自分好みの料理を選ぶことにして、注文を済ませた。
このレストランでは、自分で注文する前菜のほかに、もう2種類くらいの前菜が出てくるし、デザートも、注文したもののほかに
もう2品出てきた。
私は前菜にアーティチョークとトリュフ、メインにラム肉、デザートにフランボワーズのムースのようなものを頼んだ。
料理はもちろん、申し分なくおいしかった。印象に残ったのは、前菜に“きなこ”のような味のものが出たり、抹茶のソースが
掛けてあったり、ちょっと和風な味を取り入れている事。また、どの料理もソースなど、材料に何が使われているのか想像がつかない
複雑な味で、私が家で作っている料理はこのレストランの下味の段階にも届かないようなものだなぁ、と感じた。
そして、何より印象に残ったのは、沢山のウェイターやウエイトレスのサービスがとても素晴らしかったこと。絶妙なタイミングで
運ばれてくる料理、複数のウェイターがダンナと私にサービスする際の息の合った動き、入れ替わり立ち代り複数のウェイターが
やってくるのに、一度「今日はワインは飲まない」、「私は炭酸水で、妻はガス抜きの水」と言ったら、それは全てのウェイターに
伝達されていて、同じことを何度も聞かれることもない。そして、場違いな高級レストランに来て緊張している私の気分をほぐして
くれるような、やさいしい笑顔と気配り。こういうのを“プロの仕事”と言うんだろうなぁ、と感心することしきりだった。
最後には、ダンナが「妻の誕生日なので」と予約してくれたらしく、バースディケーキのサプライズまで用意されていた。
途中、ダンナが、注文したフルーティーな味のソースをかけたメインの魚料理を食べているときに、「私はやっぱりこういう味より、
居酒屋のホッケの方がおいしいなぁ」と言ったのには笑ってしまったが、一般庶民の私にとってこんな経験は、一生に一度あるか
どうかのことで、とても良い誕生日を過ごさせてもらった。
色々と手配してレストランに連れて行ってくれたダンナにも、会社の同僚の家で留守番をしていてくれた娘たちにも、感謝、感謝!
お通しとアペリティフが運ばれてきたが、実は目の前にある真ん中の盛り上がった皿のようなものが何なのか分からず当惑気味・・・↓
結局この皿はすぐに下げられて、料理が乗せられることはなかった。何だったんだアレは!?
ダンナと私が頼んだメイン料理の魚(左)とラム(右)↓
あやしい笑顔のダンナ↓
食後のチーズはとても種類が豊富で、どうやって選べばよいか分からないほど↓
デーザートの前のデーザート2種↓
注文した本物のデザート↓
サプライズのケーキにご満悦↓
このレストランと同じ通りに、オーナーのAnne-Sophie Picさんプロデュースのキッチン用品のお店があり、そこで買ってもらった
カップに引っ掛けられるハート形の砂糖↓
リーズナブルなお値段で、多彩な美味しいものが食べられ、美味しいお酒が飲めると。
で良いのかな~
ドレスアップがセレブみたい!
下川崎での、デニムかバレーのジャージのイメージくつがえしましたねwww
旦那様ステキ!嬉しいサプライズだね!
お酒と料理をじっくり時間を掛けて味わえる居酒屋は最高!
チェーン店などでは写真付きのメニューがあるのも外国人はありがたいかもしれませんね。
果たして、ホッケの写真を見て注文したくなるのかどうかは別として・・・
birdupさんも、6月生まれですね。おめでとうございます
でもやっぱりジャージが楽なんだよね~
何はともあれ、ありがとうございます。
連絡の取れない奥様にも、お誕生日おめでとう、と伝えてください
確か、娘さんも6月生まれだったよね。おめでとう、と伝えてね