ソニー・米グーグルが提携

2010-05-21 | 社会
ソニー・米グーグルが提携、インターネットTVを米国発売へ
2010年 05月 21日 14:47[サンフランシスコ/東京 21日 ロイター]
 ソニーと米グーグルは20日(日本時間21日)、映像・情報端末の開発で提携したと発表した。ソニーは第一弾として、グーグルが開発したテレビ向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を活用したインターネットテレビを2010年秋をめどに米国で発売する。
 ソニーが発売するのは「ソニーインターネットTV」で、ブルーレイディスクドライブを組み込んだ型を含めて2機種。グーグルが、ソニーとインテルと共同開発した「グーグルTV」を製品化するもので、インテルがCPU(中央演算処理装置)「アトム」を提供するとともに、ソニーが機器の製造を担当する。衛星テレビ放送のディッシュ・ネットワークもコンテンツ提供で参加し、グーグルTVとして一体化する。米国での販売はベストバイから販売し、順次、販路を広げていく。
 今後もソニーは、グーグルのアンドロイドOSを採用したAV機器や情報端末を開発していく。すでにソニーでは、グーグルのアンドロイドを搭載した高機能携帯電話(スマートフォン)「Xperia(エクスペリア)」をグループの携帯会社のソニー・エリクソンが開発している。
 またソニーは、AV機器をネットワークで結び、映画や音楽などのコンテンツを配信するオンラインサービスを拡充しているが、今回のグーグルTVをオンラインサービスの対応機器として組み入れることも検討する。グーグルとの提携を通じて、ソニーのネットワークサービスの強化も図りたい考え。
 グーグルは、テレビとインターネットの融合を目指し、テレビ広告事業への参入を図る。インターネット形式の検索ボックスを組み入れ、ビデオを含む情報をテレビでも検索できるようにする狙い。インターネット広告事業で、テレビ広告は魅力的な市場となっている。
 グーグルプロジェクトのシニア製品マネジャー、リシ・チャンドラ氏は「ビデオは家庭にある最も大きく明るい画面で見るべきで、それはテレビだ。PCでも電話でもない」と述べた。(ロイター日本語ニュース 村井令二)

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