元法務教官に実刑判決＝広島少年院暴行事件－地裁
12月15日11時57分配信 時事通信
広島少年院で収容少年に暴行したとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われた元法務教官松本大輔被告（29）の判決公判が15日、広島地裁であった。伊名波宏仁裁判長は「粗暴かつ陰湿で極めて悪質な犯行。少年らの更生や心身の成長に深刻な影響を及ぼした」として、懲役1年4月（求刑懲役2年）を言い渡した。
伊名波裁判長は、少年院の幹部らが、教官らによる暴行の具体的事実を認識しながら、報告や十分な調査を行わなかったとして、「組織の構造的な問題の中で行われたと言うこともできる」と指摘。一方で同被告の暴力は「教育目的から大きく逸脱した動機に基づく言語道断の犯行」と述べた。
判決によると、松本被告は昨年11月～今年2月、単独またはほかの教官と共謀し、収容少年におむつをはかせてほかの少年に見せ付けるなど、計8人に暴行した。
◎上記事は[JIJI.COM]からの転載・引用です
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◇ 「少年矯正を考える有識者会議」を設置 暴行事件などで…法務省 2009-12-11
◆ 広島少年院暴行 広島地裁 2009-10-28
◆ 広島少年院暴行を地検捜査、教官４人関与か…オムツ強制も 2009-05-16