ホンダ、2009年3月期の連結決算、純利益が前期比87%減。上場会社が決算を発表する兜クラブ

2009-01-31 | 社会

ホンダ、今期黒字を確保 純利益87%減に下方修正
 ホンダは30日、2009年3月期の連結決算(米国会計基準)で、最終的なもうけを示す純利益が前期比87%減の800億円になる見通しだと発表した。日米欧の自動車販売の失速や急激な円高が響き、従来予想を1050億円下回る。ただアジアでの二輪車販売の好調が支えとなってトヨタ自動車や日産自動車の赤字転落が見込まれる中でも黒字を確保。逆風下での抵抗力を示した。
 売上高は16%減の10兆1000億円、本業のもうけを示す営業利益は予想を400億円下回る85%減の1400億円になる見通し。自動車の世界販売を前期比10%減の352万5000台に下方修正した。販売減などで2160億円の減益要因が発生。円高も2820億円の減益要因となる。(日経 30日22:09)
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新S「編集局から」
朝日新聞 不況の嵐が吹き荒れています。30日も日立が7000億円の赤字転落をしたかと思えば、NECは2万人の人員削減に追い込まれました。新車販売、輸出、完全失業率など12月の経済指標も軒並み悪化です。雇用問題について息長く追っていくため、社会面でキャンペーン「雇用ショック」を始めました。これから春に向けて春闘や新卒者の採用など雇用関連の動きも続きます。働く者を守るために新聞が何をできるか。考えながら報道していきます。(地)
日本経済新聞 上場会社が決算を発表する兜クラブ。記者が食事もとらずにひたすら原稿を書く1日が3カ月に1度やってきます。30日は約360社が昨年10—12月期の業績を発表したのですが、リーマンショック後の経済急変を反映して赤字転落が続出。日立製作所は製造業として過去最大の通期7000億円の最終赤字の見通しです。その一方、暴風雨の自動車業界でホンダが黒字維持の見通しを示したのも「ニュース」です。粘り腰の経営の秘密を3面で展開しました。(田)


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