「父の死刑は執行すべき」苦悩する松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の四女

2015-03-17 | オウム真理教事件
〈来栖の独白〉オウム事件高橋克也被告の公判報道を見ていて感じるのは、「これがオウムの最後の裁判だから、批判の出ないよう、徹底的に審理しよう、証人もありったけの死刑囚を呼んで喋りたいことを喋らせよう。総決算だ」という裁判所の姿勢だ。無論、「形」「恰好」だ。 トントンと最高裁までいって確定するだろう。確定さえすれば、早期に古い確定囚から死刑執行されるのではないか。松本智津夫死刑囚、宮前(旧姓岡崎)一明死刑囚あたりか。 確定死刑囚だからといって、全員同日にはできにくいのではないか。オウムの死刑囚は多数であるうえ、東京拘置所という一行刑施設に収監されている。 また、中川智正死刑囚、土谷正実死刑囚といったサリンの専門家については、法務省も慎重になるかもしれない。米国のテロ防止対策関係者が、サリン事件の真相に迫るため繰り返し接見している。(*) 松本智津夫死刑囚については、本来は死刑執行できる状態ではない。病人だが、東京拘置所は病人とは扱っていないようだ。少なくとも表向きは、いつでも死刑執行可能な「常人」と位置付けている。 近年、オウムの後継団体の信者が増加しているという。松本智津夫死刑囚が刑執行されたなら、彼らにとって麻原彰晃元教祖の死は「殉死」「殉教」ということになる。何か、起きるかもしれない。 . . . 本文を読む