秋葉原事件・加藤智大死刑囚の父「10年という節目の数字に意味ない」2018.6.29

2018-06-30 | 秋葉原無差別殺傷事件

秋葉原事件・加藤智大の父「10年という節目の数字に意味ない」
2018.06.29 07:00
【秋葉原通り魔事件で家族の人生も崩壊した】
 児童虐待など「親の資格」を問われるような事件が頻発する一方で、子供の罪に向き合い、極限の生活をしている親がいる。10年前に秋葉原通り魔事件を起こした加藤智大死刑囚(35才)の父親(60才)である。
  青森県青森市の閑静な住宅街の中で、事件発生以来引っ越すこともなく暮らしている加藤死刑囚の父。
 「近所づきあいが一切なく、話すこともない」
 「夜でも電気すらつけていない。本当に生きているのかと思うこともある」
 「ろうそくを灯して生活しているらしい」
  近隣住人がこう口を揃えるように、他者とかかわらずに生きることを選んだ父親は、地域内ではいまだ“異質の存在”として浮いていた。
 「でも、そうやって社会から離れつつ、町内会費だけはちゃんと納めてくれるんです。せめてもの償いなのでしょうか…」(近隣住人)
  加藤死刑囚の弟は2014年に自殺し、母親は事件後に入院した。事件を境に、文字通り崩壊した家族の人生。仕事から帰宅した父親に話を聞いた。
──事件から10年という節目を迎えました。
 「とくにお話しすることはありません。誰にも、なにも、話さないように暮らしていますので」
──どのような思いで事件当日を迎えましたか?
 「いや、なにも…」
──昨今、同じような連続殺傷事件も起きています。
 「…」
  うつむきながら沈黙する父親だが、次の質問を向けると、応対が変わった。
──10年経って、今でも事件を思い出すことはありますか?
 「…10年って、みなさんはそうやって節目、節目、と言いたがりますよね。でもね、私にとって10年経った、などという数字はなんの意味もないんです。私だけでなく、被害者のかたがたも含めて」
──今年はとくにそういった報道が多かったですが?
 「いえ、新聞やテレビなどの報道は、一切なにも見ないようにしています」
──息子さんとはお会いしていないのですか?
 「会っていないです」
──それはなぜ?
 「…」
──弁護団とも会っていないのですか?
 「はい、会っていません」
  そう話すと、頭を下げて自宅に戻っていった。呪いたくなるほど重い運命を背負いながら、それでも生きる親の姿がそこにあった。
 ※女性セブン2018年7月12日号

 ◎上記事は[NEWS ポストセブン]からの転載・引用です
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「秋葉原通り魔事件」そして犯人(加藤智大被告)の弟は自殺した 『週刊現代』2014年4月26日号 齋藤剛記者 
秋葉原17人殺傷事件 第16回(2010.7.27 東京地裁) 加藤智大被告人の父母に対する証人尋問要旨
「秋葉原無差別殺傷事件」加藤智大被告 母親との関係〈母親に対する証人尋問 2010.7.8.要旨〉 
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〈来栖の独白〉この世は、過ちを犯した者の「更生」を許さない。 『心にナイフをしのばせて』
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