「目には目を」両目失明させた男に、左目失明の刑執行 イラン 2015/3/3

2015-03-06 | 死刑/重刑(国際)

「目には目を」両目失明させた男、左目失明の刑
 讀賣新聞 2015年03月06日 07時24分
 【テヘラン=酒井圭吾】イラン司法当局は3日、被害者の両目を失明させ、傷害罪で収監された男に対し、左目を手術で失明させる刑を執行した。
 イスラム教の聖典コーランの「目には目を 歯に歯を」を実践したものだ。地元報道によると、失明させる刑は1979年のイスラム革命後初めてという。男が被害者に賠償金を支払わなければ、右目も失明させるという。
 地元紙シャルグなどによると、男は2009年、バイクを運転しながら強酸をまき散らし、タクシー運転手の両目を失明させた。イランでは、恨みを晴らす目的などで強酸をかける事件が頻発しており、司法当局関係者は「今回の刑は、強酸攻撃への警告ではないか」と指摘している。
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レビ記24章15~23
  あなたはまたイスラエルの人々に言いなさい、『だれでも、その神をのろう者は、その罪を負わなければならない。
  主の名を汚す者は必ず殺されるであろう。全会衆は必ず彼を石で撃たなければならない。他国の者でも、この国に生れた者でも、主の名を汚すときは殺されなければならない。
  だれでも、人を撃ち殺した者は、必ず殺されなければならない。
  獣を撃ち殺した者は、獣をもってその獣を償わなければならない。
  もし人が隣人に傷を負わせるなら、その人は自分がしたように自分にされなければならない。
  すなわち、骨折には骨折、目には目、歯には歯をもって、人に傷を負わせたように、自分にもされなければならない。
  獣を撃ち殺した者はそれを償い、人を撃ち殺した者は殺されなければならない。
  他国の者にも、この国に生れた者にも、あなたがたは同一のおきてを用いなければならない。わたしはあなたがたの神、主だからである』」。
  モーセがイスラエルの人々に向かい、「あの、のろいごとを言った者を宿営の外に引き出し、石で撃て」と命じたので、イスラエルの人々は、主がモーセに命じられたようにした。

マタイによる福音書5、38~
 目には目を、歯には歯をと命じられている。
 しかし、わたしは云っておく。悪人に手向かってはならない。
 だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。
 あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。(略)
 求める者には与えなさい。
 あなたがたも聞いているとおり、「隣人を愛し、敵を憎め」と命じられている。
 しかし、わたしは云っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。
 父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。
 自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。(略)
 あなたがたの天の父が完全であるように、あなたがたも完全な者となりなさい。

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