人間には性別の前に個人が在るんだよ。それに勝る仕切りはないはずなんだけどね 『緋の河』 2018/10/2

2018-10-04 | 日録
緋の河<268> 桜木紫乃作 赤津ミワコ画2018/10/1 中日新聞 夕刊 <あらすじ> 昭和三十四年、秀男は釧路を出て札幌のゲイバー「みや美」に戻った。一年後には看板ゲイボーイになったが、喧嘩が原因でバーテンダーの次郎を伴って出奔。道内を転々とし、札幌に戻って「みや美」の姉妹店「ペガサス」で働く。店のホステスと浮気した次郎との別れ際、浮気相手の女に偽物と罵られた秀男は涙を流す。 「 . . . 本文を読む